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■[予選] 13号車 --位

Aドライバー/元嶋佑弥…… 2位  PM 1:10〜 ウェット 赤旗中断後、予選終了
Bドライバー/小河 諒…… 2位  PM 1:55〜 ウェット 赤旗中断後、予選終了
Cドライバー/村田信博…… 9位  PM 2:30〜 ウェット


前戦の岡山ラウンドで決められると思えたシリージチャンピオンだったが、レース後にペナルティを受け3位に降格、チャンピオンを決めることができなかった。ただ、ポイント差は21ポイントあるため、当チームがノーポイントで、ライバルの86号車がポール トゥ ウインでなければ大逆転される事はない(最大で獲得できるポイント数は、ポールポジション:1ポイント 優勝:20ポイント 完走:1ポイント)。つまり、当チームが最後尾でも完走すれば、1ポイントが獲得でき、その時点でチャンピオンが獲得できる(同ポイントの場合、優勝回数が上回っているチーム)。

Aドライバー登録の村田が体調不良でCドライバーの元嶋佑弥と変更するが、それを除けば、大きな問題もなく予選当日を迎えることができた。しかし……。最終戦の舞台となっているオートポリスは、朝から数メートル先が見えないほどの霧に包まれていた。霧が晴れてくると今度はゲリラ豪雨ではないかというほどの大粒の雨が路面を叩き付けた。サポートレースのハチロクは中止。ヴィッツレースの予選も延期。予選が中止になってもおかしくない状況だった。 予選が中止になれば、その時点で当チームのチャンピオンは決定する。でも、昨シーズンの最終戦でチャンピオンを逃した時の悔しさは、こんな形でのチャンピオン獲得では納得ができない。自力で獲得したい。

その願いが通じたのか、10分遅れながら予選が始まった。 Aドライバーとしてステアリングを握った元嶋は、コースイン直後から積極的にアタック、難しいコンディションの中、2分13秒台をマークしてトップに付ける。そのままアタックするが遅いマシンに引っかかってしまう。その間にタイムモニターは2番手に後退。4ラップ目はコースクリアになり、攻めていくが9コーナーでスピンしたマシンの撤去のため赤旗が提示され、そのまま終了となる。結局、元嶋はトップの55号車から0.488秒遅れの2番手。最大のライバル86号車は、当チームより0.555秒遅れの3番手に付けている。

Bドライバーの予選は1時55分から始まる。本来ならタイミングを見計らってコースに入りたいところなのだが、依然として霧が覆い、雨が落ちてくる可能性は十分にあり、元嶋の時のように赤旗/中止になる可能性は大。タイヤが暖まると同時にアタックに入る。小河は1分12秒794をマークして2番手に付ける。トップはAドライバーの予選では4番手だった77号車。先の予選でトップだった55号車は5番手。ライバルの86号車はこのBドライバー枠でも3番手となり、当チームが今季2回目のポールポジションを奪い、その瞬間、ピット内では歓声が沸き起こった。念願のシリーズチャンピオンだ。ハチロクを走らせて4シーズンもかかった。 元嶋は喜びながらも「トップで予選を終えたかったのに悔しい。赤旗になる可能性もあったから仕方ないけど、全てを考えると20点ですね。この分は明日の決勝で挽回します」

小河も「チャンピオン獲得できたのは嬉しいけど、もっと冷静にアタックするタイミングを見極められたらよかったんだけど……。マシンもいい感じで仕上がっていたしね。それを考えたら60点ぐらいかな」 Cドライバーとして走ることになった村田は「点数を付けられないですよね。大事なときに体調不良じゃ……。でも、若い2人のドライバーと走って、あの昨シーズンの悔しさを跳ね退けることができてよかった」と話す。

■[決勝] 13号車 優勝
AM 8:34スタート AM11:34チェッカー 3時間レース ウェット〜ドライコンディション 

前日の予選でポールポジションを獲得した時点でチャンピオンが決定したが、決勝でやることはまだまだ残っていた。ここまで来たら全戦表彰台に上がること。来シーズンに向けて、自分なりに納得がいく走りで締めくくること。などなど……。


最終戦も決勝レースはGr.1/2に分けて行われる。当チームのハチロクが走るGr.2は、午前8時30分スタート予定の3時間レース。明け方まで降り続いた雨により、厚い霧に包まれることはなかったが路面は完全なウェット状態。予報によれば雨が降ることはなさそうだが、どのくらいで路面が乾きだすかは不明。朝靄のような霧もかかっているし、日差しがあるわけでもない。風も吹いていない。となれば、路面が乾くには30分以上かかるはず……と判断した当チームは、決勝レースのスタートはウェットタイヤで挑むことにした。当チームと2番手スタートの55号車5番手からスタートの52号車がウェットタイヤで、3/4番手からスタートする77/86号車はドライタイヤに装着してきた。

