RacingMONO6 EVOに最適なリア用4POTモノブロックキャリパー
Racing MONO4 GT


※実際の商品・パッケージとは色や仕様が異なる場合がございます。
Racing MONO4 GT

[主な仕様]
・重量:2,610g(ボディのみ)
・寸法:D181mm×H73.8mm×W270mm
・対応ホイールサイズ(※1):18inch~
・対応ローター径:~φ355
・キャリパーボディカラー(標準色):バフメッキ(※2)
※1 対応ホイールはホイール銘柄・サイズにより異なります
※2 原則として色変更は承っておりません。
※当キャリパーは「彫文字仕様」となります


キット価格:1,340,000円~(車種・キット内容により異なります。)
切磋琢磨された"軽量化"と"冷却性能"がアドバンテージを生み出します


NISSAN GT-R(R35)用に開発をおこなった『RacingMONO6 EVO&Racing MONO4 GT』は、純正のカーボンセラミックブレーキシステムと比較して鋳鉄ローターを採用するキットでありながら、重量増加を極力抑えたインチアップキットになります。R35 MY20~24 GT-R NISMO および MY22~24T-spec に採用されたカーボンセラミックブレーキ(NCCB:Nissan Carbon Ceramic Brake)のキットに対して、総重量増を9.58kg程度に抑えたR35極みのブレーキキャリパーキット です。

R35 MY20~24 GT-R NISMOおよびMY22~24T-specに採用されたカーボンセラミックブレーキ(NCCB:Nissan Carbon Ceramic Brake)のキットに対して、総重量増を9.58kg程度に抑えたR35極みのブレーキキャリパーキットです。

一般的にはフロントローターをカーボンから鋳鉄に変えただけで1枚あたり、5kg以上は重くなりますが、全てを極限まで軽量化することにより、前後ブレーキキット総重量の軽量化を実現しました。

性能は、ノーマルタイヤで富士スピードウェイを走行した場合、ブレーキパッド“MX72PLUS”を使用することで純正同等以上の制動力を発揮します。
NCCBでテスト走行した場合、2LAP目から効きの低下がみられ、3LAP以上はブレーキパッドを著しく消耗させてしまいます。
これに対し、当キットは、5LAP走行してもペダルタッチ、効きに影響が無く快適に走行可能となり、安定したブレーキ性能により2秒程度のタイムUPを可能にしました。
R35純正システムの重量と比較して約2kg軽量化、弊社RacingMONO6&MONO6r(φ400&φ387)の重量と比較して約2kg軽量化となり、ローターが鋳鉄製品の中では最軽量商品となります。
また純正ニスモホイールがそのまま装着することも可能です。(限定ホイールは未確認)
鍛造モノブロックが証明する"高剛性"と"軽量"

 数千トンもの圧力によって鍛造成型されたモノブロックキャリパーの6POTキャリパーバージョン。軽量化、耐久性、放熱性等、性能を追及しテストを重ね、何度も細部の形状の見直しをはかり、完成しました。また、ホイールは15インチから装着が可能となり、さらに装着可能ホイールが増えました。そして、難易度の高いピストンシリンダーの加工は、高度な特殊技術を用いることでクリア。完成したボディは超硬質アルマイト処理で仕上げました。鍛造にこだわり続けるENDLESSの「終わりなき挑戦」が生み出した技術の結晶です。
メッキ仕様について

当製品キャリパーボディに標準採用されているメッキ処理は、アルマイト処理に比べ日々のメンテナンスが必要となります。定期的な清掃をお願いいたします。また化学薬品の使用は避けていただき、万が一付着した際は水で洗い流し、拭き上げを行ってください。再メッキ処理、再アルマイト処理、再塗装処理はいたしかねます。

※キャリパーボディはバフメッキ仕様が標準となります。ボディ色変更はお受けできません。
選べるブレーキパッド

お客様それぞれの走行ステージに合ったブレーキパッドをお選びいただけるよう、キャリパー専用ブレーキパッドは材質を選択していただく方式を採用しております。 キャリパーをオーダーする際は必ずブレーキパッドの材質をご指定ください。ご指定が無かった場合は「MX72」が付属されます。

RacingMONO4 GT専用ブレーキパッド材質一覧
SR01 / MX72 / MX72 PLUS

※CC-Rg / CC32 / CC38 / CC40 / CC43 に変更する際は、税込価格プラス5,500円(本体価格5,000円)です。
※CC35 type-Eの場合は、税込価格プラス19,800円(本体価格18,000円)です。
※W003の場合は、税込価格プラス11,000円(本体価格10,000円)です。


補修ブレーキパッド一覧表
ローターベルハウジングにはタフラムコートを採用

RacingMONO4GTのローターベルハウジングにはタフラムコートを採用しております。タフラムコートは密着性や耐食性に対して優れており、サーキット走行時の高温条件下での使用を想定した場合においても、通常の着色アルマイトに比べて耐久性は高くなります。
尚、RacingMONOブロックシリーズには原則としてベルハウジング特注色設定はございませんので予めご了承くださいませ。


※実際の商品・パッケージとは色や仕様が異なる場合がございます。
※表示機器により色に違いがございます。

ダブルシェービング効果が高制動を生み出す"E-スリット"を採用

 RacingMONO4GTに組み合わされるブレーキローターは、なだらかな曲線を描くロングスリットと、ロングスリット上に並ぶ"E"のスリットが印象的な"Eスリット"。この2つのスリットがダブルシェービング効果を発揮することでパッドを常に最適な状態に保ち、更なる制動力の向上を実現します。ローター表面のロングスリットが消え、Eの文字が浮き上がったときが交換の目安となります(※1)。また、実車でのテストの結果、当社のセラミックカーボンメタルブレーキパッドとの相性は抜群です。

(※1)Eマークが浮かび上がる前にブレーキローターの交換が必要となるケースもございます。定期的な点検をお願いいたします。

ベディングについて(サーキット材をご利用の方へ)

高温特性を重視したサーキット専用パッドは、本来の性能を発揮させるために、ハードな走行をする前にあらかじめ熱を加え、アタリ付けをする「ベディング」という作業が必要不可欠です。
ベディングはトップカテゴリーであるSUPER GTやWRC、ヨーロッパで行われているさまざまなレースでも必ず行われています。
セミメタル系ブレーキパッドをご使用になる前には、高温性能の安定化やパッドとローターのライフを延ばすためにも、適切なベディングが必要となります。

【ベディングのやり方】
新品装着時のサーキット走行において、ハードブレーキを避けながらローター温度を400~500℃位まで上げて、アタリ付けをします。その後、自然冷却により100℃以下まで下げれば終了です。

※雨天時のベディングではブレーキパッド本来の性能を引き出すことができない場合がございます。できるだけベディングは晴天時に行ってください。