決勝結果:4位
今回のレースはグループ1,2に分けての開催で、ST-2クラスが走るグループ1は13時30分からの3時間耐久レースだ。夜のうちに雨が降って気温が下がった岡山国際サーキットだが、レース開始前の13時時点でドライ路面となっていた。しかし重い雲がどんよりとサーキットに掛かり、天気予報では夕方になるにつれ雨の予報となっている。
13時32分決勝レースがスタート。まずはBドライバー石坂がステアリングを握る。ハンディキャップとして初回ピットイン時の20秒の静止が義務付けられているため、石坂のピットインのタイミングが戦略を分ける。
#13 ENDLESSはクラス6位からスタートし、1周目にライバルである#225 KTMSがドライブスルーのハンディキャップを消化したことで5位に浮上。石坂は順調に周回を重ねていく。
#13 ENDLESSはスタートからまだ35分ほどのタイミングの21週目にピットイン、ドライバーを石坂から花里に交代する。石坂のスティントを短くし、ここから花里がAドライバーの最低乗車時間である60分を消化。その後、伊東にバトンタッチする作戦だ。短いスティントでタイヤ交換もフロント2本に抑え、ロスを少なくしていく。もちろん20秒間静止のハンディキャップも消化し、クラス7位で復帰する。
レース開始から約1時間経過した14時30分頃からやや雨がパラつくが、本格的な降雨にはならない。レース開始から1時間30分を経過した15時頃から空が暗くなり始め、コース上のクルマもポツポツとワイパーが動き出す。#95 SPOON リジカラ CIVICがコースアウトから緊急ピットイン。#13 ENDLESSは4位へと浮上する。
61周目、小雨が降る中、このあとは雨が降り続かないと予想してピットイン。ドライバーを花里から伊東に交代。タイヤは前後を交換。スリックタイヤを装着してコースへ復帰。一部ウエットタイヤに交換するチームも見られたが、ここは4WDの優位性も期待してスリックタイヤのままコースへ送り出す。
雨は強くなることなく小康状態となり、スリックタイヤのまま走行可能な状態に。しかし伊東はクラス4位から懸命に追い上げるが、#225 KTMSはタイヤ無交換作戦を敢行、ピット作業でギャップを作りトップを快走。逆に#13 ENDLESSの背後には#72 OHLINSが迫ってくる。ドライバーチェンジとタイヤ交換を終えた#72 OHLINSは1周1秒以上の追い上げで#13 ENDLESSの約1秒後ろまで迫る。
そしてチェッカーまで10分を切ったタイミングで#72 OHLINSが#13 ENDLESSに追いつき、バックストレートでオーバーテイク。5位に後退してしまう。
しかし、その先のレッドマンコーナーでなんと#72 OHLINSは他のクラスの車両と激しく接触。コースには復帰したが、大きく遅れてしまう。このアクシデントにより#13 ENDLESSは4位に復帰、残り時間約5分でFCY(1回目)が導入される。残り時間わずかなところでFCYは解除され、そのまま#13 ENDLESSは4位を守り切りチェッカーを受けた。
シリーズランキング争いでは、#225 KTMSが2位でチェッカーを受け、さらにポイント差が広がる結果に。シリーズランキングでは2位のままではあるが、より劣勢な状況となった。しかしながらトラブルの発生など困難の多いレースウィークにおいて、チームとしては今できるベストを尽くしたレースとなった。
※FCY導入
①16:26'34~16:29'52
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/