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■[予選] 13号車 6位
Aドライバー/村田信博…… 6位 AM 10:10〜 ドライ
Bドライバー/小河 諒…… 6位 AM 11:05〜 ドライ 赤旗中断あり
Cドライバー/元嶋佑弥…… 走行セクションなし
開幕3連勝をかけて乗り込んだ鈴鹿ラウンドだったが、もうひとつかみ合わず、3連勝は果たせなかった。
今回の鈴鹿ラウンドは、これまでにない過酷なラウンドとなった。通常のレースではタイムアタック方式の予選を行い、台数が多い場合はここでカット、さらに上位のタイムから順に決勝グリッドが決まるという方式だった。しかし、今回は通常のタイムアタックで4時間の決勝レースにいけるのは3台のみ(クラスによって違うが、当チームが走らすハチオクがエントリーしているST-4クラスは3台)で、残りは、土曜日の夕方の4時過ぎから行われる100分レースに挑まなければ行けない。今回、ST-4クラスにエントリーしているのは23台。通常のタイムアタックによる予選で3台が抜け、残り20台は[セカンドチャンス100]と命名されたレース方式の予選で上位13台(7台が予選落ち)に入らないと行けないと決勝に進めない。
かなり過酷だ。いくら[セカンドチャンス100]で生き残って決勝に進んでも、最初の予選で決勝に行ったマシンとは、エンジンやミッションなどへの負担は大きく違うし、ドライバーもさることながらマシンをメンテするメカニックも夜を徹してというチームが見られるほどだった。
当チームはSUGOラウンドからファイナルなどを変更して鈴鹿に乗り込み、各部のセッティングを金曜日の公開練習で行った。これまでの方がよかったり、新たに変更した方がよかったり……。いずれにしても3人のドライバーで話しながら煮詰めていった。ただ、新しいパーツの確認などに時間を費やしてしまったため、細かなセットアップができないまま予選に挑まなければならなかった。
タイムアタックによる予選は、これまで通り、まず村田がアタックする。前日のベストとなる2分22秒台にまでタイムを詰めるが6番手に沈んでしまう。トップタイムを叩き出したS2000からは1秒以上の差があり、これを逆転するのは厳しいが3番手につけているハチロクとは0.7秒弱差。十分に3番手に滑り込めるチャンスは残っている。Bドライバーの小河が挑むが、小河もまた22秒台にとどまり6番手。総合でも6番手のため[セカンドチャンス100]で、上位13台に入らなければならなくなった。
■[セカンドチャンス100]13号車 4位
PM 4:14スタート 1時間40分レース(PM 5:56チェッカー)ドライコンディション
[セカンドチャンス100]も、これまでの決勝レース同様、ドライバー交代を行うピットストップ 2回が義務づけられている。スタートタイヤは新品を使っても良いが、村田が予選で使ったセットを装着して挑んだ。
16時10分過ぎローリングが始まる。当チームのスタートドライバーは元嶋。トップ3台が抜けているため、当チームのハチロクはクラス3番手のポジションからのスタート。もちろん、その前にはST-2&ST-3クラスのマシンがいるが、本来の決勝レースのようにグループ分けされているので、前を大きく阻まれることなくスタートできる。
元嶋は抜群のスタートを切り、1コーナーで2番手に浮上。トップで逃げるハチロクの背後に付けてパスするチャンスを伺う。5ラップ過ぎには3番手以下が遅れ出し、完全にトップ2台のバトルになったが、8ラップ目、コースにオイルがでて9〜15ラップ目までオイル処理のためにセーフティカーがコースに入る。このタイミングで1回目のピットストップ。小河にスイッチするが、セーフティカーが抜けないと判断した当チームは、義務づけされている2回のピットストップをこのセーフティカーの間に行う作戦を取った。小河は4ラップを走ってピットに戻ってくる。村田にスイッチ。これでポジションは14番手まで落とすことになるが、実際のポジションは5番手あたりだった。
21ラップ目には11番手(実際は3番手)に上がるが、ここから村田は苦しむことになる。 ストレートで圧倒的な速さを見せるインテグラに阻まれて前に出られない。トップに引き離されるばかりか、セーフティカー中でのピットストップで稼ぎ出していたリードも、結果的に使い果たしてしまうことになってしまった。後方から迫ってくるマシン。結局、この後、インテグラは抜くことになるが、このときにフロント側のタイヤを使いすぎてしまい、後方から来たマシンと戦えるだけの戦闘力がなく4番手に沈んでしまった。
これで決勝への進出は確定したが、まだまだ、厳しい状況が待ち受けていた。
■[決勝] 13号車 3位
PM 3:20スタート 4時間レース(PM 7:22チェッカー)ウェットコンディション
当日は夕方から雨の予報。天候によってはタイヤ交換、さらにはセーフティカーが入る可能性も高く、十分に逆転のチャンスが予想された。しかし……。今回は勝利の女神は微笑んでくれなかった。
