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2014年のダカールラリーに、昨年の覇者X-Raidは11台ものMINI ALL4 Racingをエントリー。ドライバーラインナップを見ても、今年の連覇は予想された。
　激しいトップ争いが繰り広げられたステージだが、最終日から2日前にチームオーダーが出される。X-Raidは表彰台独占という完全制覇を目指し、プッシュしていた昨年の覇者であるステファン･ペテランセルに2位キープのオーダーを出した。このときのラリーリーダーはナニ・ロマ。10年前に2輪での優勝を経験しているダカールの常連である。ところが、その翌日にミスコースにより順位が逆転。しかしながら、最終日にチームオーダーどおりの順位に調整しフィニッシュを迎えた。　チームオーダーが出されたにせよ、１０ものステージで勝利を飾ったロマは４輪での初優勝となり、ペテランセルに続き史上3人目の2輪＆4輪両クラスでの優勝経験者となった。　X-RaidのMINI ALL4 Racing は11台すべてが完走を果たし、上位10台中に7台が入っているという圧倒的な結果を残している。