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アルファロメオジュリエッタスパイダー制作日記(まさに作業はエンドレス・・・)
アルファロメオジュリエッタスパイダー
イタリアの小粋なオープンスポーツカー、キレイな車体は少なくレストアにも大変なお金と時間がかかる・・・・
レストア車の価格は安くても800万円。高いものだと余裕で1000万円オーバー!!
自分は正直この車の事を知らなかったし、あまり興味もなかった(笑)それがここ半年でどれだけ愛着がわき、好きになったか・・・・分からないものですね!
今回この車を仕上げるにあたり花里社長より「責任者」を任命されちゃいました。「オレ??」って思いましたし、「オレに出来るの??」とも考えましたが、エンドレスには優秀なスタッフもたくさんいるし、協力してくださる方々もいる!オレはしっかり段取り組んで進めるだけ!なんか困ったら社長に頼ろう!!なんて考えこの大きなプロジェクトをスタートさせたのです。
ある日の夕方、エンドレス花里社長から1枚の写真を見せられる。コレが「アルファロメオジュリエッタスパイダー」
薄い水色のボディーカラーで各部はかなり錆で腐食しており、メッキ関係も輝きは無くサビサビ・・・・
「コレ、譲ってくれるって言うんだよぉ。エンドレスさんならキレイにして大事に乗ってくれるだろうから」と。
この車のオーナーさんは軽井沢でカーショップ「Easel」を経営されている「金子さん。」花里社長も暇さえあれば通っている軽井沢の車好きの聖地「カフェGT」で知り合った仲間なんです。
この写真を見せられても正直ピンとこなかったし、まさかこれを「東京オートサロン」に展示することになるなんて・・・誰も考えていなかった。「花里社長を除いては・・・(笑)」
2014年 8月10日
ひと息つこうかと、軽井沢に向かった 裏道をカッ飛ばせば30分強で行けるいつものカフェ 自分はやっぱりクルマが好き。 クルマ好きなマスターのいるカフェGTで レースのこと 最近のクルマのこと 旧車のこと…… クルマの話で瞬く間に時間は流れていく 社長、旧いアルファロメオがあるんだけど……?
2014年8月25日
譲ってくれると言われて、飛びついちゃうのが貧乏人の性……!? 話はトントン拍子に進み、秋の気配を感じ始めた8月の下旬 凄いアルファがガレージに運び込まれた。正式な車名は [アルファロメオ ジュリエッタ スパイダー] クルマ好きとは言っても、調べないと分からないことだらけ 車検証などから どうやら1959年型の101スパイダーらしい まさに自分と同じ50年代に産声を上げた名車だ しっかりと復活させてやりたい。急に胸が熱くなってきた。
(レポート 村田信博(ドライバー))
エンドレスレーシングガレージはレースシーズンということもありみんな忙しく働いています。そんな中、ガレージにジュリエッタが運ばれてきました。
アルファロメオジュリエッタスパイダー(1959年型101スパイダー)
写真ではよく分からなかったが腐食はかなり進んでおり、フロアはほとんどサビで原形をとどめてない、付いていない部分も多くある。ミッションは無くブレーキ関係もバラバラ・・・・メカニックたちもまぁゆっくり時間をかけてレストアするものだと思い軽くチェックするくらい。
ここで花里社長より壮大な計画が発表される!!!!
「このジュリエッタ、オートサロンで展示するぞっ!!」
そこにいた全員が耳を疑う・・・・
「えっ!?後4ヶ月しか無いじゃん・・・・」
しかしそうと決まれば作業スタート!!エンドレスレーシングメカたちは素早い作業でバラシ始めます。多くの錆によりボルトはねじ切れ、ナットはナメる・・・組立ての事も考え写真を撮りながらの作業。この日のうちに約8割はバラシ完了!思ったよりも・・・ボディはひどい状態だった・・・「なんとかなるの??」
全ての部品をバラシ改めてみんなでチェック。外観はともかく室内がひどい・・・・フロアはほとんど全滅。前後バンパー部、さらにサイドステップは腐り過ぎて触れば穴があきボロボロ崩れる・・
ここまでのボディをしっかり修復できるのは・・・・あの人しかいない!!
花里社長が託したのは群馬県の「マルヨシスポーツ」の吉田さん。
エンドレスのレーシングカーのボディ補強やロールゲージを制作してもらったり、一緒に軽自動車のレースに出たりとスタッフとも仲の良い吉田さん。
彼は言う!「オレ・・・・ロールゲージ屋さんなんだけど・・・・」
しかしこんな頼みを快く引き受けてくれるのが吉田さん!!
