TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム
WRC 第7戦 ラリー・エストニア
勝田貴元、難関ラリー・エストニアで総合5位を獲得
概要/Outline
エンドレスがブレーキパーツの供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、7月14日(木)から17日(日)にかけて、エストニアのタルトゥを中心に開催された、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦「ラリー・エストニア」に、コ・ドライバーのアーロン・ジョンストンと共に出場。降雨で非常に困難なコンディションとなった超高速グラベル(未舗装路)ラリーをしっかりと戦い抜き、総合5位でフィニッシュしました。

勝田は、これまでにWRC開催ではない年のイベントも含めると、ラリー・エストニアには4回の出場経験がありましたが、様々な理由によりまだ一度も完走したことがありませんでした。昨年は序盤総合3位につけながらも、ジャンプの着地の衝撃で当時のコ・ドライバーが首に違和感を覚え、大事をとってリタイアを選択するなど、速さを結果として残すことができませんでした。

勝田にとって5回目のチャレンジとなる今年は、オープニングステージで7番手タイムを記録。15日金曜日のデイ2は、トリッキーな路面コンディションで自信を持って走ることができず、確実性を重視したアプローチでステージを走行。終盤にかけてペースを上げ、総合7位につけました。16日土曜日のデイ3はさらにペースが良くなり、5番手タイムを2回記録。総合5位に順位を上げました。そして迎えた最終日17日の日曜日は、SS20とSS23で3番手タイムを記録。どちらも同じステージでしたが、SS20はドライ、SS23はウェットとコンディションは大きく異なり、勝田は濡れて滑りやすくなった路面でも自信を持って攻めました。そして、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージでは、5番手タイムをマーク。総合5位フィニッシュで獲得した10ポイントに、ボーナスの1ポイントを加算し、ポジティブに難関ラリーを締めくくりました。

これで、開幕から7戦連続で総合8位以上の成績を残し、7戦連続でポイントを獲得。全ラリーでポイントを獲得しているのは勝田以外では選手権をリードする僚友カッレ・ロバンペラのみであり、今シーズンの勝田は安定した走りを継続しています。

次戦は、8月4日から7日にかけてフィンランドのユバスキュラを中心に開催される「ラリー・フィンランド」です。超高速グラベル(未舗装路)イベントであるフィンランドは、現在フィンランドに住む勝田にとって第2のホームラリーといえる一戦です。8戦連続のポイント獲得と今季2度目の表彰台を願って、全力で応援してまいります。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

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