6月25日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦「サファリ・ラリー・ケニア」の競技最終日デイ4が、ケニアのナイバシャを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が優勝。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合2位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位でフィニッシュしました。また、TGR WRCチャレンジプログラムのサポートにより出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合4位を獲得したことで、GR YARIS Rally1 HYBRIDは2年連続となる1-2-3-4フィニッシュを達成しました。
トヨタは今回の勝利によりサファリ・ラリーでの通算優勝回数を11に増やし(うち10勝はWRC開催イベント)ました。そして、今年は1993年にセリカGT-FOUR(ST185)で初めてサファリ・ラリーで1-2-3-4フィニッシュを達成してから30年目にあたります。同一のWRCイベントで、同じマニュファクチャラーが1-2-3-4フィニッシュを3回獲得するのは史上初となります。
TGR-WRTは、オジエとロバンペラが獲得したポイントによりマニュファクチャラー選手権首位の座を守り、選手権2位のライバルチームに対するリードを23ポイントから42ポイントに拡大しました。また、ドライバー選手権ではロバンペラが首位の座を守り、選手権2位のライバルに対するリードを25ポイントから37ポイントに拡大。エバンスは選手権3位に順位を上げました。
次戦は、7月20日(木)から23日(日)にかけて、エストニアで行われる第8戦「ラリー・エストニア」です。2020年のWRC初開催から4年目を迎えるこのグラベル・ラリーのステージは、全体的にハイスピードですが、道幅が狭くツイスティなセクションも多くあります。また、同じようなステージの特徴を持つラリー・フィンランドと比べると路面が軟らかいため、同じステージを2回目に走行する際には深い轍(わだち)が刻まれることもあります。
ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/