2014年8月25日
居ても立ってもいられない。こうなると気持ちが抑えられない ガレージにいる従業員を集結させて、各部のチェックを始める すぐに従業員から「社長、マジでこれをやるんですか」と 悲痛に近い声が飛び込んでくる 「何、言っているんだ。これくらい出来なくてどうするんだ」 気合い入れてはみたものの、いざ、クルマを覗き込むと…… 外観のきれいさとは違い、車内やトランクルームに 多量のドングリが転がっているではないか ガレージ内での保管とは言え、森の中のガレージ。それも20数年間手つかずでは、リスのお屋敷になっていてもおかしくない 追い討ちをかけるように「社長、ヤバイです」と またまた従業員から悲しい声が聞こえてくる 部品を外そうとしたら根こそぎ取れてしまったらしい 「丁寧にやらないからだよ」と怒鳴ったが すぐにそれが無意味だったことに気がつく サビは予想以上だった。触れただけでボロボロと崩れ落ちていく 部品にボディ、ボルトも簡単に折れてしまう
2014年8月26日
気分一新。本日から本格的に部品を外す 難敵はサビだけではない ボディや部品の劣化もひどく、すぐに崩れ落ちてしまう 整備解説書でもあれば話は別だが、そんなものは無いに等しい 崩れ落ちる前に写真も撮っておかないといけないし 重要箇所は寸法も測っておかないといけない その状況の中、まずは足回りから外す ブッシュ類はこれまで見たことがない状態だし ボルト類も折れていくものがあったりで悲しすぎるぞ!
2014年8月27日
降ろされたエンジン本体。ちなみにミッションはなかった このボディの状態からしたら、そんなに期待はしていなかったが エンジンブロックなど、外観は意外に状態がいい ただ、開けてみたらリスが飛び出してくるかもしれない!?
2014年8月28日
外した足回りとペダルボックス アーム類が折れているようなことはなかったが サビだけではなく、ドロのようなゴテゴテしたものが付着 油脂なのだろうか? もちろん、ブッシュ類はボロボロだ。
2014年8月28日
外せるパーツをすべて外したボディ 持ち込まれたときは、そこそこの程度に見えたボディも パーツを外していくと、あちこちがボロボロと崩れ落ち 穴だらけのボディになってしまった 過去にファイバーで修理した箇所なども発覚 予想以上にボディはダメージを受けていた ボディ修復はエンドレススポーツがスーパー耐久で走らす レーシングカーのロールゲージを製作してもらっている マルヨシスポーツの吉田氏にお願いする。 自分も板金をやっていたし、器用さもあると自負しているが ここまでミラクルなボディ!?は、吉田氏にまかせるのが一番 こういったボディを修復するには 器用さだけでなくクルマに対する愛情がないとダメなのだ 気持ちよく引き受けてくれた吉田氏に感謝! この業界に足を突っ込んで40年以上の歳月が流れているが こういった難題に出くわしたときは いつも多くの仲間に助けてもらっている 今回も自分だけじゃないことを痛感させられた
(レポート 村田信博(ドライバー))
エンドレス小林メカとマルヨシスポーツにボディを運びます。運んでる最中もあちこちサビがボロボロと崩れます。
マルヨシスポーツで吉田さんに見てもらうと、そこに言葉は無くいろいろ考えてるみたい・・・
とりあえず、お願いする修復箇所と「出来るだけ早く!」と言うことだけ伝え、逃げるように帰社しました(笑)
「吉田さん!ヨロシクお願いします!!」ちなみにここでは11月初旬には完成の予定でした。
ここから吉田さんは自身がサポートする全日本ラリーにも参加するため忙しい日々と共に「レストア作業」に追われます。まずは全てのサビを落とし、無くなったフロアを制作していきます。ボディ形状に合わせ鉄板を手曲げし作業は進みます。フロア張り替えと共にシートレール取り付け部の制作も依頼。シートはもちろん「BRID」製が装着されるのですがもちろん「ジュリエッタ」の設定はナシ。「マツダロードスター用」を持ち込み、合わせてもらいます。
同時進行でエンドレスでは外したパーツの修理やオーバーホールの作業を進めます。幸いにもこの車、50年以上も前の車両なのにかなりパーツは手配できるのです!しかし・・・1つ1つがかなり高額・・・新品が無く中古パーツの手配だったりもしましたが、国内にある「アルファロメオ専門店」さんに片っ端からTELし探していきます。ジュリエッタを全く知らなかったエンドレススポーツ早川くんがパーツ調達係に。今では社内で1番詳しいのは彼!ってくらいの知識が身についたのは当然ですね!
さて、パーツの状態は・・・・
LSDはリングギアボルトがほとんどはずれていてギアの歯はボロボロ、オイルシール関係もやられておりオイル漏れ多数。デフケース、ピ二オンギアが大丈夫だったのはラッキーで、LSD本体は使用不可、これまたパーツを手配します。
エンジンは小林メカが担当し分解。
何十年もかかっていなかったエンジンの状態は・・・ピストンリングは割れ、バルブも破損、ウォータージャケットはガビガビ、ブロック、ヘッドはところどころサビによる腐食がありボコボコ。再生のため加工に出すのですが肝心な「ヘッドボルト」が錆ついて全く外れない。小林メカ苦戦!
