WRC 第6戦 サファリ・ラリー・ケニア
オジエが今季4勝目でサファリ・ラリー初制覇
WRCチャレンジプログラムの勝田は総合2位で初表彰台を獲得!
概要/Outline

6月27日、2021年FIA世界ラリー選手権 (WRC) 第6戦サファリ・ラリー・ケニアの競技最終日、デイ4がナイバシャ湖の周辺で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が優勝。今シーズン4勝目を飾り、ドライバー選手権首位の座を守りました。また、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合6位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合10位と、前日のデイ3よりも順位を上げ、ポイント圏内にはいり、さらにはそれぞれ最終のパワーステージでも、4番手、3番手、2番手タイムを刻み、ボーナスポイントも獲得しました。

なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元/ダニエル・バリット組(18号車)は、自己最高位の総合2位でフィニッシュし、WRCで初めて表彰台を獲得しています。

総合優勝を果たしたオジェ組も金曜にはトラブルに見舞われ順位を落としてしまいますが、少しでも多くのポイントを獲得するためベストを尽くし、各車トラブルフリーではいられない非常にタフなラリーのなか、最後にはトップでフィニッシュすることができました。他の2組も各々トラブルに見舞われながらも、懸命に走り続け上述のように最大限のポイントを獲得。19年ぶりのWRC開催であり、各チーム、メンバーにとって初めてのイベントで、且つ他に類を見ない過酷なコンディション。こんな条件の中、このようなすばらしい結果を勝ち取ったのはチーム全体、またチームを支えたすべての人々のなしえたものと思われます。エンドレスもブレーキパッドの供給において関わることができたことは大きな誇りです。

WRC次戦は、7月15日から18日にかけて、エストニアで開催される「ラリー・エストニア」です。昨年、初めてWRCとして開催されたこのイベントは、ハイスピードでスムーズなステージが多く、ジャンプやアップ&ダウンもあるなど全体的にはラリー・フィンランドと似た特徴をもつグラベル(未舗装路)ラリーですが、独特のテクニカルなセクションも多くあるチャレンジングな1戦です。

ラリーの詳細については、チームの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/