2025 WRC 第3戦 サファリ・ラリー・ケニア
エバンスがサファリ・ラリー・ケニア初優勝を達成。今季2勝目をあげ選手権のリードをさらに拡大する
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概要/Outline
3月23日(日)、2025年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦サファリ・ラリー・ケニアの最終日デイ4がケニアのナイバシャを中心に行なわれ、エンドレスがブレーキ部品の供給においてパートナーを務めるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 33号車)が優勝。TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)は総合4位でフィニッシュしました。

最終日は早朝から青空が広がりましたが、前日に強く降った雨の影響で湿っていたり、泥状になっている路面もありました。前日のデイ3で、総合2位のオィット・タナック(ヒョンデ)に対し1分57.4秒という大きな差を築いた首位エバンスは、既に十分なギャップがあるため、大きなリスクを負って攻める必要はなく、安定性と速さのバランスを上手くとりながらステージを走行しました。一方、前日総合4位の勝田は、総合3位ティエリー・ヌービル(ヒョンデ)とのタイム差が33.2秒とそれほど大きくなかったこともあり、アタックを続行。前日総合5位のロバンペラはSS17を3番手タイムで走り切るも、その後ロードセクションでクルマに電気系統のトラブルが発生しストップ。残念ながらリタイアとなりました。

最終のSS21パワーステージで日曜日のみの合計タイムでポイントを争う「スーパーサンデー」で優勝の可能性があった勝田が、スタートしてすぐにロールオーバー。何とか走行を再開しフィニッシュラインを通過し、その時点では総合5位フィニッシュの可能性を残していました。しかし、タイムコントロールでクルマを前に進めることができなくなり、勝田とコ・ドライバーのジョンストンはクルマを押して何とかポディウムを通過。その後、タイムコントロールまでクルマを戻すべく修理を試みましたが、残念ながらリタイアとなりました。

一方、エバンスは最終ステージも安定した走りで駆け抜け、総合2位のタナックに1分09.9秒差をつけて優勝。サファリ・ラリー初優勝、そして前戦ラリー・スウェーデンに続く今シーズン2勝目を挙げ、ドライバー選手権におけるリードを36ポイントに拡大しました。TGR-WRTは今回の勝利によりサファリ・ラリーがWRCのカレンダーに復帰した2021年以降、負けなしの5連勝を達成。トヨタとしては通算13回目のサファリ・ラリー優勝となりました。パワーステージエンドで行なわれた表彰式では、今回チーム代表代行を務めたユハ・カンクネンが選手達と共に表彰台の最上段に登壇。カンクネンは1985年にセリカ・ツインカム・ターボを駆り、このラリーでWRC初優勝を果たしましたが、それから40年後の今大会では、チームを率いる立場でサファリ・ラリー優勝を達成しました。なお、TGR-WRTにとって今回は100戦目のWRCイベントでした。

WRC次戦は、4月24日から27日にかけて、スペインのカナリア島で行われる第4戦「ラリー・イスラス・カナリアス」。WRC初開催となるこのイベントは、アフリカ大陸の北西、大西洋上にあるスペイン領カナリア諸島のグラン・カナリア島で行われるターマック(舗装路)ラリーです。



ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/