
開幕戦のもてぎラウンド後、第2戦の舞台となるスポーツランドSUGOにマシンを持ち込み、開幕戦でステアリングを握れなかった山内、さらには各部のセットアップの方向性を探るなどして、ライバルとなる2台のGT-Rとの差を詰めるべく走らせた。
タイヤが暖まり、YUKE TANIGUCHIのペースが上がり出した37ラップ目、今度はST-1クラスのポルシェがクラッシュ。2回目のセーフティカーがコースに入る。トップを走る24号車のGT—Rは、ここでピットストップ。これで24号車は大きく勝利に近づくことになり、逆に当チームは完全に脱落となってしまう。45ラップ過ぎにセーフティカーが抜け、この時点で当チームは5番手。しかし、ツキは逃げていなかった。
60ラップ過ぎ、セーフティカーが抜け、レース再開。トップ5台が2秒以内という、熱い闘いが始まった。とりあえず、最初のピットストップでロスした分を大きく取り戻すことになる。
ピットストップのタイミングでトップに躍り出ていたのは10号車、これを24号車と8号車。その後方に峰尾がステアリングを握る当チームのGT—Rが追う展開。この4台によるバトルは、15ラップ近くにわたって繰り広げられる。79ラップ目、まず24号車がトップに躍り出て、翌ラップには当チームのGT—Rも抜き、2番手に浮上。24号車との差は1.57秒。しかし、この差は予想以上に大きかった。遅いマシンに引っかかるタイミングで抜きたいのだが、このタイミングもほとんど生まれない。それどころか逆に当チームのGT-Rが引っかかるなど、思ったように攻められない。20ラップ以上にわたって、必死になって追う峰尾。2秒以内の差を詰め切れず、当チームのGT-Rは2位でのチェッカーに終わった。
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