[ホーム]
[会社情報]
[エンドレスショールーム]
[お問い合わせ]
[採用情報]
[よくあるご質問]
Copyright(C)ENDLESS ADVANCE Co.,Ltd.ALL Rights Reserved.
適合表
ブレーキパッド
ブレーキキャリパー
ブレーキローター
ブレーキライン
ケミカル
サスペンション
Ewig
Tweet
※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
■[予選] 13号車 11位
Aドライバー/村田信博…… 10位 AM 10:10〜 ドライ
Bドライバー/小河 諒…… 3位 AM 11:05〜 ドライ
Cドライバー/元嶋佑弥…… 1位 AM 11:05〜 ドライ
Dドライバー/島谷篤史…… 5位 AM 11:05〜 ドライ
シリーズ6戦で組まれているスーパー耐久だが、大きなポイントとなるのはいうまでもなく、富士スピードウェイで開催されるこの第4戦だ。
開幕戦と同じボーナスポイントが付くこの第4戦は、9時間という長丁場のレース。前戦の鈴鹿ラウンドがスプリント要素いっぱいの闘いだったのに対し、今回はまさに耐久そのもの。どこまで我慢できるか。どこで勝負するか。さらにはツキも呼び込まないと勝てないのが、今回の富士ラウンドといっても過言ではない。
九州近くに台風が接近。日曜日は雨の予報が出ているが、予選日はまさに「残暑厳しい」という暑さに中で始まった。決勝レースが9時間ということを考えれば、多少、スタートポジションが後方でも問題ないと思われがちだ。しかし、チームに勢いを付けるためには、ひとつでも前の方がいいし、ポールポジションを獲得すれば、シリーズポイントに1ポイントが加算される。たかが1ポイント、されど1ポイント。昨シーズンの最終戦の鈴鹿ラウンドで、1ポイントの重さをドライバーはもちろん、メカニックが感じて挑んだ。とにかく、勢いをつけて、ツキも呼び込まないことには上位入賞は難しい。
Aドライバーによる予選1回目。いきなり、ピット内が重苦しい雰囲気になってしまった。Aドライバーの村田は、速いマシンの後方に付けてスリップストリームでタイムを縮める作戦を描いていた。ターゲットにしていたマシンに合わせてコースに入ろうとするが、ST-5クラスのマシンがその後方に入ってしまう。これをかわすためにピットレーン出口の白線をまたぐことに……。結論から言うと、ホワイトラインのカットという判定が下され、最終(A+Bドライバーの合算タイム)の予選結果から4グリッドダウンのペナルティを受けてしまうことになる。タイムそのものも、村田自身が焦っていたのか、思うようにタイムが伸ばせず、クラストップのハチロクから1秒5弱遅れの10番手に沈んでしまう。
Bドライバーの小河は、最初のアタックで1分57秒台をマーク。クラストップのハチロクに迫るタイムをマーク。続けてアタック。第1、第2セクターでタイムを更新、十分にこのセクションのトップタイムを叩き出せるかに見えたのだが……。「いい感じだったのに、第3セクターではアクセルを入れたときに思ったほどトラクションがかからなくて。悔しい。十分にトップタイムが出せたのに……。でも確かな手応えがあったから明日はいきますよ」と小河選手。悔しさをにじませていた。結局、小河はクラス3番手にとどまった。A/Bドライバーの合算タイムによる最終的な順位は7番手。ここから4グリッド降格で決勝のスタートは、11番手からとなった。
■[決勝] 13号車 優勝
PM 8:58スタート 9時間レース(PM 6:00チェッカー)ドライコンディション
決勝レースが行われる日曜日は、午後から雨が降るとの予報。ウェットレースになることも想定して、作戦が立てられた。早朝に降った雨でコース上はウェット。
通常だと決勝レース当日の朝にフリー走行が組まれているが、この日は決勝レースのスタートが9時なので、グリッドに付く前に数分間の走行が設けられているだけで挑むことになる。 スタートドライバーは元嶋。とにかく、無理をせず、しかしながらクラスのトップ集団にまであがるのが当面の目標。レースファンなら知っていると思うが、セーフティーカーが入ると、クラス2位でも事実上のラップ遅れに……。もちろん、その逆もあってラップ遅れだったのが同一周回に戻れることもある。全ての進行が最もラップタイムの速いクラス中心で流れていくため、ST-4クラスはチームの頑張りだけではどうにもならないことが起こる。ツキを呼び込まないと勝てないというのはそのためなのだ。