ローリングはこれまでと変わらず、A/Bグループに分けられて行なわれることは予想した通りだったのだが、肝心なところを見落としていた。Bグループのトップ3台は、タイムアタックによる予選で通過したST-4クラスの3台、4番手には[セカンドチャンス100]でトップに入ったマシンが並び、当チームは7番手(4列目)からのスタートと思っていた。ところが実際は違った。ST-4クラスの3台に続くのは、同じくタイムアタックの予選で勝ち上がってきた3台のST-5クラスだったからだ。つまり、当チームは[セカンドチャンス100]で前にいる3台だけでなく、さらに前にいるST-5クラスのマシンも抜いていかないといけない。
これは当チームだけでなく[セカンドチャンス100]で勝ち上がってきたST-4クラスにとっては大きなハンディだった。ローリングからのスタートは、ポールシッターが支配できるのは言うまでもない。シグナルが赤から青に変わってもコントロールライン(スタートライン)までは抜いてはいけない。速度を20㎞/hまで落とされたら、2番手以下はそれに合わさないといけない。もちろん、フル加速してもいい。
今回の場合、ポールポジションからスタートのハチロクは、フル加速でスタートした。当然、2&3番手のマシンもそれに合わせてフル加速して追いかける。Bグループの4番手に付けていた フィットもフル加速したように見えた。しかし、ラップタイムで20秒近くも違うとなれば……。 ST-4クラスの4番手のマシンでさえ、1コーナーまでにST-5クラスのマシンが抜けない状態だった。スタートドライバーを務めた小河は、いきなり、オープニングラップでトップからは10秒近く引き離される展開となってしまった。
それでも小河は3ラップ目には8番手にまで上がり、自らチャンスを掴もうと必死の走りを見せた。トップが5ラップ目に入ったところで、レースの明暗を分ける事態が起こった。 いきなりのセーフティカー。ハチロクの場合、ペースは遅くなるが4時間を1回のピットストップで走れるだけの性能はある。もちろん、レギュレーションでドライバー交代を行うピットストップを2回以上と決められているため、1回とはいかないが、早めに消化しておけば、この先の展開が楽になるし、セーフティカー中なら最小限のロスタイムで済む。
ただ、追いかけるだけでは厳しい状況にあった当チームは、このタイミングで1回目のピットストップを行う。実は翌ラップにピットに入れたかったのだが無線の不調もあり、すぐに入ってきてしまった。元嶋の準備ができていなくて、数秒だがロスしてしまう結果になってしまう。 それ以上に窮地に追い込まれたのは、クラス2番手以下が事実上のラップ遅れになってしまった点だ。セーフティカーが入るところはトップの前。簡単に言うと、スーパー耐久の場合、ST-Xのトップを走っているマシンの前ということになる。今回の場合、トップのマシンがST-4クラスの2番手までをラップ遅れにしたところでセーフティカーが入ってしまったたからだ。見かけで言うと、セーフティカーの次にいるのはST-XのGT-R、次にいるのはST-4クラスのS2000、さらにST—XのGT—R転々と続く。クラストップを走るハチロクは、遥か後方。でも順位はトップ。いくらチェッカーまで3時間半以上あるとはいえ、このマージンは大きい。作戦に余裕ができる。ペースを落として走ることができるし、タイヤやブレーキへの負担も軽減できる。 逆に追いかける立場の当チームは、無理をしないといけない。
小河から変わった元嶋は、トップグループと変わらないラップタイムで最後尾まで落としていたポジションも9番手にまで上げていった。さら20ラップ過ぎから雨が本格的に落ち出し、各マシンともラップタイムが一気に落ち出す。ここで当チームもレインタイヤに変更。ドライバー交代するチームとしないチームがある中、当チームは給油とレインタイヤへの交換のみでコースに送り出す。これで3番手までポジションを戻すことに成功。
トップ2台を追う元嶋は2分39〜40秒台とかなり速いペースで追撃する。55ラップ目、50ラップを走った元嶋から小河にスイッチ。これで6番手にポジションを落とすが、ライバル勢も2回目のピットストップを終わらすと、小河は3番手にポジションを戻す。20秒先を走るS2000を追うが思うように詰めることはできず、結局、3番手でチェッカーを受けるにとどまった。
今回はタイムアタックによる予選で決勝に進めず、[セカンドチャンス100]からの進出。これによって、単純な7番手スタートではなく、ST-5クラスという遅いマシン3台を挟んでのスターとなったこと。さらには無線の不調、これによいドライバー交代がスムーズにできなかったこと。ほんのちょっとしたミスや誤算が3連勝の夢を断たれることになってしまった。ただ、これだけのミスがあっても3位に滑り込めた点も見逃せない。
次回はシリーズ中、最もレース時間の長い富士ラウンド。9月での開催とは言え、真夏の日差しが残っていることも十分に考えられ、ドライバーの体力も大きく影響するのは必至。これまで蓄えたデータを最大限に引き出して、チャンピオン獲得に大きく近づく3勝目を目指して……。次戦も応援宜しくお願い致します。
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