[ホーム]
[会社情報]
[エンドレスショールーム]
[お問い合わせ]
[採用情報]
[よくあるご質問]
Copyright(C)ENDLESS ADVANCE Co.,Ltd.ALL Rights Reserved.
適合表
ブレーキパッド
ブレーキキャリパー
ブレーキローター
ブレーキライン
ケミカル
サスペンション
Ewig
Tweet
※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
■概要/Outline
国内外のレースシーンで活躍するエンドレスはラリーシーンでも活躍している。2005年および2007年のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)でチャンピオンに輝いた新井敏弘など数多くのユーザーをサポートするほか、ラリー競技の最高峰シリーズ、WRC(世界ラリー選手権)でも三菱、プジョーなどの数多くのワークスチームをバックアップ。さらに2009年からはフォードのワークスチーム「フォード・ワールドラリーチーム」(フォードWRT)にオフィシャルサプライヤーとしてブレーキアイテムを供給している。
2012年を最後にフォードはワークス活動を休止するものの、エンドレスは引き続きテクニカルサプライヤーを務めてきた「Mスポーツ」の活動をサポート。その活動はテクニカルレギュレーションが一新された2017年も健在で、Mスポーツは新規定モデルを武器に最前線で活躍している。
フォードの有力チームとして活動するMスポーツはマニュファクチャラーとして「Mスポーツ・ワールドラリーチーム」(MスポーツWRT)を組織し、2台の最新モデルを投入。エースドライバーを務めるのはフォルクスワーゲンのワークスドライバーとして2016年のWRCで4連覇を果たしたセバスチャン・オジェで、DMACKのドライバーとして2016年のWRCに参戦していた若手のオット・タナクがセカンドドライバーを担当。豊富な実績を持つディフェンディングチャンピオンと成長株の組み合わせで、Mスポーツとしては理想的な体制と言えるだろう。
気になるマシンは新規定に合わせて開発された「フォード・フィエスタWRC」で、空力性能の高いエアロダイナミクスを採用。さらにエンジンの吸気リストリクター系が拡大されたほか、アクティブセンターデフの採用されたことも2017年型モデルの特徴と言えるだろう。当然ながらマシンのパフォーマンスが飛躍的に向上したことから、サスペンションはもちろんのこと、冷却用のエアダクトを設けるなど、ブレーキシステムも一新。2017年型モデルは旧型のフィエスタWRCと同様にトータルバランスに優れたマシンで、あらゆるステージに対応可能だ。
事実、MスポーツWRTの2台のフィエスタは2017年のWRC開幕戦「ラリー・モンテカルロ」で猛威を発揮している。3本のSSベストをマークしたオジェが自身の5連覇に向けて開幕勝利を飾るほか、SS3でベストタイムをマークしたタナクも3位で表彰台を獲得したことでMスポーツWRTは1-3フィニッシュを達成。ラリー・モンテカルロはターマックにアイスとスノーが混在する特殊なイベントながら、タイトル奪還に向けて手応えのある一戦となっている。
■チーム体制/Team
モンテカルロ、サファリなどのクラシックラリーで数多くの勝利を獲得するほか、1973年にWRCが発足してからも常に最前線でトップ争いを展開するなど、ラリーの名門として活躍してきたフォードが2012年でワークス活動を休止した。まさにラリーファンにとっては残念なニュースとなったが、1997年よりフォードのテクニカルサプライヤーとしてマシン開発およびラリーオペレーションを担ってきたMスポーツがフォードの有力チームとして参戦を継続。レギュレーションが一新された2017年もマニュファクチャラーのMスポーツWRTとして参戦中だ。
