全日本ラリー選手権
ラリー北海道で新井大輝が優勝!新井敏弘も3位で表彰台を獲得!2019年も全日本ラリー選手権でENDLESSユーザーがタイトル争いを展開!
勝田範彦、奴田原文雄も最高峰のJN1クラスでトップ争いを展開!ラリー北海道で苦戦するも、JN4クラスでは関根正人がタイトル争いを独走中
概要/Outline
 国内外のレースシーンで活躍するENDLESSはラリー競技でも活躍。世界最高峰のWRC(世界ラリー選手権)でフォードの有力チーム、MスポーツWRTをサポートするほか、国内トップシリーズのJRC(全日本ラリー選手権)でも数多くのタイトルを獲得している。

 その勢いは2019年も健在で、ENDLESSのサポートドライバーたちが最高峰のJN1クラスでトップ争いを展開中だ。

 なかでも最大の注目を集めているのが、新井敏弘の長男、新井大輝にほかならない。GRB型のスバルWRX STIを武器にシーズン緒戦となった第4戦の久万高原ラリーでJRCでの初優勝を獲得すると第6戦のARKラリー・カムイを制覇。さらにVAB型スバルWRX STIにスイッチした第8戦のラリー北海道で今季3勝目を獲得したことで、ポイントスタンディングでもランキング4位に浮上している。

 もちろん、父の新井敏弘もVAB型スバルWRX STIを武器に第1戦のラリー・オブ・嬬恋、第5戦のモントレーを制するほか、第8戦のラリー北海道でも3位入賞を果たし、ランキング首位でタイトル争いを支配。同じくVAB型のWRX STIを駆る勝田範彦が第2戦の新城ラリー、第7戦の横手ラリーを制してランキング2位につけるほか、三菱ランサーエボリューション10を武器に第3戦のツール・ド・九州を制した奴田原文雄がランキング3位に続くなど、ENDLESSユーザーがランキング上位を独占しており、2019年も激しいタイトル争いを展開している。
2019年の全日本ラリー選手権 Japanese Rally Championship 2019
2019年の全日本ラリー選手権(JRC)は全10戦で開催されており、各ラウンドで激しいバトルが展開。そのなかで最も注目を集めているのが、ENDLESSがサポートしている26歳の若手ドライバー、新井大輝だと言えるだろう。新井大輝はご存知のとおり、2005年および2007年のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)でチャンピオンに輝いた新井敏弘を父に持つ二世ドライバーで、2013年、GC8型スバルWRX STIを武器に当時19歳でJRCにデビュー。その後もスポット参戦ながらJRCで活動を続けるほか、2015年には「トヨタGAZOOレーシング・ラリーチャレンジプログラム」のドライバーに選出され、2016年からフィランドラリー選手権のほか、トミ・マキネン・レーシングのフォード・フィエスタR5でWRC2に参戦していた。

 2019年はストール・レーシングのシトロエンC3 R5でERCに参戦する一方で、新井大輝はSUBARU TEAM ARAIのドライバーとしてJRCで活動を再開すると海外武者修行で培ったパフォーマンス披露。復帰緒戦となったのは第4戦のターマックイベント、久万高原ラリー(愛媛県)で、ENDLESSのブレーキシステムを採用したGRB型スバルWRX STIを武器に最高峰のJN1クラスで初優勝を獲得したほか、第6戦のグラベルイベント、ARKラリー・カムイ(北海道)で2勝目を獲得するなど、ベテランドライバーを凌駕する速さを披露した。

 その勢いは9月20日~22日に開催された第8戦のラリー北海道でも健在だった。同イベントでENDLESSのブレーキシステム採用のVAB型スバルWRX STIにスイッチした新井大輝は、20日のSS1でベストタイムをマークするなど幸先の良いスタートを披露。翌21日はダンパーのトラブルが発生したものの、4回のSSウインを獲得し、後続に約15秒の差をつけてレグ1をトップでフィニッシュした。新井大輝は22日のレグ2でもSS12でベストタイムをマークしたほか、コンスタントな走りでポジションをキープ。その結果、新井大輝は今季3勝目を獲得し、ポイントスタンディングでもランキング4位にジャンプアップを果たした。

 このように2019年は新井大輝が目を見張るような躍進を見せているが、その一方で父の新井敏弘もSUBARU TEAM ARAIの代表ドライバーとして、ENDLESSのブレーキシステムを採用したVAB型スバルWRX STIを武器に持ち前の強さを発揮している。開幕戦のスノーイベント、ラリー・オブ・嬬恋(群馬県)で今季初優勝を獲得すると第2戦のターマックイベント、新城ラリー(愛知県)で3位、第3戦のターマックイベント、ツール・ド・九州(佐賀県)で2位に入賞。第5戦のグラベルイベント、モントレー(群馬県/長野県)で今季2勝目を獲得すると第7戦のグラベルイベント、横手ラリー(秋田県)で2位入賞を果たした。さらに第8戦のラリー北海道でもSS13、SS14でベストタイムをマークし、3位入賞で今季6度目の表彰台を獲得。この結果、新井敏弘はポイントランキングでも後続に14ポイント以上の差をつけるなど首位を快走中だ。

 そのほか、LUCK RALLY TEAMの勝田範彦も無視できないドライバーで、ENDLESSのブレーキシステムを採用したVAB型スバルWRX STIを武器に第2戦の新城ラリーで今季初優勝を獲得したほか、第7戦の横手ラリーで今季2勝目を獲得したことは記憶に新しい。残念ながら第8戦のラリー北海道では表彰台にととかず、4位に終わることとなったがランキング2位で首位の新井敏弘を追う。

 さらにADVAN-PIAA Rally Teamの奴田原文雄もENDLESSのサポートドライバーのひとりで、ENDLESSのブレーキシステムを装着した三菱ランサーエボリューションを武器に第3戦のターマックイベント、ツール・ド・九州で今季初優勝を獲得している。残念ながら第8戦のラリー北海道では予想外のアクシデントに祟られて5位に留まることとなったが、計5回の表彰台の獲得により、ポイントランキングでは3位につけるなどタイトル獲得の可能性を残す。

 このように2019年のJRCもENDLESSのサポートドライバーがランキングで上位を独占するだけに、このまま最終戦までENDLESS勢がタイトル争いを展開することになるだろう。

 なお、混戦のJN4クラスに目を向けるとMATEX-AQTEC RALLY TEAMの関根正人がENDLESSのサポートドライバーとして躍進している。EBDLESSのブレーキパッドを装着したスズキ・スイフトを武器に第5戦のモントレー、第6戦のARKラリー・カムイ、第7戦の横手ラリーを制するなど得意のグラベル戦で3連勝を達成。残念ながら第8戦のラリー北海道はレグ1で痛恨のコースアウトを喫し、リタイアに終わることとなったが、ポイント争いでは後続に20ポイント以上の差をつけてタイトル争いを支配しているだけに、関根のJN4クラスでのチャンピオン獲得にも注目したい。
ギャラリー
※画像はクリックすることで拡大できます。
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail
Thumbnail