足回り関係は比較的状態は良くバラバラにし再塗装。ブッシュなどのゴム類、ピロボールなどを交換しオーバーホールは進みます。
組み立てにはオール英語の部品リストのコピーと最初に撮った画像が頼り。しかし、あまりにも多い携帯の画像はそれを探すのに一苦労・・・
メッキパーツ関係は全くダメなものは新品の手配。なんとか形がちゃんとしてるものは再メッキ。コンディションがいいものは花里社長が磨きます。
このころになると思ったように作業は進まなくなり、定時を過ぎても作業は続きます。エンドレスメカはもちろん夕方になると花里社長はスーツからツナギに着替えガレージにやってきます。軍手をし、錆ついたパーツの磨き作業を新人の斉藤メカと進めてくれます。磨き作業って地味な割になかなかキレイにならない手間のかかる仕事。この辺を率先してやってもらえるのは助かりますね。
オートサロンに出展するにあたり、エンドレスに欠かせないのが「アルトラック」今年もエキマニ、マフラーの制作を依頼するためお邪魔します。アルトラック代表の横山さんと自分は20代前半からの付き合いがありいろいろお世話になってきました。苦戦してるエンジンの話をすると「JUNオート時代の先輩が独立して加工屋やってるよ!聞いてみる??」と情報が。
ここで紹介されたのが埼玉県の「タニマック」代表の谷畑さん。JUNオートを支えたメカニックで横山さんの先輩。自分も前職の時、彼ら2人と多くの仕事をし、友達のようにつき合わせてもらっていたんです。
何年振りだろう・・・電話越しに聞く谷畑さんの声はあの時のまま。現状を相談すると「アルファのエンジンやったことあるし、知り合いも多いよ」と頼もしい言葉が。
結局外すことができなかったヘッドボルト、実はこのエンジンの1番の難所で、錆ついたボルトを外すのはかなり厄介らしいのです。ショップにもよるみたいですが、これを1本外すのにかかる工賃は「2万円から」とか・・・
ボルトは全部で10本。これだけでも最低20万円は必要になるんです。発注していたエンジンパーツ「ピストン、ライナー、ピストンリング、バルブ、ヘッドボルト、カムチェーン、ガスケット」が届いたのでタニマックにエンジンを発送。
大体の作業予定をTELで打ち合わせしお任せします。エンジン加工メニューは「ヘッド、&ブロックの面研、ライナー打ちかえ、ヘッドボルト外し&交換、バルブすり合わせ」
お願いします!!
東京オートサロンにご来場の方はご存知でしょうが、エンドレスブースに出展されたもう1台のオールドカ―「モーリスマイナー」。実はジュリエッタの展示が決まった後にこの車の展示も花里社長より指示があり作業は進んでいたのです!2台同時作業!!
こちらの担当は新人の花里メカ。入社間もない彼が苦労しながら作ったこの車両については改めてじっくりお話しましょう。
数日後、「タニマック」谷畑さんよりTEL。「結構キテルよ―・・・ヘッドボルトもM12ならもっと作業性もいいし、部品もなんとかなる。エンドレスのはボルトがM11、このタイプのエンジンはお金かかってもキッチリ直してやらないとダメなんだ」
ボルトを外すためまずは特殊工具の制作から入り、ボルトが抜けて初めてライナーを外す事ができる。各部の腐食を埋めながらライナー交換しそこから面研・・・・限りなく大変な加工作業だ。
「ヘッドボルトも新しいものはちょっと短いしネジ山の切り方も違う。ヘッドもさらに加工が必要だよ。でもなんとかするから任せて!!」
頼もしい谷畑さんの言葉で救われる。彼ならなんとかしてくれるはず!!
こっちも作業スピードアップで何とか間に合わす!スタッフの士気も自然と上がります!
僕らの設計図であるパーツリストのコピーの束もこのころにはボロボロになってきます。
サスペンション関係、ホーシング等は組み付けも終わり、ボディにボルトオンできる状態になりました。錆びて使い物になりそうもなかった燃料タンクは1度サイドをカットし、キレイにサビを落とし、溶接が得意な「柳沢工房」で仕上げてもらう。パーツの塗装はエンドレスパッドの塗装などをしていただいているパートナーの「ヤマウラ」に無理を言ってお願いする。粉体塗装されたパーツ類は新品以上の仕上がりとなり見る人を驚かせた。
2014年9月26日
ドキドキしながら降ろしたエンジンを開けてみる リスはいなかった(笑)。意外にきれいなことにホッと一息 さらに各部をバラしてチェックしていくと…… エキゾースト側のバルブ1本に割れがあることを発見 シリンダーライナーとスタッドボルトの下部に サビとカビらしきものが付着している さらにピストンはなんとか生きているみたいだが ピストンリングはサビが浸食していて折れている エンジンブロックにシリンダーライナー そして、スタッドボルトを付けた状態で エンジン加工のプロ、タニマックに送り出す。 色々と調べていて見えてきたのだが 60年代のアルファのエンジンはリビルトパーツが それなりにあるらしい。しかし、自分のところで引き取った 59年型のアルファに搭載されている1300ccエンジンはパーツが ほとんどなく、純正を手直ししていかなくてはいけないらしい それだけにまかせられる加工屋さんに頼むしかなく そこで白羽の矢を立てたのがタニマックなのだ よろしくお願いします!というわけで、再びエンジンに火が入ることを夢見て 今夜はぐっすりと寝むることにしようか!
