5月14日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦「ラリー・ポルトガル」の競技最終日デイ3が、ポルトガル北部のマトジニョスを起点に行われ、エンドレスがブレーキパーツの供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が優勝しました。また、デイ1でメカニカルトラブルによりデイリタイアとなり、デイ2で再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、総合33位でフィニッシュしました。
デイ2で総合2位のダニ・ソルドに対し57.5秒という大きなリードを築いたロバンペラはデイ3の2本目「ファフェ1」でまずベストタイムを記録しました。そして、その再走ステージで、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージ「ファフェ2」でも、2番手タイムのオィット・タナックに0.7秒差をつけてベストタイムを記録。昨年大会に続き、総合優勝とパワーステージ優勝という、完璧な形でラリーを締めくくりました。その結果、ロバンペラはドライバー選手権で首位に立ち、17ポイントのリードを築きました。なお、チームは今回の優勝により、ラリー・ポルトガルにおける連勝記録を4に伸ばしました。
勝田は前日のデイ2に続き不利な走行順1番手でステージを走行。それでもオープニングのSS16で今大会初となるベストタイムを記録し、続くSS17で4番手タイム、そしてSS18で3番手タイムを刻むなど着実に調子を上げていきました。そして迎えた最終のパワーステージでは、4番手タイムを記録。ボーナスの2ポイントを獲得し、チームはロバンペラが獲得したポイントと合わせて、マニュファクチャラー選手権首位の座を守りました。
WRC次戦は、6月1日から4日にかけてイタリアのサルディニア島で開催される、第6戦「ラリー・イタリア サルディニア」です。この時期は例年気温が高くなることが多く、ドライバー、クルマ、そしてタイヤにも厳しいラリーといえます。
ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/