TCR Japan Series 2020 開幕
TCR Japan Series 2020 開幕
7月25日、26日、スポーツランド菅生にてTCR Japanが開幕しました。
25日のSaturday Seriesにおいて、悪天候の中、予選キャンセルで、抽選により最後尾からスタートしたAudi Team Hitotsuyamaの篠原選手が見事な追い上げを見せ優勝しました。おめでとうございます。
エンドレスでは、ブレーキパッドだけでなく、ブレーキローターの開発・供給も一緒に行っており、新規開発されたブレーキローターをこの初戦にも投入しています。
チームからレポートをいただいておりますので、紹介させていただきます。
【チームレポート】
2020年7月28日
TCR Japan Series 2020 Round 1 Sportsland SUGO
悪条件をはねのけ開幕戦を制する
Audi Team Hitotsuyamaは、2020年7月25日、26日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された「TCR Japan Series 2020 Round 1 Sportsland SUGO」に出場しました。
レース開催の2日間、スポーツランドSUGOはあいにくの悪天候に見舞われ、唯一行われたSaturday Seriesの決勝レースで、篠原拓朗が最後尾スタートから見事な追い上げを見せ、開幕戦を制しました。
■2020年7月25日 Saturday Series
Audi Team Hitotsuyamaは、昨シーズンに続いて、今シーズンもTCRジャパンシリーズにAudi RS 3 LMSで参加します。昨年から起用している篠原拓朗とともにオーバーオールのシリーズ優勝を狙う一方、ブロンズドライバーのスポット参戦を予定しています。このスポーツランドSUGOには篠原の21号車が出場。万全の体制で開幕戦に臨みました。
Saturday Seriesの予選、決勝が行われる前日には30分×3回の専有走行が行われ、#21 篠原は1分27秒727のトップタイムをマークし、その好調さをアピールしました。
そして迎えた7月25日、スポーツランドSUGOは朝から濃い霧に包まれ、予選開始予定時間になっても安全に走行できる視界が確保できないことから、Saturday Seriesの予選がキャンセルに。そのため、決勝のスターティンググリッドは抽選により決められることになりました。篠原が引き当てたのは最後尾の9番グリッド。果たして決勝では何台オーバーテイクできるのか、篠原への期待が高まりました。
Saturday Series Starting Grid
P1 #73 ALFA ROMEO GIULIETTA Veloce TCR 大蔵峰樹
P2 #62 Honda CIVIC TCR 塩谷烈州
P3 #55 ALFA ROMEO GIULIETTA TCR Mototino
P9 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
その後も雨や霧などにより、大幅にレーススケジュールが遅れたものの、午後1時16分にはウェットコンディションのもとで、決勝レースがスタートしました。篠原の駆る#21 Audi RS 3 LMSはスリックタイヤを装着しましたが、この読みが見事的中。さっそく1周目には、レインタイヤを履く3台を含む5台をかわして、4位までポジションをアップします。
この時点で、#21 篠原の前を走るのは、#19 HIROBON選手（ゴルフGTI）、#25 松本武士選手（ゴルフGTI）、#62 塩谷烈州選手（シビック）の3台でしたが、3周目には#62 塩谷選手、4周目には#19 HIROBON選手をオーバーテイクし、2位まで順位を上げることに成功しました。
このオーバーテイクの間に先頭の#25 松本選手との差は少し開いてしまったものの、#21 篠原の懸命の追い上げで9周目にはテールトゥノーズの状態まで迫り、コーナーによっては2台が横に並ぶことも。それでも、簡単にポジションを譲らない#25 松本選手に対して、#21 篠原は必死に食い下がり、12周目の第4コーナーで少し接触しながらも、なんとか#25 松本選手の前に出ることができました。
しかし、喜びも束の間、#25 松本選手に加えて、#190 一條拳吾選手（クプラ）の三つ巴のトップ争いが勃発し、13周目のSPアウトコーナーで#190 一條選手の先行を許してしまいます。それでも、#21 篠原はすぐにトップを奪還し、そのまま首位を守り、記念すべき開幕戦を勝利で飾りました。
Saturday Series Final
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #19 CUPRA Leon TCR 一條拳吾