2014年10月6日
9月下旬にマルヨシスポーツに持ち込んだボディは 吉田氏の手により着々と復活していた この日のボディ修復の作業風景 サビで崩れ落ちた箇所は、新たな鉄板を使って復元していく 写真からも分かるように、純正パーツはサビでどこかが崩れ落ち しっかりと原形をとどめているモノは皆無に等しい 実はお願いしたマルヨシスポーツは ロールゲージの製作が本業でボディ屋さんではない ボロボロで細かい数値が判明しないパーツは 吉田氏のカンと技で再現している まさに切った貼ったの世界で作業は進められていくが 走る為のノウハウが随所に秘められている ここは力が集中するから強度が必要、ここは剛性が必要…… クルマの基本が分かっている吉田氏だからこそなせる技なのだ
2014年10月7日
吉田氏が切って、叩いて、曲げて…… 作り上げたパーツをフロント側のフレームに合わせていく
2014年10月16日
これはリヤメンバー部の修復作業 サビで崩れ落ちた部分は、鉄板で修復してもらう 直線的に構成されるモノは復元しやすいが 曲線だったり複雑なラインで構成されているモノは ボディの形状に合わせてたたき出していく
2014年11月19日
シートはBRIDに相談すると 「クラシックモデルに合わせたシートを用意しますよ」と 高瀬社長が快く応じてくれた ただ、当時のアルファのシートレールは、フレームではなく 片側ずつレールがボディに溶接されている このためBRIDでフレームから用意してもらい ボディにフレームを固定することから始めなければならなかった ボディへ仮合わせと位置出しが念入りに行われた さらにフロントダクトの製作、ボディへの溶接も同時進行 再メッキ処理をしてもらうために出していた メッキパーツもピカピカに光り輝いて戻ってきた
2014年11月21日
再メッキに出していたメッキパーツに続き 横浜にあるアルファ専門のショップに注文していたパーツ ブッシュ関係のゴムパーツなどが続々とガレージに届き出した 「社長、ミッションが届きました」と従業員から連絡が入ると すっ飛んでガレージに駆けつけ、梱包を開ける プツップツッやりたくなる緩衝材に巻かれたリヤアクスルなどなどほんの少しゴールが見えたような気がしてきた ところが実際はここからいろいろな手違いが続出する 「一歩前進、二歩下がる」になろうとは……
2014年12月1日
サビで完全に抜け落ちていたフロアの修復作業 鉄板を切って曲げての繰り返しでボディに溶接 あらたにシートレールを取り付けるための スペースを確保しつつ剛性も出していく 一段落したところで、これまたサビで朽ち果てていた サイドシルやフロントカウルも鉄板を切った貼ったで修復。
(レポート 村田信博(ドライバー))
マルヨシスポーツからフロアが形になってきたと連絡をいただき吉田さんの大好きな「ピルクル」をお土産にうかがいます(笑)
手曲げで作り上げたフロア、腐り落ちていたダクト関係など驚くほどのクオリティででき上がっていた。シートレールも位置出しがされており「BRID」に送っていただいた型取り用の座面を借り合わせします。いい感じ!!
マルヨシから花里社長に画像を送りチェックしてもらいます。仕上がりには満足!!「ここまでしっかりやってくれるんだ、腐り落ちた前後バンパー部も直してほしい!」吉田さんの作業に信頼のある花里社長の言葉でこの修復も依頼。
複雑なR形状のバンパー部はプロの板金屋さんでも苦戦する作業。吉田さんは鉄板を手曲げし、分割でパーツを制作。できれば11月末に完成すればいいなぁ・・・・・
気がつけば12月・・・・オートサロンまで実際に作業できるのは1ヶ月ちょっと・・・・
ここまで来たら焦ったってしょうがない。各部をお任せしているその筋の「プロフェッショナル」達に納得いくまで作業していただきましょう!!
2014年12月4日
マルヨシスポーツにアルファを持ち込んだのは8月の終わり 当初は汗だくになってやっていたのに今は……。寒い! でも吉田氏頑張りにより、ボディの修復は完了した 3ヶ月かけて修復したボディは、そのまま依田鈑金塗装に持ち込む この依田鈑金塗装も昔から付き合いのある板金塗装屋さんで 自分とは息のあった仲間で、息子さんは旧車好き これは一気に修復速度は上がるぞ! じつは現車とご対面したときは 「こりゃ下手したら復活まで1年はかかるなぁ」と 腹をくくっていた でも、みんなのバックアップに助けられたこともあり 10月には「ムムッ、来年(2015年)のオートサロンで お披露目できるんじゃないの」と…… クリスマスも正月もないのは、今年に始まったことじゃないし 一人二人、従業員を拉致すれば、大丈夫、間に合う!!!!! そんな思惑もあり、ボンネットやトランクフード、ドアなどは 先に依田鈑金塗装に持ち込みち、先行して進めてもらっていた.
(レポート 村田信博(ドライバー))
いよいよ吉田さんより作業完了の連絡がきた!すぐにエンドレス小林メカとマルヨシスポーツに向かいます。
完璧な作業で修復してくださった吉田さん、ホント助かりました。ここからは僕らがキレイに仕上げオートサロンに持ち込みます!!楽しみにしててください!
