SUPER耐久 2018 レースレポート
第2戦 3号車 鈴鹿サーキット
[予選/4月28日(土)] 3号車 2位
Aドライバー/YUKE TANIGUCHI…… 2位 AM 11:05〜 15分間 ドライ
Bドライバー/山内英輝…………… 5位 AM 11:30〜 15分間 ドライ
Cドライバー/銘苅 翼…………… 4位 AM 11:55〜 20分間 ドライ
予選レポート
今シーズンはGT—Rによるお立ち台の奪い合い……。そんな話がピット裏で囁かれる中、まさかのクラス最下位。開幕戦にしてチャンピオン争いにイエローが灯った当チーム。このスポーツランドSUGOを舞台にした第2戦で優勝しないと、冗談抜きで追い込まれてしまうことにもなる。 いきなり追い込まれてしまった当チームだが、この第2戦ではまずまずのスタートを切ることができた。

AドライバーのYUKE TANIGUCHI 「いい感じでアタックできた。ポールが取れたかなって手応えだったのに、ポルシェの速さには驚かされたね。とにかく、今はやれることをやるしかないよ」 クラス2番手となる1分22秒台をマークしたYUKE TANIGUCHIだが、トップタイムをマークしたポルシェは、なんと1秒3も速い。Bドライバーの山内に期待がかかる。

その山内は2ラップ目にアタックするが、前後のタイヤの温まり方が悪く、思うような走りができない。前後バランスが良くなった3ラップ目にアタック。最終コーナー手前までベストタイムでくるが最終セクションでのタイムが伸びない。「すいません。いい感じで走ってきたのに、最後の最後で遅いマシンに引っかかってしまって……」悔しさを滲ませる山内は、結局、クラス5番手に沈んでしまう。ただ、グリッドを決めるA+Bドライバーの合算タイムでは2番手となり、決勝レースはフロントロウからのスタートになった。

[決勝/4月29日(日)] 3号車 4位
PM 1:58 スタート 3時間レース(PM 4:59チェッカー) ドライコンディション
決勝レポート
半袖でも寒くない五月晴れとなった決勝当日。 ポールを奪ったポルシェはGT—R勢より1秒以上も速い。でもどこかで絶対にチャンスが巡ってくるはずだ。それを生かすしかない。

決勝レースは午後1時55分過ぎセーフティカーに誘導され、ダミーグリッドから離れて行く。 午後1時58分、最終コーナーから立ち上がってきたセーフティカーがピットロードに入ってくる。その直後にシグナルが青に変わりスタートが切られる。1コーナーで前に出たかったが、ポルシェの速さは半端じゃなかった。グッと加速していく。次なるチャンスは完全にタイヤが温まるまでのオープニングラップ。ここでも追いつきそうで追いつけない。

結局、スタート直後にはチャンスが生まれなかった。じわじわと離れていくポルシェ。後方、3番手には開幕戦で優勝している99号車がいるが急接近してくる気配はない。トップ3は2~3秒の間隔でラップを重ねて行く。

14ラップ過ぎ、今シーズンから取り入れられたFCY(フルコースイエロー)が振られる。トップを走るポルシェ、さらには82号車のアウディがこのFCY間にピットに入る。サーキットにもよるのだが、SUGOのようにピットの出口が1コーナー先にあると、本線上での50㎞/h制限よりも速く走る(ピット出口側にあるシグナル付近から本線合流地点までは制限速度がないため)こともできてしまう。ポルシェは給油しているにもかかわらず、トップに躍り出た山内の真後ろでコースに戻ってくることに成功。

約6分間、ラップにして2ラップ強のところでFCYが解除される。鈴鹿の時は各コーナーポストで同時に解除になったが、今回のSUGOではポストによってバラツキがあった。この微妙なタイミングのズレにより、山内はうまく加速ができず、再び2番手に落ちてしまう。FCYが提示される直前には11秒差あった99号車も気がつけば5秒後方にまで迫ってきていた。

とりあえず、山内は2番手を守っているもののツキがなく前に出られないままラップを重ねて行く。47ラップ過ぎ、1回目のピットストップ。YUKE TANIGUCHIにスイッチする。給油は問題なく済ませられたが、ホイールナットが舐めてしまい、予定していた作業時間より20秒ほどロスしてしまう。

これで当チームは4番手にまでポジションを落としてしまう。この時点でトップは82号車のアウディ。FCYの時にドライバーも交代しているため、条件的には同じなのに、当チームよりも1分30秒近く先を走っている。その後方にポルシェが続き、ここから1分近く離されて24号車のGT—R。さらに当チームは30秒後方の4番手だ。

YUKE TANIGUCHIは1分24〜25秒台でのラップを重ねるが、遅いクラスのマシンがいると1分27〜29秒台にまで落ちてしまう。トップ3も遅いマシンをパスするのに手間取っている。というよりも、スポーツランドSUGOはスムーズにパスできるポイントが少ない。

70ラップ過ぎ、2回目のピットストップが始まる。当チームは74ラップ目にピットストップ。YUKE TANIGUCHIから銘苅にスイッチする。今度はライバルチームよりも10秒近く早い作業時間でコースに送り出すことに成功する。

トップグループ全車が2回のピットストップを終えた78ラップの時点で、トップはアウディ。そこから44秒遅れでポルシェ。さらに3秒遅れで24号車のGT-R、4番手の99号車がさらに42秒遅れで続き、その背後に当チームのGT—R。90ラップ過ぎ、銘苅は99号車を捉え4番手に浮上。3番手の24号車との差は約55秒。追い上げるには厳しい遅れだが、100ラップ過ぎ、黄旗無視で24号車がドライブスルーのペナルティを受ける。このチャンスを生かしたいところだが、その差は25秒にまでしか縮まらず、チェッカーまでの時間を考えると万事休す。

他力本願になってしまうがチャンピオン争いに残るには、アウディがそのままトップでチェッカーを受け、ポルシェが2番手ならば、シリーズポイントは大きく広がらないのだが、110ラップ過ぎにポルシェがトップとなり、ランキングでもトップに躍り出てしまう。

結局、銘苅も最後までアクセルを踏み続けたが、3番手でチェッカーを受けた24号車との差は20秒強にまでしか詰めることができず、4番手にとどまってしまった。

ランキングトップ、ポルシェとの差は26ポイント。自力でチャンピオンを呼び込むには、残り4戦を全勝、さらにポールポジションを2回以上取らないといけないところにまで追い込まれてしまった。

次戦は富士スピードウェイを舞台にした24時間レース。速さだけでなく、ツキまでを呼び込まないと勝利の女神は微笑まない。十勝24時間で得た経験を生かして、今季初勝利を目指す。

ギャラリー
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