3月31日(日)、2024年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦サファリ・ラリー・ケニアの最終日デイ4が、ケニアのナイバシャを中心に行われ、ENDLESSがブレーキパーツの供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が優勝。勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合2位に入り、TGR-WRTは1-2フィニッシュを達成。マニュファクチャラー選手権単独首位に立ちました。また、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合4位でフィニッシュし、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権2位の座を守りました。
総合3位に1分04.4秒リードしてデイ4をスタートした勝田は、オープニングのSS14でスローパンクチャーを喫しタイムロス。しかし、その後は3番手タイムを刻むなど挽回。さらに路面コンディションが悪化した再走ステージで、勝田はリスクを排したクレバーな走りで残り3本のステージを走破。総合2位でフィニッシュし、昨年のラリー・フィンランド以来となる表彰台を獲得しました。勝田は2021年のサファリ・ラリーで総合2位に入り、初めてWRCトップカテゴリーの表彰台に立ち、その後2022年に総合3位、2023年に総合4位となるなど、一貫して高い競争力を発揮。今回の総合2位により勝田はチームにも多くのポイントをもたらし、マニュファクチャラー登録ドライバーとしての仕事を完遂しました。
総合4位からデイ4をスタートしたエバンスは、スーパーサンデーで多くのポイントを獲得すべく、最終日も攻めの走りを実行。総合4位でフィニッシュするとともに、スーパーサンデー3位により追加でポイントを獲得。さらに、パワーステージ5番手タイムによるボーナスポイントでトータル16ポイントを持ち帰り、ドライバー選手権2位の座を堅守しました。
今回の優勝により、TGR-WRTは4年連続でのサファリ・ラリー制覇およびトップ2フィニッシュを達成。トヨタとしては、サファリ・ラリーでの通算優勝回数を12に伸ばしました。なお、マニュファクチャラー選手権ではTGR-WRTがライバルに4ポイント差を築き、単独首位に立ちました。
WRC次戦は、4月18日から21日にかけて、クロアチアの首都ザグレブを中心に開催されるターマック(舗装路)が舞台の「クロアチア・ラリー」です。
ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/