引き上げた車両はそのまま地元佐久の「依田板金塗装」に持ち込みます。花里社長が絶対的な信頼を置く依田さん。すでにボンネット、ドア、トランクなどは持ち込んでおりサフェーサー処理までは終わっています。当初11月中旬に持ち込むとお話してましたがすでに12月・・・
自分たちの希望は12月25日上がり。ここから組み立て作業が始められればいろいろと予備日も含めなんとか先が見えそう。依田さんもそこに向けて時間を気にせずがんばってくれています。やはり花里社長も近くに車があると気になります。ほとんど毎日依田板金に通い、時には自ら手を汚し作業します。この辺はやはり「元板金屋さん」!妥協はしませんね(笑)
依田板金さんはすぐにサビを落とし作業にかかりましたが、トランクフード手前がファイバーで補修してありボロボロに・・・・致命的だったがすぐに鉄板でもげた部分を作り修復。この辺の起点がきくところもさすが!!愛情を持って作業してくれる依田板金親子には頭が下がります。
その間エンドレスでは最も大変と思われる「配線」作業が新人、斉藤メカが中心となり始まります。何せ元の配線はボロボロで、頼りになるのはイタリア語で書かれた回路図のみ・・・理解不能・・・
そこで頼りになるエンドレススタッフに助っ人を依頼!キャリパー室の吉田君。彼はもちろんイタリア語は分からない(笑)しかし、とにかく電気に強い。車の知識もあり、自身もアルファを持っている。そんな吉田が来ることにより作業はどんどん進んでいきます!
ボディとその他、エンドレス&依田板金の作業は続いていきます。
2014年12月6日
これまで現車を見たこともない旧いアルファ しかもサビで穴があいた状態のドア単体…… できる板金屋さんでも、これを仕上げるのは、かなり大変なことだ でも依田鈑金塗装はやってくれた。ホントッ、凄いと思う 先に渡してあったボンネットやトランクルーフ、ドアは すでに修復され、サフェーサー仕上げも終わっていた 一方、昨日、運び込んだアルファは 内装部分を残して、ほとんどの塗装を剥がされていた この仕事のはやさ 天晴!
2014年12月8日
完全にボディの塗装が剥ぎ落とされ 鈑金に入ろうかというところで問題が起きた トランクヒンジの土台裏側部分のボディがボロボロと崩れ落ちた おそらく、過去にそこを修復していて劣化によるものと思われる そのままという訳にもいかないので、急遽、ヒンジの土台部分を 剥がして中を補強、元に戻す作業が始まった
2014年12月10日
予定外の時間がかかってしまったが トランクヒンジの土台部分は、鉄板を切った貼ったで修復される 他の部分もきれいに鈑金されていた まぁ、ある程度は予想していたことなのだが 「もう、こんな問題は起きるんじゃないぞ!」と 思いながら、依田鈑金塗装から自宅に帰る
2014年12月12日
昨日で塗装を剥がす行程も終わったが トランクのヒンジ部以外にも、数カ所、問題点があった 助手席側サイドとリヤバンパー周辺に鈑金痕が残っていた 当時の技術らしい引っ張り出しの痕 リヤバンパーは押されたような痕跡 両方とも鈑金して修復する 本日からは赤サビを黒サビに変える薬剤をボディ全体に散布して サビの浸食を抑える作業が始まった
2014年12月13日
ボディの板金作業も終わり、本日はサフェーサー吹き付けに入る ここまでくれば、ボディはあと一息 「この調子で行けば、ひょっとして今年はクリスマス……」 な〜んて思いながらも、すぐに「そんな甘いことない」と 気合いを入れ直す!
2014年12月15日
本日の作業内容はパテ盛り~パテ砥ぎ~ボディライン形成 さらにドアのチリ合わせ このあたりの作業は板金塗装屋さんの腕の見せ所でもある
2014年12月22日
最終下地処理の塗装。見てください! この仕上がりを!! あの8月に見たサビだらけでボッコリ穴の開いた どんぐり村のアルファ!? とは思えないぐらいきれいに仕上がりました.
(レポート 村田信博(ドライバー))
「タニマック」より加工完了の連絡が入る。ここは朝から自分が埼玉までうかがいます。話も聞きたかったし、久しぶりに谷畑さんにもお会いしたかったし・・・キレイに整理整頓された工場には多くの加工マシンが並び、そこには笑顔で迎えてくれた谷畑さんが待っていてくれました。懐かしい話もゆっくりしたかったのですが、一刻も早く会社に持ち帰り作業をしたかったので加工内容や組み付けの注意点、いろいろアドバイス等をいただき帰社しました。とても大変な加工で、特殊技術もあったみたいですが、忙しいスケジュールの中対応してくださった「タニマック」には感謝です!ありがとうございます!!持ち帰ったエンジンはエンドレス小林メカが担当し、そこに地元のレース屋さんの松井さんがヘルプをしてくれる事になりました。この2人に任せておけば心配ナシ!エンジンの組み付け作業は慎重にじっくり進み始めました!
