Super GT
ブレーキに過酷なもてぎで、ENDLESSユーザーが躍進予選でトップ3を独占するほか、決勝でも表彰台を獲得!
混戦のGT300クラスで29台中15台がENDLESSのブレーキアイテムを採用!第4戦タイ、第6戦オートポリスを制するなど2019年もENDLESS勢が躍進
概要/Outline
国内外のモータースポーツで活躍するENDLESSは、国内で最大の人気を誇るスポーツカーレース、スーパーGT(SUPER GT)でも数多くのユーザーをサポート。なかでも、多彩な車種ラインナップを誇るGT300クラスでは、29台のうち、15台がENDLESSのブレーキアイテムを装着するなど50%以上のシェアを誇っており、各ラウンドで上位争いを展開している。
具体的には第4戦のタイでGAINER TANAX triple a GT-Rがシーズン初優勝を獲得したほか、リアライズ日産自動車大学校GT-Rが2位、LEON PYRAMID AMGが3位入賞を果たすなどENDLESSユーザーが表彰台を独占。
さらに第6戦のオートポリスではSYNTIUM LMcorsa RC F GT3がシーズン初優勝を獲得したほか、マクラーレン720Sが2位入賞を果たすなど、ENDLESSユーザーが1-2フィニッシュを達成したことは記憶に新しい。
そして、最終戦のもてぎでもENDLESSユーザーが躍進。ツインリンクもてぎはストップ&ゴーのレイアウトを持つことから、シリーズで最もブレーキに過酷なコースと言われているが、ENDLESS勢はその難攻不落のコースを攻略し、マクラーレン720Sがポールポジションを獲得したほか、リアライズ日産自動車大学校GT-Rが2位、LEON PYRAMID AMGが3位につけるなど予選上位を独占した。決勝でもレース中盤で首位に浮上したLEON PYRAMID AMGがトップ争いを支配。残念ながらLEON PYRAMID AMGはガス欠により最終ラップで逆転を許し、2位に惜敗したものの、2019年もENDLESSユーザーが活躍したことでブレーキアイテムのパフォーマンスを証明した。
2019年のスーパーGT SUPER GT SERIES 2019
1994年から2004年にかけて争われていた全日本GT選手権(JGTC)の国際化に合わせて、2005年に設立したスーパーGT(SUPER GT)は国内最大の人気シリーズとして定着。そのなかで注目を集めているクラスが多彩な車種バリエーションを誇るGT300クラスだ。
GT300クラスはスーパーGT独自の車両規定である“JAF-GT” “MC(MotherChassis)”と、国際規定の ”FIA-GT“の三つのレギュレーションを採用したことが特徴で、これによりスーパーGTだけの専用モデルから、最新のGT3モデルまで様々なマシンがエントリー。シリーズ最大の激戦区となっているが、国内外のモータースポーツシーンで活躍するENDLESSも以前からGT300クラスに参戦する多くのチームにブレーキアイテムを供給している。
まず、改造範囲の広いJAF-GT, MC規定モデルはブレーキに関しても多くのパーツが自由に変更できることから、数多くのチームがENDLESSのモノブロックキャリパーおよびブレーキローター、ブレーキパッドを採用している。具体的にはつちやエンジニアリングのトヨタ86MC「HOPPY 86 MC」がキャリパーおよびローター、パッドを採用するほか、2台の「トヨタGRスポーツ・プリウスapr GT」を投入するaprもハイブリッド非搭載の30号車、ハイブリッド搭載の31号車ともにENDLESSのキャリパー、ローターを採用している。さらに埼玉トヨペットGreen Braveもトヨタ・マークX MC「埼玉トヨペットGBマークX MC」にENDLESS製のキャリパー、ローター、パッドを装着するなど、JAF-GT,MCモデルの多くがENDLESSのブレーキシステムを採用している。
一方、FIA-GTのGT3モデルは改造範囲が制限され、ブレーキャリパーもFIAのホモロゲーションを取得しなければならないことから、各チームともに純正の公認キャリパーを採用。しかし、ブレーキパッドは自由に交換できることから、数多くのチームがニュルブルク24時間レースでも豊富な実績を持つENDLESS製のブレーキパッドを採用している。
