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■[予選] 3号車 クラス5位
Aドライバー/YUKE TANIGUCHI…… 5位 PM 1:15〜 ドライ 赤旗中断あり
Bドライバー/峰尾恭輔……………… 5位 PM 2:21〜 ドライ 赤旗中断あり
Cドライバー/元嶋佑弥……………… 2位 PM 3:22〜 ドライ
4月にもてぎで幕を開けた今シーズンのスーパー耐久も残すは2戦。ここまで3勝目をあげた当チームは、シリーズチャンピオンに向けてまっしぐらに突き進んでいる。
この岡山ラウンドでランキング2位につけているGT—Rに8ポイント以上の差をつければ、最終戦を待たずにしてチャンピオンが決定する。ということもあり、チームが一丸となって岡山に乗り込んだ。
例年、30℃を超える中での戦いとなることが多い岡山ラウンドだが、 今シーズンは外気温度が26℃、路面温度も41℃という、秋を感じる中で予選は始まった。 AドライバーのYUKE TANIGUCHI。トップタイムをたたき出すべくコースに入るが、波乱の連続となってしまう。コースオープンから4分後、YUKE TANIGUCHIがタイムアタックに入りかけたときに赤旗が提示されて中断。再開後に1分33秒台、さらに7ラップ目には32秒台にまでタイムを詰め、クラストップが狙えるところまできたときに2回目の赤旗。残り6分で再開するが、すでにアタック出来るほどの燃料が残っていなかったためアタックを断念することに……。結局、YUKE TANIGUCHIは5番手に沈む。「あとコンマ5秒ぐらいは詰められたので残念。この悔しさは明日の決勝で頑張るだけですよね」とYUKE TANIGUCHI。5番手と言っても、トップとの差は0.292秒差で、6番手のメルセデスまでが0.611秒内にひしめくという大混戦だった。
一方、峰尾が走るBドライバーの予選は、Aドライバーの予選で2回の赤旗が提示された為、予定より11分遅れの午後2時41分から始まった。峰尾はコースオープンから10分が経過したところでコースイン。じっくりとタイヤを暖め、クリアが取れた4ラップ目に1分31秒台をマーク。さらに6ラップ目には1分30秒900にまでタイムを詰めたが、峰尾も5番手に沈んだ。 Cドライバーの元嶋は、走り込んでいない中古タイヤをセットしての走行で、トップのGT-Rから遅れること0.053秒の2番手。まずまずの走りを見せた。
最終的にランキングで2番手につけているGT-Rがポールポジションを獲得、ボーナスの1ポイントを加算したので当チームとの差は、13ポイントとわずかだが詰め寄られてしまった。
■[決勝] 3号車 2位(シリーズ優勝確定)
PM 1:00 スタート 3時間レース(PM 4:01チェッカー)ウェット/ドライコンディション
予報通り、岡山地方は夜半過ぎから雨が降り出していた。 早朝のフリー走行からレインセットに変更して、精力的に各部のセッティングを煮詰めていった。このセクションでは、けっして満足のいくセットにまで持っていけなかったが3番手とまずまずの走りを見せることが出来た。
午後になると雨は止むと予報されている。スタートドライバーに峰尾を持っていけば、上位に上がるチャンスもアップするし、トラブルに巻き込まれる確立も低い。しかし、後半に逆転するのが難しくなる。できるなら路面が乾き出してからYUKE TANIGUCHIを乗せたい。スタートドライバーを申告する時間ギリギリまで悩んだが、前回のオートポリス同様、元嶋を起用することにしたすでに雨はやんでいるが、路面はハードウェット。他のサーキットに比べて岡山は、あちこちに川や池が出来ている。これを避けつつバトルを繰り広げないといけない。スタートドライバーの元嶋には試練だが、これを乗り越えなければ上への道はない。オートポリスの時以上に緊張しながらマシンに乗り込む。
最近のスーパー耐久ではローリングからセーフティカースタートに切り替わることが多いが、今回は1ラップのローリングからすぐにスタートが切られた。まずまずのスタートが切れた元嶋は、5番手をキープして難関の1〜2コーナーを抜けて行く。4ラップ目には3番手からスタートしたBMWがトップに躍り出てグイグイと逃げていく。10ラップ過ぎには2番手との差は10秒にまで広げていた。その中、当チームの元嶋は、ライバルのGT—R軍団を確実に捕らえ、7ラップ目に3番手、10ラップ目に2番手にまでポジションをあげた。
