スタート前は30℃を超える快晴だったが、スタート直後に曇り始めて雨が降り始める不安定なコンディションの中、13時57分にブラックアウト。スタートドライバーはAドライバーの花里。今回のレースも主催者から花里がプロドライバー認定されたことによるハンディキャップ60秒停止が課せられていた。その分のロスを挽回するべく序盤からハイペースで周回を重ねたいが、55kgのウエイトハンデによって思ったようにペースが上がらない。
35周目、ハンディキャップの消化のためピットイン。60秒停止してコースに戻ったことで2位から4位に後退。38周目に再びピットインして花里から石坂にドライバーチェンジ。5位でコースに復帰となった。
石坂はハイペースで追い上げてポジションを回復。3位まで順位をアップする。65周目にセーフティカー導入に合わせてピットイン。伊東にドライバーチェンジした。セーフティカーのタイミングを利用してロスを最小限に抑えて最後のピットインをすることができた。この作戦がうまく作用して上位との差を大きく詰めることができた。
残り60分の時点で実質1位の#6 新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10と#13の差は6~7秒ほど。優勝の行方は最終ドライバーに託された。伊東は#6との差を徐々に詰めるが、残り20分でタイム差は約4秒。全力で逃げる#6をさらに追い上げるべく、伊東は最後にベストタイムを出す渾身の走りを見せる。
しかし伊東のラストスパートも実らず、#13は2位でチェッカー。ただ55kgのウエイトハンデ搭載と60秒ストップのハンディキャップ消化での2位表彰台は想定を大きく上回る成績だ。マシンのパフォーマンスの点でも、ハンディキャップ無しの#6に4秒差まで詰められたことから大きな収穫となった。
これでシリーズポイントもさらに上積みすることに成功。2位の#743と13.5ポイント差を付け、次戦オートポリスに挑む。
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/