5月27日15時、ENDLESS GR86は小河 諒選手のドライブにて24時間耐久レースのスタートを切った。順調に走行を重ね、クラス2位をキープしていく。レース開始から約9時間経過した午前0時過ぎ、チームはFCYとセーフティカー導入に合わせて10分間のメンテナンスタイムを消化。予定ではスタートから12~13時間後のタイミングを想定していたためやや早めではあったものの、ピットロスを短縮すべく決断に踏み切った。チームはこの時間を使いブレーキパッドとローターを交換。ENDLESSのブレーキシステムを使うマシンにおいて、どちらも残量としては十分であったが念のための交換となった。
その後も順調に2位を走行するが、深夜2時すぎ菅波冬悟選手のドライブ中にミッショントラブルが発生。自走で戻ってくることができず、コースオフィシャルに牽引されリペアエリアへ運ばれることに。チーム一丸となった迅速な対処でミッションを交換し、コースに6位で復帰。順位を取り返すべく走行を重ねた。
しかし、一難去ってまた一難、新たなトラブルが3号車を襲う。レースは明け方に起きたクラッシュによって1時間以上の赤旗中断。その再開直後に、エンジン制御系のマイナートラブルが発生。ピットインしての修復と走行を繰り返し、原因と対策を模索。そしてようやく午前10時過ぎに再びコースに復帰。開幕戦から悩まされたトラブルだったが、ついに原因を特定して修復が完了。その後の約5時間の走行ではトラブルもなくハイペースでラップを重ねることができた。
最終順位はクラス5位という残念な結果になったが、他チームでも発生している類似したトラブルの原因を特定し、対策できたことは大きな収穫となった。予選・決勝ともに速さは証明できていることから、次戦以降への巻き返しに期待を持って臨む。
Super 耐久の詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://supertaikyu.com/