P3 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士
■Sunday Series
7月25日の午前に開催予定の予選が霧による視界不良でキャンセルになったため、Sunday Series決勝のスターティンググリッドは、Saturday Series決勝のベストタイム順となりました。
P1 #19 CUPRA Leon TCR 一條拳吾
P2 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P3 #19 Volkswagen Golf GTI TCR HIROBON
そして迎えた7月26日、スポーツランドSUGOは前日にも増して深い霧に覆われ、午前中に予定されていたレースがキャンセルになったり、スタート後に赤旗中断になるなど、予期せぬ状況が続きます。午後になっても状況は大きく回復することなく、Sunday Series決勝は残念ながら中止になりました。このため、Round 2以降のレース開催期間中に、代替レースが組み込まれる予定です。
■チーム代表 一ツ山亮次のコメント
天気も気持ちも完全には晴れ渡らない週末でした。それでも、第4戦まで優勝できなかった昨シーズンに比べると、今シーズンは開幕戦で優勝することができたので、この良い流れのまま、篠原には全戦全勝くらいの気持ちで頑張ってほしいと思っています。
この週末は天候にこそ恵まれませんでしたが、篠原がレースを盛り上げてくれたのは間違いありません。Saturday Seriesの予選がキャンセルになり、決勝のスターティンググリッドを抽選で決めることになったとき、冗談で「篠原のことだから、9番を引いてくるんだろう」と心配していたら本当に引いてきて。本人はガッカリしていましたが、おかげで最後尾から見事な追い上げを見せ、トップに立ったときにはチームみんなで歓声を上げたほど、盛り上がりました。
篠原の調子が良かっただけに、Sunday Seriesの決勝も、おそらく走っていたら良い結果が出せていたと思います。レース中止は本当に残念ですが、天候ばかりはどうしようもありませんね。
次のツインリンクもてぎは、ストップ＆ゴーが多いために、パワーがあっても車重があるAudi RS 3 LMSにとっては厳しいレースになるかもしれませんが、なんとか篠原には踏ん張ってもらって、連勝してほしいと思っていますので、引き続き、応援、よろしくお願いします。
7月25日、26日、スポーツランド菅生にてTCR Japanが開幕しました。
25日のSaturday Seriesにおいて、悪天候の中、予選キャンセルで、抽選により最後尾からスタートしたAudi Team Hitotsuyamaの篠原選手が見事な追い上げを見せ優勝しました。おめでとうございます。
エンドレスでは、ブレーキパッドだけでなく、ブレーキローターの開発・供給も一緒に行っており、新規開発されたブレーキローターをこの初戦にも投入しています。
チームからレポートをいただいておりますので、紹介させていただきます。
【チームレポート】
2020年7月28日
TCR Japan Series 2020 Round 1 Sportsland SUGO
悪条件をはねのけ開幕戦を制する
Audi Team Hitotsuyamaは、2020年7月25日、26日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された「TCR Japan Series 2020 Round 1 Sportsland SUGO」に出場しました。
レース開催の2日間、スポーツランドSUGOはあいにくの悪天候に見舞われ、唯一行われたSaturday Seriesの決勝レースで、篠原拓朗が最後尾スタートから見事な追い上げを見せ、開幕戦を制しました。
■2020年7月25日 Saturday Series
Audi Team Hitotsuyamaは、昨シーズンに続いて、今シーズンもTCRジャパンシリーズにAudi RS 3 LMSで参加します。昨年から起用している篠原拓朗とともにオーバーオールのシリーズ優勝を狙う一方、ブロンズドライバーのスポット参戦を予定しています。このスポーツランドSUGOには篠原の21号車が出場。万全の体制で開幕戦に臨みました。
Saturday Seriesの予選、決勝が行われる前日には30分×3回の専有走行が行われ、#21 篠原は1分27秒727のトップタイムをマークし、その好調さをアピールしました。
そして迎えた7月25日、スポーツランドSUGOは朝から濃い霧に包まれ、予選開始予定時間になっても安全に走行できる視界が確保できないことから、Saturday Seriesの予選がキャンセルに。そのため、決勝のスターティンググリッドは抽選により決められることになりました。篠原が引き当てたのは最後尾の9番グリッド。果たして決勝では何台オーバーテイクできるのか、篠原への期待が高まりました。
