価格と性能のトータルバランスを両立。
スイフトスポーツ(ZC33S)専用『S4F』システムキットにも採用
純正ローターとBASIC SLITのローター表面温度比較
~スイフトスポーツZC33Sの場合~
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純正ローターとBASIC SLITのローター表面温度比較 ~スイフトスポーツZC33Sの場合~

スイフトスポーツ(ZC33S)用BASIC SLIT『ER805BS2』を多ベーン化することにより、純正のブレーキローターと比較した際に高負荷時での温度上昇を抑制させることに成功しました。

自社のダイナモテスターを使用し、純正ブレーキローターとスイフトスポーツ(ZC33S)用BASIC SLIT『ER805BS2』の温度比較を行いました。

[一連のテストの平均温度]
純正ブレーキローター温度が547.7℃に対し、弊社ベーシックスリットでは492.7℃と、純正純正ローターに比べると-55℃程弊社のベーシックスリットの方が低くなっております。

[平均摩擦係数(ブレーキの摩擦力)]
高負荷時でのローター温度上昇を抑制することにより、ブレーキパッドが持つ摩擦係数(つまりブレーキの摩擦力)は高い数値を維持させることができ、ブレーキパフォーマンスの向上を実現します。
今回のテストでは、純正ブレーキローター使用時の平均摩擦係数は0.48μですが、弊社ベーシックスリット使用時の平均摩擦係数は0.54μと若干ではありますが平均摩擦係数は高くなっております。


※比較に使用したBASIC SLITローターは、スイフトスポーツ(ZC33S)のフロント用となります。
※自社テストとなります。使用状況・環境の違いにより同等の性能が発揮されない場合もございます。
SUZUKI スイフトスポーツ(ZC33S)専用BASIC SLIT(ER805BS2)と純正ブレーキローターを使用し、断続的なブレーキングをダイナモテスターにて再現した際の温度変化推移をグラフにしております。(縦軸は温度、横軸は時間)
赤いラインは純正ブレーキローター、青いラインは『ER805BS2』となります。

サーキット走行をされた1ピースタイプブレーキローターの管理・交換時期について

 サーキット走行による温度上昇・下降の繰り返しにより、ブレーキローターには過度の負担がかかります。 こういった状態でご使用を継続することにより、ブレーキローターの破損等の恐れがございますので、サーキット走行をされる方は、最低でもブレーキパッド交換2回に対し1回はブレーキローターも交換してください。ただし、ブレーキローターにヒートクラックが多数見受けられるような状態の場合は、ブレーキパッドの交換と同時にブレーキローターの交換もお願いいたします。

また、使用期間におきましても、錆や腐食等経年劣化によりブレーキローターが破損する場合もございますので、最低でも2年に1回の交換を推奨いたします。
ベディングについて
高温特性を重視したサーキット専用パッドは、本来の性能を発揮させるために、ハードな走行をする前にあらかじめ熱を加え、アタリ付けをする「ベディング」という作業が必要不可欠です。 ベディングはトップカテゴリーであるSUPER GTやWRC、ヨーロッパで行われているさまざまなレースでも必ず行われています。 セミメタル系ブレーキパッドをご使用になる前には、高温性能の安定化やパッドとローターのライフを延ばすためにも、適切なベディングが必要となります。

※ベディングの未実施、ベディング不足によりブレーキパッド・ブレーキローターの破損につながる恐れがございます。

【ベディング方法】
新品装着時のサーキット走行において、ハードブレーキを避けながらローター温度を400~500℃位まで上げて、アタリ付けをします。その後、自然冷却により100℃以下まで下げれば終了です。

※雨天時のベディングではブレーキパッド本来の性能を引き出すことができない場合がございます。できるだけベディングは晴天時に行ってください。