WRC 第5戦ラリー・イタリア サルディニア
過酷なグラベルラリーを戦い抜いたロバンペラが総合5位でフィニッシュ
ドライバー選手権首位の座を守り、リードをさらに拡げる
概要/Outline
6月5日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリアサルディニアの最終日デイ4が、イタリアのサルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 69号車)が総合5位でフィニッシュ。ドライバー選手権首位の座を守り、選手権2位のライバルに対するリードを拡げました。また、2回のデイリタイアを経て再出走したエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合40位で、デイ3でデイリタイアし再出走したエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)は総合44位で完走。

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場の勝田貴元は、ロバンペラに次ぐ総合6位でフィニッシュしました。

気温が高く、路面も非常に荒れていた今回のグラベルラリーで、エバンスとラッピが一時首位に立つなど、GR YARIS Rally1は高いパフォーマンスを発揮。信頼性についても総じて高いレベルにありましたが、不運なアクシデントが重なり彼らはデイリタイアを余儀なくされました。また、今シーズン3連勝中だったロバンペラも不利な出走順でタイムを失い、チームは今シーズン初めて表彰台を逃すことになりました。それでも、今回のラリーから、次戦以降に繋がる多くの学びを得ることができました。

WRC次戦は、6月23日から26日にかけて、アフリカのケニアで行われる第6戦「サファリ・ラリー・ケニア」です。昨年、この伝統のラリーは2002年大会以来19年ぶりにWRCとして開催され、最終日まで勝田と首位を争ったセバスチャン・オジエが優勝しています。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/