スタートを担当するのは元嶋。ローリングスタートをピタッと決め、オープニングラップで2番手の55号車に1秒のリードをとった。5ラップ目、元嶋は2番手の55号車に2秒強のリード、さらにウェットを選択した55号車が3番手に上がり、ドライタイヤを選択したチームは10番手近くにまで後退した。トップグループが2分12秒台に対し、ドライを選択したチームは、約5秒落ちでの走りだった。最初にレースが動いたのは10ラップ過ぎ。ライン上が乾きだしたため、ウェットとドライタイヤによるタイム差は同じになったが、ライン外はまだウェット状態。そのため前車をパスする際にラインを外すと、ドライタイヤでは大きくタイムが落ちるような状況だった。この状況の中、2番手に付けていた55号車が12ラップ目にピットストップ。当チームのピットストップは13ラップ目。タイヤをスリックに交換、小河がマシンに乗り込む。インパクトレンチのトラブルで6秒ほどロスしてしまう。この時点でポジションは14番手まで落ちる。路面温度が低いためか、なかなかタイヤが暖まらない。元嶋が出していた12秒台にまで4ラップほどかかってしまう。ポジションは徐々に上がっていくが、トップに躍り出ている77号車が2分08〜09秒台で逃げているのに対し、小河は10秒台と思うようにペースが上がらなかった。

20ラップ過ぎに8番手、25ラップ過ぎには6番手にまで上がる。5番手を走るのは今シーズン、最大のライバルだった86号車。小河のラップタイムも30ラップ過ぎには7秒台にアップ、追撃を開始する。40ラップ過ぎ86号車がピットストップするが、クラッチトラブルで大きく後退してしまう。これで小河は2番手にまで上がる。トップの77号車との差は約80秒あるが、まだ1回もピットストップしていない。その77号車は53ラップ過ぎに1回目のピットストップ。翌週の54ラップ目に2回目のピットストップという作戦で挑んできた。ピットストップに手間取り、後退してしまう。これで当チームが事実上のトップに躍り出たことになる。 チェッカーまで1時間を切った59ラップ目。2回目のピットストップ。
元嶋が再びマシンに乗り込む。タイヤは大きく消耗していないためにそのままでコースに送り出す。この時点でトップを走るのは、前回の岡山ラウンドから好調な走りを見せているS2000の41号車。まだ、ピットストップは1回しか消化していない。その差は15秒なだけに、当チームのハチロクがトップなのは間違いない。結局、41号車は残り5分強のところまで我慢して2回目のピットストップを行い、2位でチェッカーを受ける。















当チームは83ラップを走りきり、2番手に40秒近くも引き離す完勝で、今季4勝目を上げた。 レース後、元嶋は「山内選手の代わりとしてチームに入ったんだけど、最初は自信がなかった。でも、レースを重ねていくごとにマシンにも慣れてきたし、組み立て方や走り方も分かり、いろいろな面で成長できた。とっても充実した1年でした」と振り返る。

昨シーズンはスポット参戦、今シーズンはBドライバーとして加わった小河は「昨シーズンの悔しさを晴らしたくて……。開幕戦で勝ち、第2戦のSUGOではポール トゥ ウィン。最高の滑り出しだったけど、その陰に常に存在していたのが86号車。86号車という強烈なライバルがいたからこそタイトル奪取ができたんじゃないかと思います。」

そして、エンドレスの社員ドライバーとして引っ張ってきた村田。「とにかく、去年が悔しすぎました。燃え尽きるぐらい悔しかったけど、あのままでは諦めたくはない。諒と元嶋という若手2人のパワーももらい、これまでにない最高の形でシーズンを終えることができました。チームを応援してくれたファンの皆さん、さらにはバックアップしてくれたスポンサーの方々、ありがとうございました。ホントーに最高の1年でした」

さらに4年間、作戦を立て、細かなセッティングをしてくれたRS中春。「最初のシーズンはさすがに厳しかったけど、2年目にはチャンピオン争いに加わり、昨シーズンはチャンピオンにと思っていたのに、全然、上手くいかなくて……。でも、今シーズンは完璧と言ってもいいくらいのシーズンでした。まさにチーム一丸と言った感じですね。ペナルティも1回しか食らわなかったし、大きなミスと言ったら、今回のインパクトレンチのトラブル……くらい!?(笑)結果は後から付いてくるものですが、いつもこういった形でシーズンを終えたいですね」

去年の悔しさを最高の形で晴らすことができた2016シーズン ありがとうございました!















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