2014年12月25日
やっぱり、今年もクリスマスはなかった 本日の予定は下回りの塗装 明日、26日からボディの塗装が始まり 28日には依田鈑金塗装からガレージに戻ってくる予定だ トランクのヒンジ部分 さらにはリヤバンパー付近や助手席側のクォーターパネルなど 予定外の板金が加わったため、当初より2日遅れとなったが この完成度なら納得。それに2日ぐらいの遅れなら ウチの従業員が必ず取り戻してくれる……よな! いずれにしても8月の終わり マルヨシスポーツに出かけて以来だから 丸々4ヶ月かけてのボディ修復だ。
(レポート 村田信博(ドライバー))
クリスマスではありますが、作業は若干遅れ気味です。依田板金ではオールペイントの作業真っ最中で、乾燥、磨き仕上げ等も考えると2~3日はかかりそう。でも、納得いくまでお任せします。花里社長も「自分たちの仕事には責任を持ち完璧にこなす」と自分たちスタッフにいつも言っています。たとえ後半のスケジュールがタイトになろうとも依田さんが「完璧にやらせてほしい!!」と言ってくれば全てを任せるスタンスでいるんです。
2014年12月28日
依田鈑金塗装からガレージに戻ってきたボディは 待ち受けていた従業員がすぐに次の作業に入る 配線の引き回し、足回りの組み付け作業が始まる 前日にタニマックから面研などの加工が終わったエンジン の組み付け作業も同時進行で進めていた。
(レポート 村田信博(ドライバー))
2014年も終わろうとしていますね!世間ではクリスマスからお正月ムードに、エンドレス社内でもオートサロン準備と共に大掃除も始まっていきます。この日、レーシングガレージにはパールホワイトにオールペンされた美しいボディが帰ってきました!マルヨシに運んでから約4ヶ月、ボロボロだった事を忘れるくらいの素晴らしい仕上がり。そこにはマルヨシスポーツ、依田板金のこだわりと技術が集結していました。ホントに感謝ですね!!
この日から残り少ない時間を無駄なく使うためエンドレス社内では各担当を決めて組み付け作業に移ります。
毎日ツナギ姿で来てくれる花里社長は主に外装組み付けや細かい部分の磨き作業をしてくれます。メッキ部分や錆びてしまってるところ等を見つけてはキレイにします。僕らスタッフも気がついたところがあると「社長―!コレ磨いてもらってもいいですかぁー」なんて普通に頼んじゃいましたし、それに対して花里社長も「はいよ―」ってすぐにやってくれるのです。
エンドレスレーシングを仕切る中村メカはレーシングカー制作などで身につけた技術をフルに発揮し、燃料関係の配管やポンプ接続、全く形が無かったブレーキOILラインなどを制作しキレイにまとめてくれます。その他の組み付け作業もここが終わらないと始められないので短時間でまとめてくれます。
キャリパー担当吉田と斉藤メカは引き続き配線を担当。調べまくって形にした配線を車に合わせていきます。バッテリーをつないだ時にどうなるか??重要な仕事なので2人でじっくり進めます。
室内、内装関係は花里メカ。パールホワイトの外装に合わせた内装関係は「レッド」フロアマット、内張りなどは地元の内装屋さん「花装」にお願いします。花里社長とは昔からの付き合いでどんな難しい依頼でも気持ちよく「イイよ!」って引き受けてくれます。
ここで作られたこだわりの内装を車に合わせキレイに組み付けます。室内はやはり「見せ場」となるので花里メカの作業も慎重。
小林メカと松井さんは引き続きエンジン。その間の細かい作業や作りものは合間に小林メカに頼んじゃいます。このころガレージでは「小林く~ん」って声が多く飛び交ってましたね(笑)
自分はサスペンション関係の組み付け。これは事前に組み上がっていたためどんどん組んでいきます!ダンパー、スプリングはもちろんエンドレス製。ZEAL事業部の神岡部長補佐が事前に型取り、計算し、ノーマルベースにオリジナル減衰、30段調整で制作。スプリングもノーマルマイナス60mmを狙いながら乗り心地も配慮しバリアブル形状で設計されたものになってます。
ブレーキももちろんエンドレス。ノーマルの「ドラムブレーキ」から「ディスクブレーキ」に変更。ここにSETするキャリパーは「MONO4」ディスクローターは現在開発中の「カーボンセラミックディスク」。装着するホイールは「ENKEI all9」この車のため特別にENKEIさんに作っていただいたPCDの専用モデル。ローターは15インチホイールいっぱいに納められる寸法は「296mm」。設計担当、小林次長が花里社長に図面を持って相談に行く。「ここまで出来るんならキャリパー加工をして300mmを入れられるようにしたいんだ!左右非対称でここをこんな感じで削って・・・・」2人の打ち合わせの結果小林次長は300mmを入れるため再設計となります。残り少ない時間をスタッフはフルに動いていきます。
12月28日は各担当が効率よく作業をできたため驚くほどのスピードで進みました。3時の休憩も定時もナシ!スタッフみんなが区切りのいいところまでって作業をすると、休む暇も無くなっちゃいます。
お茶の時間は花里社長が声をかけてくれましたし、夜中までの作業では萩原常務がみんなの分のお弁当を買ってきてくれたりとサポートしてくださいました。
