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■[予選] 3号車 3位
Aドライバー/YUKE TANIGUCHI…… 3位 AM 11:00〜 ドライ
Bドライバー/峰尾恭輔…………… 5位 AM 11:25〜 ドライ
Cドライバー/山内英輝…………… 走行セクションなし
開幕戦のもてぎは、初のGT-Rマシンの性能をひとつひとつ探る手探りのレースとなったが3位に滑り込んだ。第2戦のSUGOでは、開幕戦では見せられなかった速さを求めて挑み、2位入賞。 となれば……。狙うは優勝だ。ライバルはGT-Rだけではない。BMWのバランスの良さ。フェラーリの速さも脅威だし、ウェット路面ではポルシェも侮れない。
第3戦の舞台は鈴鹿サーキット。当チームのGT-Rが走るST-Xクラスは、土曜日にこれまでと変わらない予選を行い、日曜日に4時間の決勝レースに挑むだけだが、ST-2〜5クラスは通常の予選を通れる台数が厳しく制限され、タイムアタックによる予選を通過できなかったマシンは、夕方に行われる100分のレースで上位に入らなければならなかった。そのためだろうか、いつになく土曜日から多くのピットが緊張に包まれていた。
タイムアタックによる予選は、これまで通り、Aドライバー登録のドライバーから始まった。当チームのAドライバーは、ジェントルマンドライバーのYUKE TANIGUCHI 。前戦のSUGOでは、クラストップタイムをマークするなど、確実に伸びているだけに今回も期待がかかった。しかし、思わぬ落とし穴が待ち受けていた。先に話したようにこの鈴鹿ラウンドではST-2&3クラスのマシンは予選落ちが待ち受けている。予選落ちがない予選……!? 少しおかしな表現だが、予選落ちでは、余裕のある走りができる。速いマシンが迫ってくればラインも譲ってくれる。しかし、予選落ちがかかっていると、そうはいかない。YUKE TANIGUCHIはコースにでるタイミングが悪かった。ラインを譲ってくれないST-2&3クラスのマシンを抜きながら、クリアラップを作らなければならなかった。気がつけば、最もタイヤのグリップ力が美味しいタイミングも逃すことになってしまった。結局、今週末のベストとなる2分4秒台前半までタイムを詰めるが、トップのGT—Rから約1秒落ちの3番手にとどまってしまった。
このタイム差を詰めるべく挑んだBドライバー登録の峰尾恭輔だったが、強いアンダーステアに悩まされ、トップから1秒5落ちの5番手に沈んだ。ただ、グリッドを決定するA&Bドライバーの合算タイムでは、クラス3番手につけ、決勝での巻き返しに期待がかかった。
■[決勝] 3号車 優勝 (シリーズ2位)
PM 3:20 スタート 4時間レース(PM 7:22チェッカー) ウェットコンディション
天気予報は午後4時頃から雨が降るとなっていた。しかし、決勝当日のフリー走行のときから雨が降り始めていた。レインタイヤのチェックなどこの30分間にやることは多い。ただ、大きな収穫もあった。Bドライバーの峰尾が「昨日の予選のときと比べると、今日は格段にブレーキが扱いやすい。今日ぐらいよかったら、あと1秒くらいはつめられたよ」と話す。パッドの材質などは同じだが、摩耗状態などによりABSの作動領域が変わってしまっていたらしいのだ。こういったデータの積み重ねが長丁場のレースでは重要になってくる。
今回の鈴鹿ラウンドは午後3時20分スタートの4時間レース。ドライバー後退をするピットストップが2回以上。ジェントルマンドライバー(YUKE TANIGUCHI)は48分以上。プラチナドライバー(峰尾恭輔)は96分以内の走行時間が決められている。スタート時点からチェッカーまでウェットもしくはドライならいいが、レース途中で交換しないといけなくなると、3人のドライバーの乗る順番で勝敗の行方は大きく変わってしまう。今回、当チームは山内→YUKE TANIGUCHI→峰尾の順番で行くことをフリー走行後に確認。もちろん、路面状況やS/C(セーフティーカー)が入れば、臨機応変に対応しなければ行けない。とにかく、4時間というレース時間だと、我慢すべきところを我慢しないと2回のピットストップで走りきることができない。ちなみにピットストップすると40秒+作業時間+コースイン直後のロスになってしまうから、最低でも1分近くのマージンがないと逆転されてしまう。
