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■[予選] 3号車 6位
Aドライバー/YUKE TANIGUCHI…… 5位 PM 1:10〜 ドライ
Bドライバー/峰尾恭輔…………… 9位 PM 2:00〜 ドライ
Cドライバー/山内英輝…………… 8位 PM 2:45〜 ドライ
Dドライバー/柳田真孝…………… 6位 PM 3:10〜 ドライ
迎えた第4戦の舞台は富士スピードウェイ。超高速バトルに加えてシリーズ6戦中、最も長い9時間で争われる。シリーズポイントは開幕戦同様の×1.5。優勝すれば30ポイントが入り、いっきにランキングトップに並びかけることができる貴重なレースだ。狙うは優勝。最低でもランキングトップのGT—Rの前でチェッカーを受けたい。
テストを行ない徐々に細かな部分が見え出してきているのだが、GT-Rを知り尽くしている5&24号車との差が詰まらないのが現状だ。この遅れはチームの総合力でカバーしていくしか今はない。実際、第3戦の優勝は、それで勝ち取っている。今回も……。 なんとしてでも今回の富士は落としたくない。そんなことからGT500でチャンピオンに輝いている柳田真孝選手を助っ人として起用して挑んだ。 予選は30℃を超える残暑の中で始まった。
AドライバーのYUKE TANIGUCHIは、前日のフリー走行で出したタイムを上回る1分43秒台の前半まで詰め、このセクションのトップを狙う。しかし、ここでトップに躍り出たのは、伏兵のメルセデスだった。1分41秒台を叩き出してしまう。YUKE TANIGUCHIは最大のライバルでもある24号車から0.7秒遅れの5番手にとどまる。Bドライバーの峰尾に期待がかかるが、思うようにタイムを伸ばすことができず、9番手に沈んでしまう。
じつは翌日の天候が雨になる確率が高いと判断した当チームは、少しでもデータを多く取りたいことから、ウェット路面を意識したセットで挑んでいた。
Cドライバーの山内は、決勝用セットでの走行。ポジションは8番手ながら43秒台とまずまずのタイムをマーク。Dドライバーの柳田も、コースに入るが3ラップ目に駆動系から異音が出だしたため、細かなデータを取る前にピットに戻ってくることになってしまった。パーツ交換を要するトラブルだったため、ここでこの日の走行は終わる。
最終的な予選結果は7番手だったが、4番手に付けていたアウディがペナルティにより6グリッド降格。当チームは6番手からグリッドから9時間先のチェッカーを目指すことになった。
■[決勝] 3号車 2位
AM 8:58 スタート 9時間レース(PM 6:00チェッカー) ドライコンディション
早朝まで降り続けた雨により路面はハーフウェット。天気予報でも午後から降る……。ウェット方向でセットしているだけに降ってもらわないと困る。ドライバーもメカニックもそう思っていた。 また、今回のGT-Rには、ニスモが新たにFIAに申請した耐久レース用キャリパー[エンデュランスキット]を装着。サーキットによって変わってくるが、耐久専用のため10時間以上を無交換で走れるようになっている。
今回の9時間レースではプラチナドライバーで登録されている峰尾&柳田の走行時間は、2人の合算で216分(全走行時間の40%)以内。Aドライバー登録のジェントルマンドライバーは108分(全走行時間の20%)以上で、ピットストップは最低5回以上。また、セーフティカーがコースに入った場合、ピットストップが禁止という特別ルールが採用されている。
8時58分、ローリングからスタートが切られる。路面はハーフウェットだが全車ドライ用スリックをセットしてのスタート。当チームは走行時間に最も自由がきく山内を軸にして、負担が少ないところでYUKE TANIGUCHI、勝負ポイントで峰尾&柳田を走らす作戦で挑むことにしていた。あとは雨が降り出してから……。
スタートから10ラップ過ぎには4番手に上がる。ライバル2台のGT—R。昨シーズンのSUGOで優勝しているBMW。これに当チームのGT-Rが加わり、昨シーズンから続いているいつもの4台がトップグループを形成する。しかし、20ラップが過ぎたあたりから1分43秒台でのラップを重ねる2台のGT—Rがジワジワと離れていく。スタートドライバーの山内は「ドライで現状のセットだと44秒台がやっとでこれ以上は縮められない」と悔しさを見せる。45ラップ過ぎにピットストップ。YUKE TANIGUCHIにスイッチする。ピット作業ではライバルのGT-R勢よりも5秒以上早く終わらせてコースに送り出す。レースはセーフティカーが入るほどのアクシデントはないものの、あちこちのコーナーで小さいクラッシュや接触、スピンするマシンが続出している。 ピット内のモニターに映し出されるシーンは、必要に応じてドライバーに無線で知らせるがすべてというわけにはいかない。ラップタイムで20秒以上も違うST-5クラスのマシンもバトルをしている。ラインを開けてくれるときはいいが、バトルしているときは、うちらがラインを外してパスしていかないといけない。