Saturday Series Starting Grid
P1 #73 ALFA ROMEO GIULIETTA Veloce TCR 大蔵峰樹
P2 #62 Honda CIVIC TCR 塩谷烈州
P3 #55 ALFA ROMEO GIULIETTA TCR Mototino
P9 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
その後も雨や霧などにより、大幅にレーススケジュールが遅れたものの、午後1時16分にはウェットコンディションのもとで、決勝レースがスタートしました。篠原の駆る#21 Audi RS 3 LMSはスリックタイヤを装着しましたが、この読みが見事的中。さっそく1周目には、レインタイヤを履く3台を含む5台をかわして、4位までポジションをアップします。
この時点で、#21 篠原の前を走るのは、#19 HIROBON選手（ゴルフGTI）、#25 松本武士選手（ゴルフGTI）、#62 塩谷烈州選手（シビック）の3台でしたが、3周目には#62 塩谷選手、4周目には#19 HIROBON選手をオーバーテイクし、2位まで順位を上げることに成功しました。
このオーバーテイクの間に先頭の#25 松本選手との差は少し開いてしまったものの、#21 篠原の懸命の追い上げで9周目にはテールトゥノーズの状態まで迫り、コーナーによっては2台が横に並ぶことも。それでも、簡単にポジションを譲らない#25 松本選手に対して、#21 篠原は必死に食い下がり、12周目の第4コーナーで少し接触しながらも、なんとか#25 松本選手の前に出ることができました。
しかし、喜びも束の間、#25 松本選手に加えて、#190 一條拳吾選手（クプラ）の三つ巴のトップ争いが勃発し、13周目のSPアウトコーナーで#190 一條選手の先行を許してしまいます。それでも、#21 篠原はすぐにトップを奪還し、そのまま首位を守り、記念すべき開幕戦を勝利で飾りました。
Saturday Series Final
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #19 CUPRA Leon TCR 一條拳吾
P3 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士
■Sunday Series
7月25日の午前に開催予定の予選が霧による視界不良でキャンセルになったため、Sunday Series決勝のスターティンググリッドは、Saturday Series決勝のベストタイム順となりました。
P1 #19 CUPRA Leon TCR 一條拳吾
P2 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P3 #19 Volkswagen Golf GTI TCR HIROBON
そして迎えた7月26日、スポーツランドSUGOは前日にも増して深い霧に覆われ、午前中に予定されていたレースがキャンセルになったり、スタート後に赤旗中断になるなど、予期せぬ状況が続きます。午後になっても状況は大きく回復することなく、Sunday Series決勝は残念ながら中止になりました。このため、Round 2以降のレース開催期間中に、代替レースが組み込まれる予定です。
■チーム代表 一ツ山亮次のコメント
天気も気持ちも完全には晴れ渡らない週末でした。それでも、第4戦まで優勝できなかった昨シーズンに比べると、今シーズンは開幕戦で優勝することができたので、この良い流れのまま、篠原には全戦全勝くらいの気持ちで頑張ってほしいと思っています。
この週末は天候にこそ恵まれませんでしたが、篠原がレースを盛り上げてくれたのは間違いありません。Saturday Seriesの予選がキャンセルになり、決勝のスターティンググリッドを抽選で決めることになったとき、冗談で「篠原のことだから、9番を引いてくるんだろう」と心配していたら本当に引いてきて。本人はガッカリしていましたが、おかげで最後尾から見事な追い上げを見せ、トップに立ったときにはチームみんなで歓声を上げたほど、盛り上がりました。
篠原の調子が良かっただけに、Sunday Seriesの決勝も、おそらく走っていたら良い結果が出せていたと思います。レース中止は本当に残念ですが、天候ばかりはどうしようもありませんね。
次のツインリンクもてぎは、ストップ＆ゴーが多いために、パワーがあっても車重があるAudi RS 3 LMSにとっては厳しいレースになるかもしれませんが、なんとか篠原には踏ん張ってもらって、連勝してほしいと思っていますので、引き続き、応援、よろしくお願いします。
ギャラリー
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