レースレポート
スーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE 3号車
Race2
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マシン #3 ENDLESS GR86 参戦クラス ST-4クラス
Aドライバー/坂 裕之
Bドライバー/菅波 冬悟
Cドライバー/小河 諒
監督 / 中村 稔弘

<#3 ENDLESS GR86>


2024年シーズンはチャンピオンを獲得した#3 ENDLESS GR86。2025シーズンのST-4クラスは変則開催となり、3月22日(土)にRace1もてぎ、翌日の3月23日(日)にRace2もてぎが開催されることとなった。

前日のRace1では予選6番手から決勝で巻き返し3位表彰台を獲得した#3 ENDLESS GR86。それでもトップ2台とはレースペースに違いがあった。1日での大幅なペースアップは難しいが、サスペンションセッティングの見直しで少しでもラップタイムの短縮を目指す。また前日のレースで得られた情報を踏まえ、作戦面でも順位アップを目指す。

今シーズンはこの週末で2レースが終わり、その後は鈴鹿、富士24時間、オートポリス、最終戦富士の全6戦でシーズンを争うことになる。この開幕戦でシーズンの1/3が終わってしまうだけに、Race2で少しでもポイントを重ねておきたい。

予選
A 坂 裕之 2’11.400 クラス5番手

B 菅波 冬悟 2’09.989 クラス4番手

C 小河 諒 2’13.094 クラス3番手

→予選結果:4位/9台中


3月23日(日)午前8時30分から予選が行われた。坂はシフトミスがあり2分10秒台は残念ながら出せなかったが、2分11秒4と前日に比べ気温が高い中としては健闘。菅波もクラス4番手タイムをマークし、決勝は4番手からスタートとなった。前日のRace1からのフィードバックによりサスペンションセッティングを見直したことで、予選順位も前日の6位から4位へとポジションアップ。日曜日は上々のスタートとなった。

決勝レースは12時30分からとなる。午後の天気予報は晴れ。雨天など番狂わせになる要素が少ない展開の中で如何に上位に食い込めるか、チームとしての底力が問われることになる。
決勝
決勝結果:クラス3位

決勝レースは12時34分スタート。4番手からのスタートでドライバーは坂。その後、菅波→小河→菅波と繋ぐ戦略は昨日から変更無し。

スタート直後、2番手スタートの#66 odula TONE MOTUL ROADSTER RFがトップへ躍り出ると、1周約1秒ずつ後方と差を広げるハイペースで逃げていく。2番手争いはポールスタートの#884 シェイドレーシング GR86と#41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86の2台が熾烈なバトルを行っており、そのすぐ背後から#3 ENDLESS GR86の坂が続く。坂は2台の後方から隙あらばと伺いつつ、タイヤとガソリンを節約しながら安定したラップを刻んでいく。

この3台には、Race1の結果から#884には15kg、#41には10kg、そして#3 ENDLESS GR86には5kgとそれぞれウェイトハンデが課されている。前方を走る2台は#3 ENDLESS GR86より車重が増えているので、レースペースの落ちとタイヤ摩耗への影響が考えられる。このままのポジションで食らいついていきたい。

27周目、約1時間を坂が走り切りAドライバー最低乗車時間を消化。前日のピットトラブルを受けて、1時間が経過してから余裕を持って菅波に交代。坂は#884を捉えたままスティントを終え、現時点でベストと言える走り。1本(20L)給油+フロントタイヤのみ交換のミニマムピットでコースに復帰。ST-4クラスは1本あたり20Lのガソリンが入れられたクイックチャージャーを使用して給油するが、2本以上給油するときはサーキットごと最低ピット滞在時間が定められている。今回もてぎでは滞在時間がピットロード入口から出口まで1分40秒以上と定められているため、複数本給油するピットインを減らしたほうがピットロスを減らせる。

このピット作業で#884を抜くが、再度#884に抜かれてしまい4位に。それでも菅波は2分13秒台のハイペースで追い上げ、上位との差を詰めていく。

47周目菅波から小河に交代。トップから#66、#884、#41に続く4位を走行するが、じりじりと上位に離されていく厳しい展開だ。

79周目小河から再び菅波に交代。タイヤ4本交換と3本(60L)給油のフルサービスを行う。トップの#884、2番手の#41とは差があるものの、ピットインのタイミングにおいて3位でコース復帰に成功。後方からはポジションダウンした#66が再度上位を狙っているが、その追撃をかわして表彰台のより高い場所を目指す。残り時間は50分だ。

83周目に菅波が今日のチームベストタイムとなる2分12秒383をマーク。確実に後方との差を広げる。しかしその後も2分13~14秒台のハイペースで周回を重ねていくが、なかなか上位との差は詰まらない。トップとは約1周差。残り時間約20分、2番手の#41が給油のためピットインするも順位変動は起きなかった。

菅波はそのまま3位でチェッカーフラッグを受け、2戦連続3位表彰台を獲得した。開幕戦はRace1、2ともに優勝および2位と同じ顔ぶれとなり、シリーズランキングは3位で次戦鈴鹿を迎える。2連勝の#884からはポイント差がついてしまっているが、次戦以降上位のマシンにはウエイトハンデが課されていく。鈴鹿、富士24時間で巻き返し、2年連続シリーズチャンピオンを狙う。

【FCY導入】
・14:26'33~14:28'35


Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://supertaikyu.com/
ドライバー・監督コメント
●Aドライバー 坂 裕之

今回のもてぎは土日2レース制の4時間耐久という事で、土曜日の反省点を踏まえて臨む事ができ、またセッティングも煮詰めていく事ができましたのですごく身のある2日間でした。予選ではシフトミスもありタイムを落としてしまいましたが、決勝ではまずまずの走りができたと思いますし、他チームに比べると速さが足りない中表彰台に乗れた事は良かったと思います。チームの皆さんはメンテナンス等大変な週末でしたが、個人的には、私はとにかく運転する事が好きですので、たくさん走らせて頂いていつも以上に勉強できた2日間でした。
●Bドライバー 菅波 冬悟

1戦目と変わらずライバル達に比べてパフォーマンスが厳しく、表彰台には乗れたもののトップ争いは全く出来ない状態でした。しかし苦しい状況の中、今までになかった発見もあり、次戦以降に期待が持てる内容のレースにもなりました。早くも6戦中2戦が終わりましたが、引き続きチャンピオン目指して頑張ります。

●Cドライバー 小河 諒

Race1でレースペースにおけるライバルとの差を実感した翌日のレースということで苦しい状況でしたが、それでも表彰台を獲得できたことはすごく良かったです。全員でミスなくレースすることができたからこそ、3位に入ることができたと思います。とはいえ、現時点ではライバルに対してまったくスピードが足りていないので、そこを改善して来月の鈴鹿、その翌月の富士24時間耐久レースにつなげたいと思います。応援ありがとうございました。

●監督 中村 稔弘

連日のレースで昨日足りなかった速さに対してはフロントサスペンションのバネレート、MBRなどを見直しました。良い方向にセットすることができ、AドライバーのスティントではRace1で離されていた#884と同等の速さを持つことができました。

製品開発の面では、開幕戦から投入した新たなブレーキパーツに問題ないことが確認できました。またミッションオイルはこの週末自社ブランドのテスト品を使いましたが、良い結果が得られています。そういった製品開発の面では良いこともありましたが、レースとしてはもちろん勝ちたいので次戦に向けて準備、改善していきたいと思います。ありがとうございました。