12月29日になると「なんとかなるんじゃない??」ってみんなの中でも感じられるように車は仕上がっていきます。スタッフみんなで「せめて大みそかと元旦くらいは休もう!!」と言う希望が出てきます。ガレージの事務所で「ほか弁」を食べながら話ます。
エンジンもほとんど組み上がり、オイルパン関係を付けるくらいまで進んでます。ここでやはり心配なのがミッション!この車はもともとミッション、プロペラシャフトなどが無く、その辺のパーツの手配はしてあったのですが、車両に合わせてみないと装着できるか微妙な状態で、大幅な加工などが必要になる場合があったからです。
2014年12月29日
世の中はすでに年末の休みに入っているようだが ガレージは今年も正月返上……濃厚となってしまった 配線の取り回しや足回りの組み付けが前日に引き続いて行われる 朝から夜までぶっ通しでの作業だから効率もよくペースも早い バフメッキ仕上げしたRacing MONO4キャリパーはSPL加工を施す 基本的に15インチに300㎜ローターは無理 左右比対称でもいいから加工して取り付ける指示を出したのだが 「違うじゃないの!」「やり直し!!!」 自分の信念として 失敗はしてもいいがその失敗を踏み台に次のステップに突き進む もうひとつ、妥協は認めない。 セラミック カーボン ディスクローターも違う ベル部分をアルミからステン素材に変更したのに重くなっている これじゃあ、ステン素材にした意味がない これまた「やり直し」の声が飛ぶ ただ、ここで組まずにいると、どんどん遅くなってしまう とにかく組み付けることが先決。夕方にはそれっぽくなってきた エンジンもブロックとヘッドが合体。タイミングチェーンも張られフライホイール、クラッチなどの部分も組み付けられた。
2014年12月30日
バンパーなどのメッキパーツやドア内側のパーツを組む ヘッドライトはモーリス同様、PIAA様に相談。2輪車用ヘッドライトにHIDキットを合体してボディに組み込んだ。 ライト回り完成すると、がいっきに気持ちも高ぶる 年が明けたら、問題点を解決することにして…… これで正月も迎えられる
(レポート 村田信博(ドライバー))
さぁ、明日の大みそかは休めるか??スタッフの作業もペースアップ!!とりあえずミッション装着の確認を最優先でやりたかったため小林メカにお願いしエンジンを載せることにします。エンジン下回りの組み付けはまだでしたが、搭載した状態でも進められるとのことで載せたのですが・・・・ここで問題発生!!エンジンがうまく載らない・・・・
実はエンドレスで制作中のジュリエッタはもともとシングルキャブだったのですが、これをハイパワーモデルの「ベローチェ仕様」にするためインマニを変更し「ウェーバー」2機かけにします。これを装着するにあたりエンジンマウントの変更が必要と言うことで購入していたのですが、高さ、角度共に全く合わない・・・ミッションもフロアに干渉し全然ダメ・・・・どうしよう・・・・
問題はそれだけではなかった。今回ノ―マル形状で作られたスプリングはハイトアジャスター等を装着しないため車を下してみないと車高が分からない。ここも早いうちに確認しておきたいところだった。タイヤを装着しウマから下ろす。感動の「着陸」の時が来た!!
スタッフみんな目を疑う・・・・どシャコタンのフロントハイトはすぐにでもタイヤがフェンダーに干渉してしまいそうだし、リアはむしろノーマルよりも高い・・・「なんじゃこりゃ???ホットロッドか??」正直このジュリエッタ、スプリングの脱着はかなり困難。この作業をやってくれた中村メカからも怒りの悲鳴がガレージにこだまする。スタッフみんなうまくいかなかったり、二度手間の作業で心のどこかでイライラしていた部分はあった。しかし自ら手を汚し率先して作業をこなす花里社長に引っ張られがんばってきた。そんな年内最終日、疲れもピークに達していたため中村メカ同様そこにいる全てのスタッフは同じ「がっかり」とも「怒り」とも分からない感覚でいたのであろう。
追い打ちをかけるように外装の「サイドステップメッキモール」もイタリアから来たものは左側が2本・・・・発送ミスだか何だかわからないがコレにもがっかり・・・・
ショールーム早川は素早く部品の手配を依頼してくれたが、到着は年明け。現状の進行状況と問題点、今後の予定などを花里社長に相談、社長からは「分かった!じゃあ大みそかと元旦はしっかり休んで2日からがんばってやろう!!!」
なんとなくスッキリはしなかったが2014年度、エンドレスでの作業は22時に終了した。外は雪が降り続いていた・・・
2014年1月3日
年内に届いていたエンケイのホイールにワンサイズアップの タイヤを組み、アルファに装着して いよいよ、馬を外すときがきた 感動の一瞬だ ところが……。アレッ、なにかがおかしい!? やけにリヤの車高が高い。これ、ホットロッド……って感じだ。 純正スプリングを送って作らせたのだが どうやらサイズを間違えたらしい ムムッ、ステアリングを切るとフェンダーにタイヤが当たるぞ サイズを戻さないとダメだ まだまだ、いくつもの問題が残ってしまった 送られてきたエンジンマウントは、アルミの削り出しなのだが、 角度が違って使えない。結局、中古品を使用 サイドステップも左右で頼んだのに、なぜか、左側2枚……?? これがイタリア流なのか? そうそう、自分の考えとして、サーキットだけでなく公道も かっ飛ばすつもりでいるからナンバーも取らないといけない 書類はあるのだが、ボディ本体に打たれているはずの 車体ナンバーが…… なんとボンネット裏側のパイプ部に打刻されている サビで消えかけていて判別が厳しい状態 こりゃあ、陸自に持ち込んで打ち直してもらわないとダメだ 妥協したくないから、まだまだ、やることはいっぱいあるが なんとかオートサロンの開場持ち込めたので 昔からの仲間、従業員……の力を借りて作り上げたアルファ じっくりと観ていってください