ここから追撃開始……と行きたいところだったが、14年型のBMWを走らすのは片岡選手。ベテランの領域に足を踏み入れている片岡選手とあって、そう簡単には追撃を許さない。必死になって元嶋は追い、一時は20秒近くにまで広がっていた差だが10秒を切るところにまで近づく。33ラップ過ぎ、1回目のピットストップが始まる。路面は徐々に乾き出しているが、まだまだウェット路面と言っていい状態。1台のGT-Rを除けば、他のライバル勢はスタート時に装着していたレインのままコースに戻っていく。38ラップ目、トップで走るBMWが他クラスのクラッシュを避ける為にペースダウン。これで元嶋はトップに躍り出る
当チームは43ラップ目にピットストップ。この岡山でチャンピオンを決めたいのは言うまでもないが、まだ、勝負に出るタイミングではないと判断して、レインのままYUKE TANIGUCHIに乗り替えたBMWは2番手に約40秒のリードを保ってコースに戻る。
レインタイヤを装着したままのライバル勢とは大きく変わらないタイムで走るYUKE TANIGUCHIだが、1台だけ10秒以上も速いラップタイムで追いあげるGT-Rがいた。ドライ用タイヤに履き替えていたGT-Rだ。ステアリングを握るYUKE TANIGUCHIに無線で「ドライ用タイヤで行けるか」確認後にピットストップの指示を出す。このタイミングでチャンピオン争いしているGT—Rがコースアウト。セーフティカーが入るかもしれない。もし、ここでそのGT—Rがリタイアすることになれば、当チームは順位に関係なく完走さえすればチャンピオンが決まる。 今回のレースに限って言えば、当チームは攻守の「守」の部分でいくのがチャンピオンへの近道なのだ。そのGT—Rがコースに戻ったので、YUKE TANIGUCHIもピットに戻り、ドライ用タイヤに履き替える。これで2番手に落ちるがYUKE TANIGUCHIもタイヤが暖まると、ライバルとほとんど変わらない1分37秒台のラップが続く。
トップからは1ラップ以上の差をつけられるが、3番手には20秒以上に広げて、安定した走りを見せる。過去のレースで紹介しているように、ST—Xクラスでは、Aドライバー(ジェントルマン登録)は45分以上、B/Cドライバー(プラチナ登録)は、決勝レースの距離や時間の40%以内。今回のレースだと72分までしか走ってはいけないというルールがある。
勝つだけなら峰尾を72分、YUKE TANIGUCHIを45分、残りの63分を元嶋というのがベストなのかもしれない。でも、ジェントルマンのYUKE TANIGUCHIにはレースの面白さや楽しさ、ときにはつらさをいっぱい楽しんでもらいたい。元嶋にはレース界で生きていく厳しさを体で覚えてもらいたい。プラチナ登録になり、確実にベテランの領域に足を踏み入れた峰尾には、自分だけでなく、後輩やチーム全体の育成などが出来るドライバーになってもらいたい。
こんなことから峰尾へのスイッチは、72ラップのところまで遅らされた。すでに最大のライバルのGT-Rは8位にまで後退している為、このままでの順位なら当チームは5番手でのチェッカーでもチャンピオンが確定することになる。ただ、いくら「守」のレースとはいっても、チャンスがあれば狙っていく。タイヤ交換はせずに峰尾はコースに戻り、トップを狙う。
ところがこの直後に……。チャンピオンへの道はそんなに甘くなかった。峰尾に乗り換わり、チェッカーまで40分を切ったところで他クラスのクラッシュによりセーフティカーが残り26分のところまでコースに入る。これで3番手を走っていたGT—Rが真後ろに付くという状況となった。さすがの峰尾も無線で「なんだよ」と興奮している。レース再開後、1秒を切るバトルが数ラップは続いたが、峰尾は逃げ切る。トップとは同一ラップとなるが、追いつくことは出来ず2位でチェッカー。最大のライバルだったGT-Rも追い上げてきて7位でチェッカーを受けるが、シリーズポイントは24ポイント差となった。これで最終戦で獲得できる最大の21ポイントを上回った為、チャンピオンが決定。当チームはランエボⅩでST-2クラスに挑んだ2010シーズン以来のチャンピオン獲得に成功した。
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