
前戦の富士で待望の勝利を挙げ、ランキングで1ポイント差の2位に浮上した当チームだが、マシンの戦闘力を考えたら厳しい状況が依然として続いている。
今回は飯田をスターティングドライバーで起用。これでGT—Rに大きく引き離される事なくプレッシャーをかけるのが狙い。さらにジェントルマンドライバーがステアリングを握る事が多い2番目をTANIGUCHIがスイッチ。そして、峰尾がガチンコで勝負するという作戦で望んだ。
まずまずのスタートを切った飯田だが、前を行く2台のGT-Rにはジワジワと引き離される展開で始まった。5ラップ目には3.7秒、7ラップ目には4.4秒と引き離され、逆に後方4番手のBMWとの差は1秒以内と厳しい状況だった。それでも確実に3番手のポジションをキープしている飯田にツキが回ってきたのは10ラップ過ぎだった。2番手を走るGT-Rのペースがダウン。当チームのBMWよりもラップタイムが落ちだし、15ラップ過ぎにはその差が1秒を切るまでに迫った。26ラップ過ぎまでテール・トゥ・ノーズが続くが、飯田は24号車をかわし2番手に浮上する。ちなみに後方にいたBMWとの差は10秒以上に広がっていた。飯田は42ラップ目、トップとの差を8秒にまで追いつめたところでピットストップ。
タイヤ交換、ガス給油を済ませ、作戦とおり、TANIGUCHIにスイッチしてコースに送り出す。この時点でトップのGT-Rとの差は約80秒強。50ラップのところでGT-Rもピットストップ。これでTANIGUCHIはトップに躍り出る。リードは約7秒。必死になって逃げるTANIGUCHIだったが、GT—Rのステアリングを握るプラチナドライバーは、TANIGUCHIよりも2〜3秒以上速いラップタイムで迫ってくる。これで2位に後退。
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