レースレポート
スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 3号車 スーパー耐久レース in オートポリス
トップページ
>>
モータースポーツページ トップ
>>
スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 3号車 レポート
マシン #3 ENDLESS GR86 参戦クラス ST-4クラス
Aドライバー/坂 裕之
Bドライバー/菅波 冬悟
Cドライバー/小河 諒
監督 / 中村 稔弘
<#3 ENDLESS GR86>
開幕戦SUGOで優勝。第2戦富士24時間でも3位表彰台を獲得した#3 ENDLESS GR86。シリーズランキング2位タイで第3戦オートポリスを迎えた。昨年はオートポリスラウンドでST-4クラスの走行が無く、久しぶりの開催となる。新製品のMBR(メイクバンプラバー)を投入など新たな技術を使い、ブリヂストンタイヤとオートポリスという未知の組み合わせを上手く使いこなして再びシリーズランキングトップに戻りたいところ。これまでの結果から#3のウエイトハンデは30kgとなり、ランキングトップ#884 シェイドレーシング GR86の35kgとほとんど同等のハンデを背負う。
予選
A 坂 裕之 2’07.145 クラス2番手
B 菅波 冬悟 2’05.980 クラス4番手
C 小河 諒 2’09.775 クラス2番手
→予選結果:3位/7台中
7月27日(土)13時15分から予選が行われた。今回も前回富士と同様にA+Bドライバーの合算タイムによって予選順位が決められる。Aドライバー坂はセット変更したブレーキが上手く使えたと2番手タイムをマーク。Bドライバー菅波は4番手となり、合算タイムで予選3位となった。Cドライバー小河は決勝に向けたセットでクラス2番手。順調な仕上がりとなった。
決勝
決勝結果:クラス2位
30℃を超える厳しい暑さの中、5時間耐久レースがスタート。序盤はBドライバー菅波がスタート直後から追い上げる作戦。そこからは坂、小河が繋ぎ再び菅波でゴールするプランだ。
作戦通り序盤に菅波は2位に浮上。タイヤを労りつつ、安定したラップを刻んでいく。レース開始から1時間3分ほど経過したところでホームストレートで大きなクラッシュがあり、セーフティカーが導入される。その間に緊急ピットインして、菅波から坂に交代。約20分のSCが明け、クラス4位でレースが再開となった。
レース時間の半分を経過したところで2回目のピットイン。坂から小河に交代。Aドライバー坂は最低運転義務時間を消化したため、再度ドライブする必要が無くなった。小河は安定したペースでプッシュし続ける。3位をキープするがタイヤが熱ダレしてくる状況でなかなか差を詰められない。順位はそのまま菅波にドライバーをチェンジ。残りの1時間10分程を菅波のプッシュに賭ける。
菅波は#884をパスして2位に浮上。残り時間54分でトップを追い詰めていくが、トップの#41 エアバスターWINMAX GR86 EXEDYは#3よりも後にピットインしてタイヤを交換済み。タイヤの状態の良い#41を追うのは難しく、むしろジリジリと引き離されていく展開。懸命にプッシュを続けるも、トップから31秒差の2位でフィニッシュとなった。
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/
ドライバー・監督コメント
●Aドライバー 坂 裕之
今回予選も決して悪くなく、決勝のペースもミスもなかったですが、自分としてはもっと速く安定したペースを刻めたと思い、反省です。今シーズンの目標である、ミスをしないという意味では大きなミスはありませんでしたが、もっともっと良いペースで毎周走れるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。
●Bドライバー 菅波 冬悟
GR86としては初のオートポリスでのレースで、さまざまな準備をしてきましたが、今週は蓋を開けてみるとあまりコンスタントのペースがよくなかったです。そういった状況なので、なるべくタイヤを労りながら走るしかなかったというところですが、その中では2位表彰台を獲得できたことは上出来だったと思います。
●Cドライバー 小河 諒
富士24時間耐久レースで起きたアンダーステアが強いという問題を、今回サスペンションセッティングとリアデフセッティングの見直しでかなり改善することができました。そこにMBRのセッティングなどでかなりセッティングは良くなりましたし、今年から菅波選手がメインでマシンセットすることでエンドレスの新製品開発にも貢献できていると思います。個人的にはタイヤマネージメントが上手くいきペースを安定させられたことが良かったです。残り3レース、チャンスは十分にあると思います。頑張ります。
●監督 中村 稔弘
今回はセーフティカー導入のタイミングでのピットインが勝負を分けてしまったカタチになりました。クルマとしては昨年ST-4がオートポリスでの開催が無かったため、GR86では初のオートポリスとなりました。今、進めているMBRによるサスペンションセッティングをいろいろとチャレンジし、さらに新しいブレーキパッド摩材を投入することで、予選タイムも決勝のペースも悪くない仕上がりとなりました。序盤で出たセーフティカー導入に合わせてピットインし、コースに戻る予定がわずか数秒差でピット出口がクローズされてしまい、大きなタイムロスをしてしまいました。それがなければ優勝も見えていただけに悔しさの残る2位となりました。シリーズランキングではまだまだトップを狙える位置にいますので、これからも頑張ります。