8時58分過ぎ、ローリングからスタートが切られた。大きな混乱もなく切られたスタート。3ラップ目には7番手、7ラップ目には5番手、9ラップ目には4番手にまで上がり、当面の目標だったトップグループの後方に付けることに成功。1分58〜59秒台でラップする元嶋は、予選上位からスタートしたハチロク勢と当チーム同様、後方から追い上げてきたハチロクによってトップ集団を形成。3〜5番手で走る元嶋は36ラップ目には2番手にポジションを上げてラップを重ねていく。48ラップ過ぎ、1回目のピットストップ。タイヤはそのまま、給油のみで小河にスイッチする。
小河は5番手から追い上げる。1回目のピットストップを2時間近くまで伸ばすチームもあったりしたが、事実上の2位で小河はラップを重ねる。元嶋が序盤に上位に上がるためにプッシュしていたことから、タイヤが厳しく、追い上げられるシーンもあったが80ラップのところで村田にスイッチ。ここで雨が落ち出してきたが、上空には晴れ間も見えているため、ドライタイヤでの交換でコースに送り出す。6番手でのコースイン。村田は2分00秒台でのラップ95ラップ過ぎには4番手に上がり、ピットストップのタイミングを遅らせていたマシンが2回目のピットストップに入ると3番手に戻す。
3回目のピットストップは110ラップ過ぎ。再び、元嶋がステアリングを握る。最大のライバルでもある86号車のハチロク、さらにはS2000によるトップ争いが繰り広げられる。テールトゥノーズといった熱いバトルではなく、静かなバトルだ。タイヤやブレーキの温存、燃費等を考えながら、なおかつライバルとの差を考えた走り。嵐の前の静けさ……。これが熱いバトルの始まりでもあった。
チェッカーまで3時間強となった165ラップ過ぎ、2番手を走る元嶋から小河にスイッチ。タイヤも新品に交換し、いつでもプッシュできる体制で小河をコースに送り出す。トップで逃げるのは86号車。180ラップ過ぎには、その差が10秒を切るところにまできていた。追いかける小河に対し、86号車もそのラップタイムに合わせるかのようにして逃げる。速いST-Xにラインを譲ったり、ヴィッツやフィットにラインを塞がれるとラップタイムは、いきなり2秒も落ちてしまう。最悪なのはイエローフラッグが振られている区間でヴィッツやフィットの後方にいたときだ。パスできないから、場所によっては3秒以上のロスにもなってしまう。 縮まったり広がったりで、その差を4秒台にまでなった217ラップのところで小河がピットに滑り込んでくる。
タイヤ交換をせず、最小限の作業で送り出すか。でも、後からピットストップする86号車がタイヤ交換するとトップのポジションを守りきれないかもしれない。4本のタイヤ交換をすると、最低でも20秒はロスする。かりに86号車がタイヤ交換しないと40秒以上の差になってしまう。ただ、チェッカーまでの時間を考えると、ギリギリ逆転できる……。この作戦にかけることにした。守るよりも攻めることを選んだ。
221ラップ過ぎ、86号車も最後のピットストップ。タイヤ交換はなし。その差は予想していた通り40秒強。
240ラップ過ぎ、その差は26秒。確実に詰まっているのだが、おもっていたほどは詰まらない。しかし、250ラップ。チェッカーまで30分のところで、タイヤが厳しくなってきた86号車のペースが上がらなくなってきているのに対し、元嶋は1分58秒台での追撃が始まる。残り10分を切ったところで完全に背後に迫る。
261ラップ目、ついに捕らえてトップに躍り出る。こういった場合、すぐには離れていくのだが、ライバルの86号車も必死になって食らいついてくる。ヴィッツやフィットがラインを塞げば、すぐにポジションは変わることだってある。結局、元嶋は逃げ切り、タイトル奪取に大きく近づく今季3勝目を上げることに成功した。
熱い走りを見せた元嶋をお立ち台でたたえるべく、多くのファンが駆けつけてくれたが、顔を見せることができなかった。実は走行中に体を冷やすクールスーツのホースが外れてしまい脱水症状になってしまい、そのまま医務室で点滴を受けることになってしまった。その後は落ち着き、本人から「心配させてすいませんでした。最高の走りができてよかったです。応援してくれたファンの方に感謝します」ということも報告させてもらいます。 これでシリーズポイントは13ポイント差。昨シーズンの悔しさを吹き飛ばすためにも、タイトル奪取に向けて残り2戦を全力で挑みますので応援宜しくお願い致します。
[
プライバシーポリシー
] [
環境への取り組み
] [
通信販売法に基づく表記
]