こういったときはオフィシャルがフラッグを振るポストが見えにくい。YUKE TANIGUCHI、イエローフラッグの見落としで他車を抜いてしまう。ピットストップ10秒のペナルティ。このペナルティを消化した翌ラップにピットストップ、柳田にスイッチする。BMWはすでに後退していたため、3番手で柳田は前を走る2台のGT—Rを追い上げる。実はこのとき雨がパラパラ落ちだし、いっきにチャンスが訪れるかに思えた。しかし、結論から言うと、このときにパラついた雨のみでチェッカーまで降ることはなかった。
ペースを上げて追い上げたい柳田も、44秒台でのラップ。ウェットセットでは、やはりタイムを上げるのは困難だった。それでも24号車とトップ争いしていた5号車がオルタネーターのベルトの交換などからピットストップが長引き後退。事実上のラップ遅れながら当チームのGT-Rは2番手に上がる。
138ラップ目、柳田から山内が2回目のドライビングのためマシンに乗り込む。すでにピットのタイミングが各チームで大きく違ってきているため、モニター上では3番手に落ちているが依然として2番手をキープ。少しでもトップを走る24号車との差を詰めておきたいのだが、時折43秒台に入るものの44秒台でのラップが限界。まだ、チェッカーまで5時間以上もあるのに、ラップタイムをコントロールしているかのような走りを見せる24号車。その差は詰まるどころか、逆にジワジワと広がっていく。
183ラップ過ぎ、チェッカーまでまだ3時間以上ある。ここでYUKE TANIGUCHIにスイッチ。最低ドライブ時間までステアリングを握ることになるのだが、ここで再び、コントロールタワーから当チームのGT—Rに対し、ペナルティストップのボードが出される。YUKE TANIGUCHIが乗っていた1回目のときにイエローフラッグ区間で2ラップ続けての追い越ししたとの裁定が下され、60秒のピットストップ。YUKE TANIGUCHIはピットエンドで悔しい60秒間のストップ。これで確実にラップを重ねていたポルシェが2番手に浮上。YUKE TANIGUCHIは213ラップ過ぎまで走り峰尾にスイッチ。給油を最小限に抑えたピットストップでコースに戻る。ポルシェを抜き3番手に上がり、再浮上してきた5号車とのバトルになる。残り2時間を切った230ラップ過ぎには戦闘力で勝る5号車が迫ってくる。240ラップ過ぎにはその差は10秒を切る。
逃げる峰尾。250ラップ過ぎには5秒を切る。コーナーでラップタイムの遅いST-5クラスのマシンに引っかかると、いっきに5号車が迫ってくる。逆にST-5クラスのマシンをコーナー手前で抜き、5号車が引っかかると、その差は5秒以上にまで広がるという展開が続く。
260ラップ過ぎ、山内がこのレース3回目のドライビングに入る。バトルしていた5号車も3ラップストップするが、頭からガレージに入っていく。再びトラブルで長時間ピットにとどまることになった5号車。これで単独の2番手。結局、優勝を狙って挑んだ富士だったが、最大のライバルでもある24号車を追いつめることなく2位で終わってしまった。
24号車の背後に迫りプッシュすれば、マシンへの負担も大きくなるしミスも出やすくなる。チャンスも生まれるのだが、今回のようにプレッシャーがかけられないとチャンスも生まれない。悔しいけど、今回のレースは2位ではあるが完敗だった。これでシリーズポイントは18.5ポイントと大きく引き離され、自力でのシリーズ連覇も消滅してしまった。泣いても笑っても残すは岡山&オートポリスの2レース。今回、最も悔しい思いをしたYUKE TANIGUCHIも「このままでは引き下がれない。いい走りをして今回の鬱憤を晴らしたいし、最後までねばりたい」と残り2戦にかけている。少しでも戦闘力をアップさせて、ライバルのGT-Rに迫るエンドレスらしい走りで岡山のファンにアピールしたい。
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