決勝結果:4位
予選の行われた土曜日はドライだったが、夜のうちに再び雨が降った富士スピードウェイ。それでも朝には天候が回復し、決勝スタートの12時頃にはドライ路面となった。スタートドライバーは岡田。その後花里、石坂、伊東と繋ぐ作戦だ。
#13 ENDLESSのチャンピオン獲得のためには、#13 ENDLESS優勝時に#225 KTMSが3位以下に、2位以下の際には5位以下と自らの好成績が必須となる。
12時29分、4時間の耐久レースがスタート。岡田は順調に周回していく。4周目、#225がドライブスルーのハンディキャップを消化し順位をアップ。このままライバルの前でゴールしたい。
11周目、300Rからダンロップコーナーに掛けての箇所で大きなクラッシュが発生。FCY(フルコースイエロー)が導入され、そのまま車両回収のためにSC(セーフティカー)が導入された。本来はピット時間短縮のためこのタイミングでピットインを行いタイヤ交換やドライバーチェンジを行うことがスタンダードで、他チームも多くはこのタイミングでピットインを行った。しかしながらAドライバー規定に伴う初回ピットイン時のピットストップ20秒のハンディキャップはSC導入中に消化できないと規定されている。そのため#13 ENDLESSはこのままコース上に留まることとなった。
SC導入による周回が続いていたが、レーススタートから43分経過した16週目、クラッシュによるガードレール補修のため赤旗が掲示されレースは一旦中断となった。
14時23分レースが再開。残りレース時間は約2時間。レース時間短縮に合わせてのルールが発表され、Aドライバーの最低乗車時間は43分。最低ピット回数は3回と規定された。
レース再開1周目に岡田がピットインして花里に交代。給油のみのクイックピットで時間を短縮する。ここから43分以上乗車し、そのあとは石坂、伊東と繋ぐプランだ。花里は7位でコースに復帰し、トップは#225 KTMS。その#225 KTMSが31周目にピットインし6位に浮上する。
35周目に導入されたFCYはすぐに解除するが、直後ダンロップコーナーでクラッシュが発生し、再びFCY(3回目)導入。するとそのままセーフティカーランを挟み、残り時間1時間22分で再び赤旗掲示によってレースは中断となってしまった。
残り時間29分でレース再開。2回目の赤旗中断により最低ピット回数は3回から2回に変更となった。しかしながらここまで1回のみのピットストップ消化となっていた#13 ENDLESSは残り1回のピットインが必要な状況だ。
一方で#225 KTMSは6位と下位に沈んでおり、上位チームもまだピットインを残している状況。ここから順位が大きく変動する可能性もあるため、諦めずに残りの「スプリントレース」へマシンを送り出す。
セーフティカー解除の周にピットインしてドライバーをチェンジ。残り約23分を石坂に託す。コース上へは4番手のポジションで復帰となった。
石坂は順位を上げるべくプッシュするが、残り時間約10分でトラブル車両の回収のためFCYが導入。4分ほどで解除されるが、貴重な追い上げの時間が削られてしまう。再開後僅かな残り時間の中でプッシュするが、そのまま4位でチェッカー。#225 KTMSは下位の6位となったが、ポイント差により#13 ENDLESS GR ヤリスはシリーズランキング2位となった。
今シーズンは序盤の富士24時間レースで優勝を飾るも、なかなか他のレースでの優勝が遠く大きな得点の上積みができないシーズンであった。特に参戦台数の増えたシビックタイプR(FL5)は速さに加え信頼性もあり、強力なライバルとなった。
チームとしては3年連続のシリーズ2位となってしまい、悔しいシーズンが続いてしまっている。来年こそはチャンピオン獲得が出来るよう、チャレンジを続ける。
【FCY導入】
1回目 12:51'47~(SC導入から赤旗中断)
2回目 14:56'13~15:00'09
3回目 15:03'17~(SC導入から赤旗中断)
4回目 16:19'10~16:23'45
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/