決勝結果:クラス優勝
スタートドライバーは花里。スタート直後、前述のハンディキャップの消化のためピットへ。一度クラス最下位へポジションダウンしコースに復帰。
43周目に約90分の走行をして最初のピットイン。ドライバーは花里から石坂に交代。タイヤ交換はフロントのみとして、ピット時間を短縮する。
安定したペースを保って徐々にポジションアップし、約6時間を経過した時点で遂にクラストップに立つ。ペースも良く、ここまで予定通りにレースを進めることに成功。
スタートから8時間が過ぎた23時頃より小雨が降り始める。他のクラスではウエットタイヤに交換するチームも出てくるが、ENDLESSは雨が降り続かないと読んで、24時過ぎにピットインした際にもスリックタイヤでピットアウト。ドライバーは伊東のままタイヤ交換と給油を行ってコースへ送り出す。
深夜1時30分。ドライバーを伊東から石坂に交代。雨が降り続きウェットコンディションの路面になっているものの、4WDのGRヤリスはスリックタイヤのまま無交換で給油とドライバーチェンジのみを行う。このときクラストップの#13を筆頭にST-2クラスのほとんどの車両はスリックタイヤのまま走行。というのも石坂いわく「スリックタイヤではかなり厳しいコンディションだった」とのことだが、ペースを保って走行できていた。そのため同じクラスの各マシンは、ピットインしてレインタイヤに交換してもピットイン時のロスタイムを取り戻せない、と判断したようである。
次のピットインでドライバーは再び伊東に交代。まだ湿った路面状況ではあったがスリックタイヤのままピットアウト。また摩耗が少ないウエット路での走行後であったことからタイヤ無交換でコース復帰。徐々に乾いていく路面で少しずつペースアップをしながら、2位に1周の差をつけて順調に周回。
午前6時30分を回り、10分間のメンテナンスタイムを使ってブレーキパッドとローターを交換。左リアブレーキ取付時に若干のトラブルがあったが、バックアップ用パーツを準備していたため問題なく交換を完了。ややオーバーして約12分掛かってしまったが、トップのままコースへ戻る。残り時間は約8時間。
順調に石坂、花里、岡田とスティントをこなして残り4時間で花里に交代。Aドライバー花里は約3時間半の乗車最低時間が定められており、その消化をするべくコースイン。2位とは約4周の差があるが、安定したラップを刻むことが求められる。花里は安定したペースで走り、さらにライバルがペナルティを受けたことで2位との差は5周へと開く。
12時25分、花里から石坂に交代。あと2時間半、ペースを保って走れば優勝はもう目前という状況に。約75分のスティントをこなして石坂から岡田に交代。残り時間を岡田に託す。2位との差は約5周。
岡田はミスなく安定したラップでさらに後続を引き離し、独走状態でゴール。見事富士24時間耐久レース2連覇を達成した。
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/