WRC 第3戦 クロアチア・ラリー
激戦の末 ロバンペラが最終ステージで逆転優勝!
ロバンペラとチームは選手権首位を守る!
概要/Outline
 4月24日(日)2022年FIA世界ラリー選手権(WRC) 第3戦クロアチア・ラリーの最終日がクロアチアの首都ザグレブのサービスパークを起点に行なわれ、TOYOTA GAZOO RacingWorld Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YAIRS Rally169号車)が優勝。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合5位で、再出走となったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)は総合49位でフィニッシュ。

 目まぐるしく変わる天候にタイヤ選択がタイムを左右する中、激戦の首位争いを繰り広げたロバンペラは、SS19での急な雨にたたられ首位を明け渡し、最終のSS20を迎えました。不利な路面コンディションのなか、ロバンペラは渾身のアタックでベストタイムを記録。2番手タイムのタナックよりも5.6秒早いベストタイムを刻み、逆転で優勝を飾りました。自身4勝目を初のターマックイベントで達成、スウェーデンに続く今季2勝目とパワーステージのボーナスポイントにより、ドライバー選手権首位の座を守り、2位との差を29ポイントに拡大しました。また初日にタイヤが2回ホィールのリムから外れるトラブルで出遅れたエバンスは、苦しい戦いを強いられながらもベストタイムを2回記録するなど挽回し、総合5位でフィニッシュ。パワーステージ3位でボーナスポイントも加算し、チームはマニュファクチャラー選手権首位を守り、リードを42ポイントに拡げました。

 初日にデイリタイヤを喫したラッピは、デイ2での再出走後に4本のベストタイムを記録するなど速さを示し、GR YARIS Rally1は、3人のドライバーで19ステージのうち14ステージでベストタイムを獲得しました。

 WRC次戦は、5月19日から22日にかけてポルトガル北部のマトジニョスを中心に開催される第4戦ラリー・ポルトガル。ポルトガルは今シーズン最初のグラベルラリーであり、ハイブリッドカーのRally1にとって、初めて挑むグラベルラリーとなります。エンドレスは、ブレーキパッドとブレーキディスクの供給を通して、チームの挑戦をサポートしてまいります。

 ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/