(レポート 村田信博(ドライバー))
あけましておめでとうございます!!オートサロンまで実質作業できるのは6日間。気合いを入れて作業したいところなのですが・・・・
責任者である自分がやらかしてしまったんです・・・・実は年末12月31日、1年の感謝をこめて、お参りに行ったのですが、階段で滑ってしまい足首を骨折してしまったのです。あーやっちまった・・・みんなになんて言ったらいいか・・・
とりあえずオペのための入院はジュリエッタ完成までは伸ばす!2日から松葉杖で出勤です。スタッフのみんなには「おー!なにやってんだよぉ」なんて言われましたが、ここは出来る限りの仕事を精一杯やるだけ!花里社長にも気を使わせてしまいました・・・ゴメンなさい・・・・
年明けの作業はエンジンマウント加工、ミッション搭載のための加工、スプリング加工による車高調整から始まります。ガレージに届いたエンジンマウントの中からバランスの良さそうなものを選び載せていきます。小林メカはシムを作り角度や高さを調整して合わせていくのですがコレもまた大変な作業、エンジンと共にミッションも合わせるのですが、今度はミッションマウントが合いません。こっちも小林メカがスぺーサーを作り現車で合わせます。
スプリングは中村メカと自分でカットし、カット面を平に仕上げます。こちらは自分たちの予定通り、約70mmの車高ダウン量となった。フロントもスぺーサー等でアップし、外形が大きすぎた「185/65-15」から「175/60-15」に変更。問題点もどんどんクリアしていきます!
エンジンとミッションもしっかり搭載され、問題のプロペラシャフトを合わせます。事前に言われていた通り、やはり加工が必要。本来プロペラシャフトのショート加工は精度やバランス取りがかなり重要で、時間的にも間に合わない。そこでお願いできるのは「アルトラック」横山さん!現物を持ち込みお願いしてきます。
年末に発注しておいた「メッキサイドモール」ですが、コレもオートサロンには間に合わないとの連絡が入っており困っていたのですが、そんな話を横山さんにすると「ステンだからなんとか形に出来るかもしれない!」と嬉しい言葉が!!すぐにエンドレスに戻りモールを取ってアルトラックへ戻ります。現物を見ながら「大丈夫!!」と言ってくれた。周りの方に助けてもらってばっかりですね。
設計からやり直していたブレーキは小林次長が300mmディスクを入れられるように作り上げてくれたのですが、ローターベルで社長のNG。セラミックカーボンディスクの最大のメリットは「軽量」しかしこれにSETする「ベルハウジング」材質はステンをチョイスしたのですが、とにかく重い・・・花里社長は納得いかない!「せっかくカーボンセラミックで軽量したのにベルがこんなに重かったら意味が無いだろう!軽量化しろ!!」と、小林次長にアドバイスをしていきます。妥協を許さない花里社長とそれに必死で応えようとする小林次長のやり取りは今回だけではありません。この「追求」がエンドレス製品のクオリティにつながっているのです。
毎日夜中までの作業は続き、1月5日にはほとんど形になってきました。スタッフ達は内心「形になって展示することができれば・・・」と思っていたのですが花里社長はそうではなかった!「エンジンをかかる状態にして展示したい・・・」
車はノーマルマイナス80mmのローフォルムで、ENKEI15インチホイールの奥には「バフメッキ加工」された「レーシングMONO4キャリパー&軽量ステン製ベルハウジング」を装着した300mmのカーボンセラミックディスクローターが光る!!まだ足りない部品があるもののゴールは見えてきている。もうひと踏ん張り!!
残りの作業はエンジンをかけるための部品待ちと、新品で購入した「幌」の取り付け。「BRID」製の専用バケットシートは「型」から作り直してくれているためオートサロン搬入日に現地で取り付ける段取りになっている。その他細かい部分の組み付け、仕上げは残っているが、予定では7日に完成し、搬入日の8日には磨きをする。
オートサロン展示
無事オートサロンにて展示をすることができました。関係者・協力企業様、誠にありがとうございました。
アルファロメオジュリエッタ走る!!
東京オートサロン2015でお披露目となった「アルファロメオジュリエッタスパイダー」 オートサロン終了後、車検を通し公道で乗る為にジュリエッタはガレージへ戻り 車検を受ける為の整備がされていた。 そして約1ヶ月後、一般道でセッティングをする為に仮ナンバーを申請して、ついにジュリエッタが一般道を走り出した!!現代の技術でリファインされたジュリエッタは、当時の雰囲気を醸し出しながら軽快に走っていった。
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