レースレポート
スーパー耐久シリーズ 2022 第4戦 オートポリス 3号車
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[予選/7月30日(土)] 3号車
Aドライバー/小河 諒…………1位 14:05〜 15分間 ウェット
Bドライバー/川端 伸太朗……1位 15:15〜 15分間 ウェット
Cドライバー/菅波 冬悟………1位 16:00〜 20分間 ウェット (赤旗中断あり)

全7戦で組まれた2022シーズンのスーパー耐久も、いよいよ折り返し点。その第4戦の舞台はオートポリスだが、前戦のSUGOラウンドが開催されたのは7月1週目。移動時間を差し引けば、4週間にも満たないというハードスケジュールの中でのレースとなった。

この日の予選は、まるで4週間前のSUGOラウンドを思わせるかのような1日となった。台風の進路がずれたため直撃は避けられたものの、台風に刺激された低気圧が九州に停滞し、不安定な天候となった。

予選が行われた土曜日はそれまで降っていた雨が昼過ぎに上がり、Aドライバーの予選スタート時にはドライに近い状態の路面となっていた。このタイミングでアタックした小河は、1分56秒台をマーク。するとST-Xクラスのマシンの予選が始まるタイミングで大粒の雨が降り出したことによりタイムを伸ばすことが出来ず、Aドライバーの予選が終わった時点で小河はトップに躍り出た。一方、Bドライバーの川端伸太朗がアタックする際には完全なウェットコンディションとなり、タイムは2分6秒台であった。最終的にST-Xクラスのマシンに合算タイムで逆転されてしまい総合トップとはならなかったが、総合の4番手と上々の結果となった。
[決勝/7月31日(日)] 3号車
スタート 11時03分57秒    チェッカー 16時07分17秒
路面コンディション ドライ/ウェット
FCY導入
1回目 11時45分17秒〜11時57分13秒
2回目12時10分13秒〜12時11分19秒
3回目14時54分44秒〜14時56分45秒
4回目15時54分48秒〜16時01分40秒


早朝のウォームアップ走行時はウェットだった路面は決勝レースまでに乾き、外気温度も25℃とこの季節としては過ごしやすい中でのレーススタートとなった。

決勝レースは2戦連続2列目からのスタート。前戦のSUGOラウンドでは前後がST-Zクラスのマシンだったため、トップに躍り出ることを狙ったスタートだった。しかし、今回前後にいるマシンはラップタイムで8秒以上も速いST−Xクラスのマシンのため、スタートドライバーの小河は冷静にオープニングラップを走行。結果的に総合の8番手にまで後退するが、事実上のライバルであるST−Zクラスのマシンを引き離すことに成功し、順調に周回を重ねた。

39ラップ過ぎに最初のピットストップを行い、川端にスイッチ。川端は2分00秒台〜02秒台と安定したラップタイムで周回を重ねた。79ラップ過ぎに2回目のピットストップを行い、菅波にスイッチ。菅波も安定した走りで周回を重ねていくが、チェッカーまで1時間強となった105ラップ過ぎから雨が降り出した。瞬く間にラップタイムは7〜10秒落ちになるが、すぐにレインタイヤに交換すればいいと言う訳ではない。雨雲の動きや他チームのラップタイム、菅波から送られてくる路面インフォメーションなどから、ピットストップのタイミングを探る必要がある。

菅波は124ラップまでピットストップを遅らせてピットストップ。レインタイヤへの交換と給油を済ませて、小河へとドライバーチェンジ。このまま小河はウェット路面の中、チェッカーまで走り切った。

天候がめまぐるしく変わる週末だったが、ドライバー、メカニックともに落ち着いた対応で走り切ることができたオートポリス。細かな課題は次戦のもてぎラウンドまでに解決し、改善を進めていく。

Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://supertaikyu.com/