マルコム・ウィルソンが率いるMスポーツはチーム力においてNo.1の実力を持っており、2006年および2007年にはフォードのマニュファクチャラーズ部門の2連覇を演出している。さらにドライバーおよびエンジニアの育成にも力を注いでおり、これまでに数多くの逸材を輩出。2017年はフォルクスワーゲンのエースとしてドライバーズ部門で4連覇を果たしたセバスチャン・オジェをエースとして起用するほか、昨年までDMACKのドライバーとして活躍していた若手のオット・タナクをセカンドドライバーに抜擢したことで、MスポーツWRTのタイトル争いが注目されている。
■マシン・プロフィール フォード・フィエスタWRC
2017年のレギュレーション変更に合わせてMスポーツWRTが投入した新型WRカーで、ラリーエンジニア、クリス・ウィリアムズが開発を担当。文字どおり、フィエスタをベースに2015年のシーズン中盤から開発を続けてきたマシンだ。同モデルの特徴は大胆なエアロダイナミクスで、レギュレーションに合わせて空力パーツを刷新。「ダウンフォースは今までのWRカーとはまったく違うレベル。ドライビングも少しアジャストしている」とタナクが語るように攻撃的なフォルムによって抜群のダウンフォースを獲得した。
エンジンも吸気リストリクター系の拡大でパワーアップが図られるほか、アクティブセンターデフの採用でコーナリング性能が向上したことも2017年型モデルの特徴と言っていい。これに合わせて足回りも一新されるほか、ブレーキシステムも冷却用ダクトが設置されるなど細部まで強化されたこともポイントだ。
フォード・フィエスタWRCは歴代WRカーと同様にバランスに優れたマシンで開幕戦のラリー・モンテカルロより素晴らしいパフォーマンスを披露している。
モンテカルロは雪と氷に覆われた特殊ターマックとして知られ、抜群の対応能力が求められるのだが、MスポーツWRTは2台のフィエスタで1-3フィニッシュを達成。乗り手を選ぶことなく、フレンチアルプスを攻略したのである。今後もセットアップを含めて、マシンの熟成が期待されているだけに、フィエスタWRCは進化を続けていくに違いない。
■ドライバー・プロフィール 1号車 セバスチャン・オジェ/ No.1 Sebastien Ogier
1983年12月17日生まれ、フランス出身。22歳でラリー競技にデビューし、2008年にはシトロエンのワークドライバーとしてJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)に参戦。2011年にはシトロエンのワークスチームでWRCに参戦するものの、2012年にはフォルクスワーゲンへ移籍し、チームのオペレーションテストを目的にシュコダS2000でWRCに参戦した。2013年にフォルクスワーゲンが正式参戦を果たすと、オジェはポロWRCを武器に猛威を発揮。ドライバーズタイトルを獲得するほか、その後もWRCを支配し、2016年にはドライバーズ部門で4連覇を達成するとともにフォルクスワーゲンのマニュファクチャーズ部門の4連覇に貢献した。フォルクスワーゲンの撤退に伴い、2017年はエースとしてMスポーツへ移籍。自身の5連覇とともにMスポーツのマニュファクチャラーズタイトル奪還が期待されている。
■ドライバー・プロフィール 2号車 オット・タナク/ No.2 Ott Tanak
1987年10月15日生まれ、エストニア出身。2008年から2009年にかけてエストニア選手権で活躍し、2010年にはピレリスタードライバーの一員としてPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)に参戦。2011年から2012年にはSWRC(スーパー2000世界ラリー選手権)で活躍している。2013年はエストニア選手権に活動の場を移すものの、2014年にはDMACKのドライバーとしてWRC2に参戦し、2015年にはMスポーツのワークスチームでWRCに参戦。2016年はDMACKのドライバーとしてWRCに参戦しており、第8戦のラリー・ポーランドでは2位入賞を果たした。その実績が高く評価され、2017年はMスポーツのワークスチームに復帰。優勝経験こそないものの、スプリント能力は抜群で、次世代のスピードスターとして今後の成長が注目されている。
■2017年のWRC Feature of WRC 2017
