Super GT 2020
前半戦でENDLESSユーザーが計3勝をマーク!
2020年も激戦のGT300クラスでタイトル争いを展開
概要/Outline
 日本発の国際シリーズ、スーパーGTのGT300クラスは、JAF-GTおよびFIA-GTの車両規則を採用。そのため、GT300クラスは車種ラインナップが多彩で、世界的に見ても激戦のクラスとなっているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSも同クラスで多くのユーザーをサポートしている。

 事実、2020年も14台がENDLESSのブレーキアイテムを採用するなどGT300クラスにおいて約50%のシェアを誇る。さらに「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」が開幕戦の富士、「シンティアム・アップル・ロータス」が第2戦の富士を制するほか、「LEON PYRAMID AMG」が第4戦のもてぎを制覇。ENDLESSユーザーが4戦中3戦を獲得するなど前半戦で猛威を発揮したことは記憶に新しい。

 この勢いは後半戦でも衰えることなく、10月3日~4日、観客を動員して争われた第5戦の富士においてもENDLESS勢が躍進した。スーパーGTは独自のハンディウェイト、BOP(バランス・オブ・パフォーマンス=性能調整)を採用していることから、前半戦で躍進したマシンが苦戦を強いられる傾向にあるが、それでも100kgのウェイトハンディを背負う「LEON PYRAMID AMG」が3位で表彰台を獲得したことで、ドライバーズ部門、チームズ部門ともにランキング首位に浮上した。

今後は優勝経験を持つ「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」、「シンティアム・アップル・ロータス」に加えて、開幕戦の富士で3位に入賞した「マッハ車検GT NET MC86マッハ号」、第3戦の鈴鹿でポールポジションを獲得した「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」の31号車の躍進も期待されるだけに、シーズン後半戦もENDLESSユーザーがトップ争いはもちろんのこと、タイトル争いの主導権を握ることだろう。
2020年のスーパーGT / SUPER GT SERIES 2020
 新型コロナウイルスの影響により、予定より3ヶ月遅れの7月に開幕した2020年のスーパーGTも後半戦へ突入。10月3日~4日、富士スピードウェイを舞台にシーズン折り返しとなる第5戦が開催された。

 2020年のスーパーGTは遠征を避けるべく、静岡県の富士スピードウェイ、栃木県のツインリンクもてぎ、三重県の鈴鹿サーキットにコースを限定して開催するなど変則的なシーズンとなっているが、それでもENDLESSユーザーは前半戦で素晴らしいパフォーマンスを披露していた。

 まず、7月18日~19日に富士スピードウェイで開催された開幕戦ではENDLESSのブレーキシステムを採用したSaitama Toyopet Green Braveの52号車「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」が予選4位から逆転で初優勝を獲得。さらに同ラウンドではTEAM MACHの5号車、トヨタ86 MCの「マッハ車検GT NET MC86マッハ号」が3位で表彰台を獲得したほか、計6台のENDLESSユーザーが10位以内で入賞するなど開幕戦から抜群のパフォーマンスを披露した。

 8月8日~9日に富士スピードウェイで開催された第2戦ではCars Tokai Dream 28の2号車、ロータス・エヴォーラMC「シンティアム・アップル・ロータス」がENDLESSのローターディスクおよびブレーキパッドを武器に予選3位から逆転勝利を獲得。 さらに鈴鹿サーキットを舞台に移して8月22日~23日に開催された第3戦では2台の「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」を投入するaprのハイブリッド搭載モデル、ENDLESSのブレーキシステムを採用した31号車がポールポジションを獲得したほか、決勝では予選で11位に出遅れていた「シンティアム・アップル・ロータス」が3位で表彰台を獲得した。

 この勢いは9月12日~13日にツインリンクもてぎで開催された第4戦でも健在で、HOPPY team TSUCHIYAの25号車、ENDLESSのブレーキパッドを装着したポルシェ911 GT3 の「HOPPY Porsche」が予選で2位につけるほか、「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」の31号車が3位を獲得。さらに決勝では予選で13位に出遅れていたK2 R&D LEON RACINGのメルセデスAMG GT3、ENDLESSのブレーキパッドを装着した65号車「LEON PYRAMID AMG」が鮮やかな逆転で今季初優勝を獲得したことは記憶に新しいことだろう。

 このように前半戦ですでに3勝をマークするなど、2020年のスーパーGTでもENDLESSユーザーが猛威を発揮しているが、その勢いは後半戦でも衰えることなく、10月3日~4日、富士スピードウェイを舞台に開催された第5戦でもENDLESS勢が素晴らしいパフォーマンスを披露していた。

 まず、3日の予選で「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」の31号車が2位につけるほか、「LEON PYRAMID AMG」が3位を獲得。さらに4日の決勝では100kgのウエイトハンディを搭載する「LEON PYRAMID AMG」が粘りの追走で3位表彰台を獲得したほか、75kgのウエイトを搭載する「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」が4位、「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」の31号車が5位につけるなどENDLESS勢が上位に入賞している。

 この結果、ポイントランキングで「LEON PYRAMID AMG」を駆る蒲生尚弥選手/菅波冬悟選手がドライバーズ部門で首位に浮上したほか、K2 R&D LEON RACINGがチームズ部門で首位に浮上するなど、ENDLESSユーザーがタイトル争いを支配。

 もちろん、開幕戦を制した「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」、第2戦を制した「シンティアム・アップル・ロータス」も今後の動向次第ではタイトル争いに加わる可能性は高く、そのほか、未勝利ながら「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」の31号車、「マッハ車検GT NET MC86マッハ号」、「HOPPY Porsche」も豊富な経験と高いパフォーマンスを持つだけに、シーズン後半戦で待望の今季初優勝を獲得する可能性も高いことだろう。

 そのほか、目立った成績こそ挙げていないが、FIA-GT3車両としては、アウディスポーツのサポートを受けるAudi Team Hitotsuyamaの21号車、アウディR8 LMSの「Hitotsuyama Audi R8 LMS」やPACIFIC-D’station Racingの9号車、アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3の「PACIFIC NAC’S D’station Vantage GT3」、ホンダの有力チーム、Modulo Drago CORSEの34号車、ホンダNSX GT3の「Modulo KENWOOD NSX GT3」も注目の存在で、後半戦ではENDLESSのブレーキパッドを武器に上位争いを展開するに違いない。

 さらにディーラーチーム、LMcorsaの60号車、レクサスRC F GT3の「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」や2台のニッサンGT-RニスモGT3を投入するGAINERの10号車「TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R」も優勝経験を持つだけにENDLESSのブレーキパッドを武器に上位争いへ加わってくるはずだ。 

またJAF-GT車両ではENDLESSのキャリパー・ローターを装着した「TOYOTA GR SPORT PRIUS apr GT」のハイブリッド非搭載モデルである30号車も注目のマシンで、31号車とともに上位争いを展開する可能性が高い。

このよう2020年のスーパーGTでもENDLESSユーザーは素晴らしいパフォーマンスを披露。終盤戦でも各ラウンドでの躍進が期待されるほか、タイトル争いを左右する可能性が高いだけに、2020年のスーパーGTもGT300クラスはENDLESSユーザーの動向に注目したいものだ。

ギャラリー
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