これらのことをドライバー&メカニックが頭に入れて決勝レースに挑む。 スタート5分ほど前から雨が落ち出す。路面が濡れるほどではないが降り出すのは時間の問題。数台がグリッド上でレインタイヤに交換するが当チームはドライタイヤのままで行く。
これらのことをドライバー&メカニックが頭に入れて決勝レースに挑む。 スタート5分ほど前から雨が落ち出す。路面が濡れるほどではないが降り出すのは時間の問題。数台がグリッド上でレインタイヤに交換するが当チームはドライタイヤのままで行く。 3時20分スタートが切られる。スタートドライバーの山内は、絶妙のスタートを切り1コーナーで2番手に浮上。トップのGT—Rは開幕2連勝中の24号車。予想した通り、速いペースで逃げる。なんとかついていく山内。後方は5号車のGT-Rだが思うようにペースが上がらないようでジワジワと離れていく。最も恐れていたS/Cが5ラップ目にして入る。雨はポツリポツリしているが路面は乾いている。交換するタイミングではない。このまま流すことにする。7ラップ目にはS/Cが抜けレース再開。トップのGT-Rと当チームのGT-Rの間にST-4クラスのマシンが1台いるためシグナルが青になると同時に加速できない。コントロールラインまで抜けないからだ。これでトップとの差は4秒強まで広がってしまう。一方、後方はGT-Rと追い上げてきたフェラーリが激しいバトルを繰り広げ出す。このバトルにより当チームとは10秒近くにまで広がる。やや雨量が多くなり出した21ラップ過ぎ、4番手を走っていたGT—Rがピットストップ。レインに履き替えて飛び出していく。無線で山内に路面状況など確認する。どのタイミングでピットに入れるか。先にレインタイヤに履き替えたマシンのラップタイムなどから2分16秒前後にまで山内のタイムが落ちたらピットさせることにした。30ラップ過ぎ、チェッカーまで3時間を切ったところでピットストップ。予定とおり、YUKE TANIGUCHIにスイッチして、3番手でコースに送り出す。トップはフェラーリ。驚異的な速さで逃げるこれを当チームを含む3台のGT—Rが追う。51ラップ過ぎ、YUKE TANIGUCHIから峰尾にスイッチ。これで4番手に落ちるが60ラップ過ぎに3番手、さらにピットのタイミングを遅らせていた5号車のGT—R、さらにはフェラーリもピットストップ。これで峰尾はトップに躍り出る。2番手とは65秒強のリードを保っているが、燃費計算するともう1回ピットに入らないとチェッカーまで走りきれない。 そのためには最低でも70秒のリードがないといけないことになる。峰尾はプッシュする。
峰尾が走れる時間には、この時点では達していなかったが最後までは走れない。70ラップ過ぎ、給油のためにピットストップ。山内に乗り換える。2番手につけている5号車の前でコースに戻ることに成功したが、リードはわずか5秒強。コースコンディションやマシンの状態を確認しているうちに真後ろに迫ってくる。なんとか押さえ込みたいところだが「これ以上やると飛び出してしまう。まだまだ、自分の腕が足りないことを痛感させられた」と、レース後に山内は話している。94ラップ目のスプーンでトップの座を明け渡してしまう。手に汗握るバトルに決着が付くと、ジワジワと引き離される。後方との差は十分にあるため、2位でのチェッカーは濃厚だが、やはり、見えていた今季、初優勝が遠のくと、ピット内の雰囲気も暗い。
ところが98ラップ目、ピット内から大歓声がわく。チェッカーまで残り5分強だ。トップを逃げていた5号車がガス欠でコース上でストップ。そのマシンを横目に山内がトップに躍り出る。念願の初優勝を掴む。山内は「トップを守りきれなかった悔しさ。でも無理をしても……。自分を抑えられたことは成長したことだと思うけど、とにかく悔しかった。その後、相手が止まったときは『やった!』って思った。行くときは行く。でも、引くときは引く。スーパー耐久のようなレースでは、この決断が重要。ランキングは変わらず2番手だが、11ポイント差に縮まる。次戦は約2ヶ月のインターバルを置いて、シリーズ最長の富士9時間レース。今回、得たデータを見直し、連勝を目標に富士に乗り込みたい。
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