具体的には2018年の王者、K2 R&D LEON RACINGがメルセデスAMG GT3「LEON PYRAMID AMG」にENDLESS製のブレーキパッドを採用するほか、2台のニッサンGT-RニスモGT3を投入するGAINERも10号車の「GAINER TANAX triple a GT-R」、2019年よりニッサンGT-RニスモGT3でGT300クラスへの参戦を開始したKONDO RACINGの「リアライズ日産自動車大学校GT-R」もENDLESSのパッドを採用。さらにAudi Team HitotsuyamaのアウディR8 LMS「Hitotsuyama Audi R8 LMS」、TEAM UPGARAGEのホンダNSX GT3「UPGARAGE NSX GT3」、LMcorsaのレクサスRC F GT3「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」もENDLESSユーザーだ。
そのほか、今季よりアストンマーチン・バンテージGT3を投入するD’station Racing AMRの「D’station Vantage GT3」、マクラーレン720S GT3を投入するMcLaren Customer Racing Japanの「マクラーレン720S」にENDLESS製のブレーキパッドが装着されるなど、話題のニューマシンをバックアップしていることも2019年のポイントだと言えるだろう。
このように2019年のスーパーGTでもGT300クラスでは数多くのチームがENDLESSのブレーキアイテムを装着しており、各ラウンドで上位争いを展開。第1戦の岡山では埼玉トヨペットGBマークX MCが3位を獲得した。
第2戦の富士では予選でリアライズ日産自動車大学校GT-Rがポールポジションを獲得したほか、HOPPY 86 MCが2位、ADVICSマッハ車検MC86マッハ号が3位につけるなど、ENDLESSユーザーが上位を独占した。残念ながら決勝はリアライズ日産自動車大学校GT-Rの4位が最高位となったが、第3戦の鈴鹿でもHOPPY 86 MCが予選を制してポールポジションを獲得したほか、ADVICSマッハ車検MC86マッハ号が2位入賞。さらに第4戦のタイでも予選でHOPPY 86 MCが1位、リアライズ日産自動車大学校GT-Rが2位、D’station Vantage GT3が3位につけたほか、決勝でもGAINER TANAX triple a GT-Rが優勝、リアライズ日産自動車大学校GT-Rが2位、LEON PYRAMID AMGが3位につけ、ENDLESS勢が表彰台を独占した。
ENDLESSユーザーの躍進は後半戦も続いた。第5戦の富士でポールポジションを獲得した埼玉トヨペットGBマークX MCが2位に入賞したほか、第6戦のオートポリスでも予選でHOPPY 86 MCが1位、埼玉トヨペットGBマークX MCが2位、D’station Vantage GT3が3位を獲得。さらに決勝では目まぐるしくコンディションが変わるなか、予選で12位に出遅れていたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3が大逆転でシーズン初優勝したほか、予選で19位に出遅れていたマクラーレン720Sが2位入賞を果たしたことは記憶に新しい。
第7戦のSUGOは予選で3位につけていたHOPPY 86 MCにかわって、予選13位から追い上げたLEON PYRAMID AMGの4位がENDLESS勢の最上位となったが、最終戦のもてぎで再びENDLESS勢が躍進。ストップ&ゴーのもてぎはシリーズで最もブレーキに厳しいサーキットと言われているが、ENDLESSユーザーたちはいち早く同コースを攻略しており、マクラーレン720がポールポジションを獲得したほか、リアライズ日産自動車大学校GT-Rが2位、LEON PYRAMID AMGが3位につけるなどトップ3を独占していた。
その勢いは決勝でも健在で、レース中盤で首位に浮上したLEON PYRAMID AMGがそのままトップ争いを支配。残念ながらガス欠によりLEON PYRAMID AMGが最終ラップで後退、2位に惜敗することとなったが、2019年はENDLESSユーザーが2勝をマークしたほか、計4回のポディウムフィニッシュを果たすことで改めてブレーキアイテムのパフォーマンスを証明した。
ギャラリー
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