2013年から2016年にかけてドライバーズ部門およびマニュファクチャラーズ部門で4連覇を果たしたフォルクスワーゲンが撤退するものの、トヨタが18年ぶりに復帰参戦を果たすなど、マニュファクチャラーの入れ替わるほか、レギュレーションの変更に合わせて各チームともに新規定のニューモデルを投入。まさに2017年のWRCは新時代の幕開けで、新たな勢力争いが予想されているが、そのなかでタイトル争いを左右するチームがフォードの有力チーム、MスポーツWRTにほかならない。2017年は4連覇を果たしたセバスチャン・オジェ、若手スプリンターのオット・タナクという理想的なドライバーラインナップで、バランスに優れた2017年型のニューモデル「フォード・フィエスタWRC」を武器に開幕戦のラリー・モンテカルロから素晴らしいパフォーマンスを披露している。
開幕戦のモンテカルロはデイ1、デイ2、デイ3をフランス中部の山岳リゾート、ギャップ、デイ4をモナコで争う計4日間の特殊フォーマットで、ステージもターマックに雪と氷が点在する特殊なコンディションとなるものの、MスポーツWRTの2台は序盤から好タイムを連発していた。
観客を巻き込むクラッシュが発生したことから、ナイトステージとして開催されたオープニングのSS1がキャンセルとなるなか、続くSS2でオジェが2番手タイム、タナクが5番手タイムをマーク。翌日のデイ2ではオジェがSS3でコースアウト、1分以上をロスして9番手タイムに終わるものの、SS7、SS8でベストタイムをマークするなど激しい追い上げを披露した結果、オジェが首位から45.1秒遅れの総合2番手でデイ2をフィニッシュ。チームメイトのタナクもSS3のベストタイムを筆頭にコンスタントな走りを披露し、オジェの0.3秒差の3番手でデイ2をフィニッシュした。
翌日のデイ3でも2台のフィエスタは好調だった。SS11でベストタイム、SS12、SS13でセカンドベストを叩き出すなど好タイムを連発したほか、i20クーペWRCを武器に首位に付けていたヒュンダイのティエリー・ヌービルがコースアウトで脱落したことからオジェが後続に約47秒の差を付けて首位に浮上。さらに安定した走りを披露したタナクも2番手につけ、MスポーツWRTが1-2体制を形成する。
結局、デイ4ではオジェが余裕のクルージングでポジションをキープし、自身の5連覇とMスポーツの2007年以来のマニュファクチャーズタイトル奪還にむけて開幕戦を勝利で飾る。一方、2番手に付けていたタナクはマシントラブルでポジションを落とすものの、粘り強い走りで3位入賞を果たし、表彰台を獲得。1-3フィニッシュを果たすほか、続く第2戦のスノーイベント「ラリー・スウェーデン」ではタナクが2位、オジェが3位入賞を果たし、両ドライバーともに2戦連続で表彰台を獲得するなど好調ぶりが伺えるだけに、2017年はエンドレスがバックアップするMスポーツWRTに注目したい。
■インタビュー INTERVIEW
●MスポーツWRT/No.2ドライバー
オット・タナク/Ott Tanak
「エンドレスはフィエスタS2000やフィエスタR5にも装着されていたから自分もラリーで使った経験がある。初期タッチのフィーリングがいいし、コントロール性も高いという印象があるよ。エンドレスはモータースポーツで数多くのストーリーを持っているし、実際のパフォーマンスもラリー競技に合っている。ドライバーとしては信頼できるブレーキだと思うよ」
●MスポーツWRT/エンジニア
グレイ・チャンドラー/Gray Chandler 「同じフィエスタでも2017年の新型WRカーはまったくの新型車。旧型モデルからキャリーオーバーしているパーツはひとつもない状態だからね。しかも、クルマが進化してスピードが上がったから信頼性の高いブレーキパッドが欲しかった。その点、エンドレスはフォーカスの時から使い続けてきたパッドだから、データもあるので新型WRカーでも使いやすかった。ブレーキも冷却システムを追加するなどアップデートされているけれど、パフォーマンスは安定しているよ」
■レースギャラリー
[
プライバシーポリシー
] [
環境への取り組み
] [
通信販売法に基づく表記
]