2024年のスーパーGTレポート
数多くのGTA-GT300車両にキャリパーを供給!
2024年もENDLESSユーザーが激戦のGT300クラスで躍進!
数多くのFIA-GT3車両もブレーキパッドを採用。GT500クラスでは19号車「WedsSport ADVAN GR Supra」がブレーキフルードを採用
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概要/Outline
日本発の国際シリーズとして2005年に誕生したスーパーGTは世界最速のGTレースと言われている。観客動員数においても国内最大の人気シリーズに発展しているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSも同シリーズで有力チームをサポートしている。

なかでも、GTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ)、さらにFIA-GT3の車両規則を採用するGT300クラスではENDLESSユーザーが活躍。同クラスは車種ラインナップが多く、世界的に見ても激戦のクラスとなっているが、年間エントリーの27台のうち、14台がENDLESSのブレーキアイテムを採用しており、シーズン序盤からENDLESS勢が躍進している。

まず、開幕戦の岡山ではK2 R&D LEON RACINGの65号車「LEON PYRAMID AMG」が予選でトップタイムを叩き出し、ポール・ポジションを獲得したほか、決勝でも65号車が2位に入賞。さらに埼玉Green Braveの52号車「Green Brave GR Supra GT」が4位、aprの31号車「apr LC500 GT」が5位に入賞するなどENDLESSユーザーが上位入賞を果たしている。

続く第2戦の富士でも埼玉Green Braveの52号車「Green Brave GR Supra GTが3位で表彰台を獲得したほか、aprの31号車「apr LC500 GT」が5位に入賞。

そのほか、GT500クラスに目を向ければTGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車「WedsSport ADVAN GR Supra」がブレーキフルードを採用していることもトピックスと言えるだろう。

まさにシーズン序盤からENDLESSのサポートチームが抜群のパフォーマンスを披露しているだけに、2024年のスーパーGTでもENDLESSユーザーがタイトル争いを左右するに違いない。

2024年のスーパーGT SUPER GT SERIES 2024
1994年から2004年にかけて争われていた全日本GT選手権(JGTC)の国際化に合わせて、2005年に設立したスーパーGT(SUPER GT)は国内最大級の人気シリーズに成長。事実、1ラウンドあたり3万人から多い時には9万人の観客動員数を誇るなど、まさに日本発の国際シリーズとして大きな成功を収めている。

同シリーズはGT500クラス、GT300クラスの混走で争われており、最高峰のGT500クラスにはトヨタ、ホンダ、ニッサンの3台メーカーが集結。2000ccターボの専用モデルを投入しており、世界最速のGTカーと謳われている。

一方、GT300クラスはスーパーGT独自の車両規定であるGTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ)、さらにFIA-GT3など複数のレギュレーションを採用していることことが特徴で、これによりSUPER GTだけの専用モデルから最新のGT3モデルまで様々なマシンがエントリーしている。車種バリエーションが多彩で、まさにGT300クラスは”世界一の激戦区“と謳われているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSはスーパーGTに参戦する多くのチームにブレーキアイテムを供給しており、ENDLESSユーザーが激しいトップ争いを展開している。

GT300クラスにおいて注目すべき存在が、なんといってもGTA-GT300(旧JAF-GT)およびGTA-GT300MC(旧マザーシャーシ) のオリジナルマシンと言えるだろう。  同モデルは改造範囲が広く、ブレーキに関しても多くのパーツが自由に変更できることから、数多くのチームがENDLESSのモノブロックキャリパーおよびローターディスク、ブレーキパッドを採用している。

まず、注目すべきマシンが、aprの31号車「apr LC500 GT」だ。文字どおり、レクサスLC500hをベースとしたハイブリッドのオリジナルレーシングカーで、ENDLEEのブレーキキャリパー&ローターを採用。開幕戦の岡山で5位に入賞したほか、第2戦の富士でも5位入賞を果たすなど、素晴らしい安定性を披露している。

さらに2023年のチャンピオンチームである埼玉トヨペット Green Braveの52号車「Green Brave GR Supra GT」、LM corsaの60号車「Syntium LMcorsa GR Supra GT」、HOPPY team TSUCHIYAの25号車「HOPPY Schatz GR Supra GT」、と3台のトヨタGRスープラGTもENDLESSのブレーキシステムを採用。52号車「Green Brave GR Supra GT」が第1戦の岡山で4位に入賞したほか、第2戦の富士で3位入賞を果たした。 そのほか、TEAM MACHの5号車、トヨタ86MCの「マッハ車検エアバスターMC86マッハ号」もENDLESSのブレーキシステムを採用するなどENDLESSユーザーとして活躍している。

一方、FIA-GTのGT3モデルは改造範囲が制限され、ブレーキキャリパーもFIAのホモロゲーションが必要となることから、各チームともに純正の公認キャリパーを採用している。しかし、ブレーキパッドは自由に交換できることから、数多くのチームがニュルブルク24時間レースでも豊富な実績を持つENDLESS製のブレーキパッドを採用している。

なかでも、2024年のスーパーGTで素晴らしいパフォーマンスを見せているのが、2018年のチャンピオンチームであるK2 R&D LEON RACINGの65号車「LEON PYRAMID AMG」で、ENDLESSのブレーキパッドを装着したメルセデスAMG GT3を武器に開幕戦の岡山で予選1位を獲得。決勝でも2位入賞を果たした。

そのほか、PACIFIC RACING TEAMの9号車、メルセデスAMG GT3の「PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG」、PONOS RACINGの45号車、フェラーリ296 GT3の「PONOS FERRARI 296」、D’station Racingの777号車、アストンマーティン・バンテージGT3の「D’starion Vantage GT3」にもENDLESSのブレーキパッドが装着されており、インポートのGT3が素晴らしい走りを披露している。

もちろん、TEAM UPGARAGEが投入するホンダNSX GT3の18号車「UPGARAGE NSX GT3」もENDLESSユーザーで第2戦の富士で7位に入賞。さらにNILZZ Racingの48号車、日産GT-R NISMO GT3の「植毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R」もENDLESSユーザーで、ENDLESSのブレーキパッドは国産GTカーと素晴らしいマッチングを見せていることも大きな特徴だ。

またカーボンブレーキが採用されているGT500クラスに目を向けるとGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車、GRスープラの「WedsSport ADVAN GR Supra」がブレーキフルードを採用しており、世界最速のGTカーにおいてもENDLESSのブレーキアイテムが高いクオリティを披露している。

このように2024年のスーパーGTでも数多くのチームがENDLESSのブレーキアイテムを装着しており、彼らENDLESSユーザーが上位争いを展開。後半戦も各ラウンドでの躍進が期待されるだけに、2024年のスーパーGTでもENDLESSユーザーの動向に注目したいものだ。